吉本や芸人たちが、諸悪の根源かのようにマスコミは叩き、ワイドショーの格好の餌食になっておりますね、闇営業。


昭和が終わり平成になり始めた頃から、芸人にモラルとか社会人としての常識が求められるようになり、

2000年に入るとこの傾向が加速して行きます。そして、暴対法、暴力団排除条例と、ヤクザへの締め付けが厳しくなるのに合わせて、

芸人や、芸能事務所に対しても、ヤクザと関わると、特にテレビ/ラジオの媒体に出て、飯を食っている連中は、

コンプライアンスと言う、一般社会人と同等以上の「規律」と「常識」が問われるようになりました。

それなりの人気者=公人は、世間よりもクリーンでないとダメだと言う風潮です。もう、芸のためなら破天荒で面白ければ許された時代ではないのです。

横山やすしや立川談志が、あの世で、どう思っているのやら?聞いてみたい!!


これが良いか、悪いかは、別にして、今の社会は明らかに芸人が住みにくい社会です、例えるなら「水清くして、魚住まず」な方向になっているのは確かです。


芸の世界は、おそらく、本当に芸を極めたい芸人は、地下で、マスコミには乗らない媒体で、独自に芸を披露して行くようになるのだと思います。

実際に、寄席にしか出ない芸人には、コンプライアンスも無ければ、ヤクザとの関係を否定される事もない。たぶん。

当然、寄席だけでは食えないから、「脇の仕事」をして生計を立てるのですが、殆どがマネージメント事務所には所属せず、

個人経営なので、そもそも、闇も正規もなく、言えば全部闇になるのか???


西の咄家さんは、三枝の文枝師匠や鶴瓶師匠のように大手のマネージメント事務所に所属されていますが、

東は、志らくさんのように大手のマネージメント事務所に、仕事を斡旋して貰っているのは、珍しいと思います。


若い時から品行方正な芸人しか出ないとなると、テレビの演芸は更に更に廃れて行きますよね。お笑いと呼んでいるバラエティは、まだ残るかも?ですが。。。

そうなると、地下アイドルを求めて若者が集まるように、寄席にも、演芸好きの若者が集まるようになるのか?

今現在も、昔に比べたら若者が増えてはいますが、やっぱり、特定の演者目当てで来ていますからねぇ。


令和になって、芸人の活躍の場も、テレビやラジオのような媒体から、寄席の舞台へと変わって行くのでしょうか?