比較的新しい北大路欣也が越前守を演じた『名奉行 大岡越前』の第三話、此れが講釈のパクリに成っていて実に興味深い!
◇大岡越前 第三話
村井長庵の証言で、島帰りの無宿人、多兵衛殺しの現場に落ちて居た傘が、浪人・藤崎道十郎の物と分かり、
藤崎は、病人で家に寝て居たと本人も家族も証言したが、牢中で亡くなってしまう。
◇村井長庵
◇浪人藤崎の母子
講談も、まんま藤崎ですが、道十郎ではなく、唐十郎ですが、殺されたのが、妹婿の重兵衛でははく、
昔の悪い仲間で、千両の押込み強盗を働いて、その金を村井長庵が隠しているという設定に成っております。
更に、一旦、受牢を申し渡された村井長庵が、牢屋に火を点けて恩赦で抜け出して、
埋めていた千両を掘り出しに行く所を、大岡越前が捕まえる展開になるのですが、
ここは、奇妙院からの『畦倉重四郎』の物語を、大いに参考にした展開で、いやはや、講釈を色濃く参考にされているのが興味深かったです。
さて、全くの余談ですが、この藤崎の倅役の子役。
この子役が、お笑いコンビ『銀ネコパンチ』の矢澤さんに、瓜二つで、矢澤さん本人に、之は矢澤さんですか?と、聞いたけど、違うと否定されました。
今、正に『白井権八』で、八重と小紫は似ている!って噺をしていて、子役と銀ネコが似てる!と感じたので、思わず報告しました。