第一回もチケットは、買っていたのに、用事があり行けずチケットを流した会。第二回は、土曜日だったので、満を持しての参加でした。
第二回正太郎百貨店・よこはま店、こんな内容でした。

1.引越しの夢
正太郎さんの十八番と言うか、好きなネタ・よく掛ける噺です。年に6から7席聞く私が、既に3回目でずから。
もう、何度も本編は感想にしていますが、この噺は、助平丸出し夜這の番頭さんが、いやらし過ぎない程度のエロさにするのがポイント!
その点はちょうど良い塩梅の助平根性で、私は良いと思います。中に居ます、客がどん引きしてしまうぐらいのエロ番頭が。
また、昼過ぎの店仕舞で、寝たふりして、夜這を牽制し合う奉公人。更に、夜這一号の二番番頭と、二号の一番番頭が、吊り戸棚式の水ヤを担ぐ場面。
この二つをあまり長くやり過ぎないのも、正太郎さんらしくて、私は好きです。
一方マクラでは、NHKのラジオ「すっぴん」の体験レポートの仕事が、三月で卒業となった話題に触れました。
ラジオでも、知名度アップには、NHKは絶大な力を発揮すると言う正太郎さん。地方の仕事が着実に増えていると言う。
また、体験レポートでは、池袋のビューティーサロンで、メンズネールケアを体験した話と、同じく池袋でバーチャル飛行機ファーストクラス体験した話をリビューしました。
そうそう、菊之丞夫人の藤井彩子アナウンサーが、「すっぴん」ではアンカーを務めていたと言う話にも触れ、卒業に際しての飲み会で、
三次会に行こう!と、藤井アナから誘われたのに、途中で捨てて帰ってしまわれた話をされました。かなりショックだった様子です。
2.夢金
もう、季節的に出来ない噺だからと、マクラも早々に『夢金』へ。正太郎さんのは2回目でした。前回は、鈴本の早朝寄席でした。
その時のコメントで言った「船頭の料簡」には、少し近づきつつありますが、船頭の熊公が、欲に負けて船に乗り、大川へと漕いで出る。
この漕いで出た辺りまでで、如何に寒い光景なのか?!が、まだそんな強く、ひしひしとは伝わらない。比べちゃいかんのだろうけど、
志ん朝師匠の『夢金』は、竿から櫓に代わる辺りで、寒さが客席に伝わり、小雪が舞う情景を感じたと思います。しんしんと寒い感じ。
『鰍沢』の寒いとは違う、江戸の寒いだから、更に高度な寒いだと思います。もう、春が来ている中だからね、しかも暖冬!!
あとは、熊五郎ができても、この噺はダメで、脇の二人。船宿の主人と、娘を騙した侍を存在感を出して演じるのは、それなりに技を要しますよね。
船宿の主人は、老人ですからね。正太郎さんの年齢では、あのいかりや長介的な二面性を表現するのは難しいですよね。
一方の侍、こちらは更に癖が強い存在ですが、剣を抜くわけでなく、その存在感だけで、内面の悪を演じる必要があります。
最後に「サゲ」。夢だったの?!と、間ができるくらいのハッピーエンドを匂わせての、絶好調に盛り上がってから出る「百両ぉ~、欲しい!」だと思います。
3.紺屋高尾
誰に習った『紺屋高尾』だったんだろう?幇間医師の竹内蘭石が、最初からの大活躍します。高尾に会わせてやる!と約束するのは、親方の六兵衛ではなく、この医師竹内蘭石なんです。
さて、本編の『紺屋高尾』。久蔵の純な感じは、メチャくちゃ上手い正太郎さん。ただ、親方と幇間医者の役割配分とかが、人情に繋がらない。
あとは、らしさ!談志師匠の「久さん、元気?」に負けないフレーズを、産んで欲しいと思います。
次回、正太郎百貨店・よこはま店は、10月30日水曜日です。
第二回正太郎百貨店・よこはま店、こんな内容でした。
1.引越しの夢
正太郎さんの十八番と言うか、好きなネタ・よく掛ける噺です。年に6から7席聞く私が、既に3回目でずから。
もう、何度も本編は感想にしていますが、この噺は、助平丸出し夜這の番頭さんが、いやらし過ぎない程度のエロさにするのがポイント!
その点はちょうど良い塩梅の助平根性で、私は良いと思います。中に居ます、客がどん引きしてしまうぐらいのエロ番頭が。
また、昼過ぎの店仕舞で、寝たふりして、夜這を牽制し合う奉公人。更に、夜這一号の二番番頭と、二号の一番番頭が、吊り戸棚式の水ヤを担ぐ場面。
この二つをあまり長くやり過ぎないのも、正太郎さんらしくて、私は好きです。
一方マクラでは、NHKのラジオ「すっぴん」の体験レポートの仕事が、三月で卒業となった話題に触れました。
ラジオでも、知名度アップには、NHKは絶大な力を発揮すると言う正太郎さん。地方の仕事が着実に増えていると言う。
また、体験レポートでは、池袋のビューティーサロンで、メンズネールケアを体験した話と、同じく池袋でバーチャル飛行機ファーストクラス体験した話をリビューしました。
そうそう、菊之丞夫人の藤井彩子アナウンサーが、「すっぴん」ではアンカーを務めていたと言う話にも触れ、卒業に際しての飲み会で、
三次会に行こう!と、藤井アナから誘われたのに、途中で捨てて帰ってしまわれた話をされました。かなりショックだった様子です。
2.夢金
もう、季節的に出来ない噺だからと、マクラも早々に『夢金』へ。正太郎さんのは2回目でした。前回は、鈴本の早朝寄席でした。
その時のコメントで言った「船頭の料簡」には、少し近づきつつありますが、船頭の熊公が、欲に負けて船に乗り、大川へと漕いで出る。
この漕いで出た辺りまでで、如何に寒い光景なのか?!が、まだそんな強く、ひしひしとは伝わらない。比べちゃいかんのだろうけど、
志ん朝師匠の『夢金』は、竿から櫓に代わる辺りで、寒さが客席に伝わり、小雪が舞う情景を感じたと思います。しんしんと寒い感じ。
『鰍沢』の寒いとは違う、江戸の寒いだから、更に高度な寒いだと思います。もう、春が来ている中だからね、しかも暖冬!!
あとは、熊五郎ができても、この噺はダメで、脇の二人。船宿の主人と、娘を騙した侍を存在感を出して演じるのは、それなりに技を要しますよね。
船宿の主人は、老人ですからね。正太郎さんの年齢では、あのいかりや長介的な二面性を表現するのは難しいですよね。
一方の侍、こちらは更に癖が強い存在ですが、剣を抜くわけでなく、その存在感だけで、内面の悪を演じる必要があります。
最後に「サゲ」。夢だったの?!と、間ができるくらいのハッピーエンドを匂わせての、絶好調に盛り上がってから出る「百両ぉ~、欲しい!」だと思います。
3.紺屋高尾
誰に習った『紺屋高尾』だったんだろう?幇間医師の竹内蘭石が、最初からの大活躍します。高尾に会わせてやる!と約束するのは、親方の六兵衛ではなく、この医師竹内蘭石なんです。
さて、本編の『紺屋高尾』。久蔵の純な感じは、メチャくちゃ上手い正太郎さん。ただ、親方と幇間医者の役割配分とかが、人情に繋がらない。
あとは、らしさ!談志師匠の「久さん、元気?」に負けないフレーズを、産んで欲しいと思います。