楽日は、『花見の仇討』でした。上野鈴本と言う事もありマクラから花見の話題を振り捲ってからの『花見の仇討』。
さて、花見の落語は、幾つか在る中で、近年、『長屋の花見』よりメジャーな噺になった『花見の仇討』。まぁ、他にも花見の落語と言えば、『おせつ徳三郎』や『百年目』なんて噺も有りますが、
まぁ、バカバカしさと、賑やかな噺で、カツ、花見がど真ん中に来る噺なんで、今年は皆さん、花見が出来なかったから、最後に来ましたね、花見のネタ。
何となくあのまんま、初夏をテーマに押すのかと思いきや!春真っ盛りに戻ってね。新型コロナ鍋が無ければ、四月の下席の楽日に掛かるネタじゃないが、今年らしいネタ選びでした。
さて、本編の『花見の仇討』。私個人は、本所のオジサンのファンなんで、六部の六さんが耳の遠いオジサンに嵌る場面が、大好きなんだが、あのイメージじゃないし、
今晩は?!
の、一点張りはどうなんだろう?!もっと、かくしゃくとしていて耳だけ遠くて、相模から四国の聞き間違いも、「花見の趣向」が、そんな風に聞こえそうな態でやらないと。。。
他は、まずまず良かっただけに、個人的には、やや残念でした。それでも、鈴本だからの気合いは感じましたよね。
いきなり、下座が『太田その』だもん!!『恩田えり』じゃなく、『太田その』に、意気込みを感じますよ。
さて、冗談はさておき、一之輔師匠の生配信!YouTubeの十日間、なかなかたっぷりで、良かったと思います。
最初の『だんご屋』を聞いた時には、どうなることか?!と、思いましたが、一之輔師匠の『どかんかせんといかん!!』が、私には伝わりました。
さて、三三師匠の生配信は、見逃してしまいましたが、非常事態があと一月は続く気配ですから、ライブ配信と古いアーカイブで、繋ぐしかありませんなぁ。
そして、寄席やホール落語、講釈、浪曲が生でまた聴けるようになると、やっぱり、生に限る!!と、思うに違いありません。