前回の宇津ノ谷峠の続きになるので、あらすじを語るのに、御隠居と熊五郎を再度登場させました。
そして、本編は、もう殆ど木村松太郎から立川談志へと受け継がれた内容と同じ。おでんのくすぐりが入る以外は、全く同じ。
一応、私なりに検討はしましたが、面白くならない!!いじりようがない!!お二人は、偉大です。
そして、唯一、考えに考えたのは、落語だからオチを付けると言う命題。
最初は、由井正雪の「ゆい」→『由比』に掛けて広重の浮世絵にもなった「東海道の親不知」
この「親不知」落ちを、いろいろ考えては見たが、なかなかいい感じに、ストーリーと嵌らない。
次に、「ゆい」と言えば『新垣結衣』。ガッキー落ちも模索しては見たけれど。。。これも駄目でしたね。ミーハーなのは有ったけど、慶安太平記に馴染まない!!
そこで由井は諦めて、正雪。「正雪」→「小説」で、事実は小説より奇なりだ!とかでお茶を濁す気にはなれず。
かと言って訓読みの「まさゆき」だと、よほどの劇的なサゲにならないと。。。使えない。
悩んだ末に思い付いたのが、由井民部守正雪と言う呼び名。「民部守」→「みんぶのかみ」と読みますが、実在の由井正雪は、Wikipediaにも出ておりますが、
「由井民部之助橘正雪」(ゆいかきべのすけたちばなのしょうせつ/まさゆき)
「民部」とかいて、「かきべ」と読むのを知り、ちょっと苦しいけど、「ふくへ」じゃない「かきべ」だ!とサゲにしました。
そうそう、「知恵伊豆包囲網を破れ!」は、ガンダムの第二十二話「マ・クベ包囲網を破れ!!」のパロディです。
さて、この後は「箱根越え/箱根の惨劇」で、伝達が由井正雪の仲間に入るのは、更に後の、小田原での伝達vs正雪の「五戒問答」です。
どこまで書くか?現在構想中ですが、箱根だけだと、えらく短いのでねぇ。さてさて、思案中です。