今日のこの会は、ほぼ同じ時間に立川談笑師匠の独演会と重なってしまった影響で、入りがイマイチ、70%くらい約百人の入りでした。
それでも、根多出しの新作落語が『トンガリコーン』だったからか?小学生を連れたお母さんお婆ちゃんがチラホラ目に付きました。
私の隣も、お婆ちゃんと一緒の小学校低学年の女の子でした。さて、そんな粋歌さんの横浜での独演会!こんな内容でした。
1.元犬
この日は、のげシャーレのこの会の前に午前10時半スタートの落語会をこなしてから来たと言う粋歌さん。
その会のトークの中身は、内緒との事なので、振れません。
さて、『元犬』。粋歌さんの『元犬』は三、四回目で、本編に入り三七・二十一日の願掛けの辺りで先を忘れたらしく、珍しく噺が止まる。
まだ、本編に入り3分ぐらいの辺りだったから、
別のネタにチェンジしてしまおうとしたら、私の隣の席の女の子が、「この噺が、いい!!」声に出してリクエストした為、気を取直して、『元犬』を最後までやりました。
ただ、ところどころ、やっぱりおかしい部分も有ったりしました。何んからしくなく早い感じで、進行を急ぐ感じの粋歌さんでした。
「辞めないで!!」と、叫んだ女の子は、良く笑っておりました。
2.トンガリコーン
お菓子の食べ方や、料理や食品に関しても、各個人の食べ方への拘りがある。そんな拘りが原因で夫婦が大喧嘩となる場合もありうる。
トンガリコーンを、指サックみたいに付けてから食べる派と、そのまま指には挿す事な一つずつ食べる派がある。
これをファースト切り口に、色んなお菓子、食材へと話は移り行きます。粋歌さんの落語センスと、女の子目線が光る作品です。
3.夏の顔色
今が旬の噺だから、掛け倒していると言う粋歌さん。やや、シュールで、トンガリコーンほどは、ナンセンスではありません。これも、粋歌さんのセンスが光ります。
4.落語の仮面「テレビ仮面舞踏会」
粋歌さんでは初めて、白鳥師匠でも一回しか聞いていない、第四話が聞け満足でした。
白鳥師匠のは、根多卸しで聞いたので、詰め込み過ぎで、ごちゃごちゃしていた印象が、あれに比べると粋歌さんのは、凄くスマートでした。
よく練り上げられていて、何度も掛けて構成を直しては掛けていたのが、感じられる一席でした。次回は第五話が聞けると思います。
次回は、来年一月十九日の日曜日です。