中山金杯。
スタートしてすぐにモエレビクトリーが外から進出して、楽にハナを奪う。
馬群は縦長となるが、中間に13.0、12.7の中弛みのラップを挟んで、ペースは明らかにスロー。
全馬が十分な余力を持ったまま直線の攻防へ。
最後は⑤着までが0.1秒差、⑩着までも0.5秒差にひしめき合うような大混戦となった。
 
⑤着までの上位馬は、全て中段より前目の位置。
また、③着ナリタクリスタル以外の上位組は馬場の内側をロス無く進出しており、道中の位置取りと上がりの末脚が結果の全てだったと見る。
要するに、今回の一戦は展開ハマりの要素が強かったと思うので、この結果を見て馬の能力云々とはちょっと言うことが出来ない。
 
しかし、少し気になったのが、④着モエレビクトリーの的場勇人騎手が最後最内のスペースを開けてしまい、キョウエイストームに差された場面。
あの場面は最内をガードしていれば、さらに際どい勝負に持ち込めたように見えたのだけど。
ま、的場騎手はまだ若手で経験も浅いし、技術面で未熟なのはしょうがないところは有るだろう。
しかし、馬券を買う側とすれば、的場騎手が先行した時に直線で内側を開けてしまう弱点が有る、ということを覚えておく必要が有りそうだ。
 
あと、⑥着だったダイワジャンヌ『最後前が狭くスムーズに捌けずに勿体なかった』との北村宏騎手のコメント。
それでいて勝ち馬と0.2秒差なら、重賞でもまぁまぁ目処が立った内容だろう。
そのうち何処かで穴を開けそうな雰囲気は有るので、覚えておきたい。

【中山金杯まとめ】
・中山コース巧者、ローカル重賞好走馬に注目。過去の中山金杯好走馬が再び好走するパターンも有り。
・休み明けは基本的には厳しいが、重賞勝ち馬が休み明け金杯狙いの調整をしてきた場合は注意。
・展開の影響が大きい。スローペースは内枠先行有利だが、ハイペースなら差し追い込みも可能。
 
 
 
京都金杯。
スタートして外からマイネルファルケが行く構えを見せるも、内から楽にシルポートが逃げ先頭。
馬群は縦長。
シルポートのすぐ後ろにガルボがマークする形。三番手にマイネルファルケ、四番手にライブコンサート。
直線手前、マイネルファルケが早々と脱落。
最終コーナー回って、一瞬ガルボがシルポートとの差を詰めるかに見えたが、二枚腰を使ってまたシルポートが伸びる。
シルポートがそのまま①着。ガルボ②着。道中四番手だったライブコンサートが③着。
 
レース映像の見た目は、いかにも前残りスローペースの競馬だったが、実際のラップの経過を見るとそれほど弛んだ場面は無かった。
この日の京都の芝コースは、わりと直線上がり3ハロンの時計が掛かっていたので、それが先行勢に有利に働いた可能性は有る。
しかし、さほど弛みが無かったラップタイムと、勝ちタイムの1.33.4も別に遅い時計では無いことを考えれば、上位3頭の能力は評価しておいて良いと思う。
 
①着シルポートは、前走オープン勝ちもフロック視されていたようで人気が無かった。
しかし、京都コースでは、去年のオープン都大路Sで1.44.8の好タイム勝ちの実績が有った。
京都のような平坦コースでは高いパフォーマンスを出せるタイプということなのだろう。
②着ガルボは、好位からの競馬で安定。G3辺りなら常にチャンスがありそう。
③着ライブコンサートは、自身の力はそれなりに発揮出来た感。
④着リーチザクラウンは、最終追い切りの動きからどうも本調子とは思えなかったので、④着でも悲観するような内容では無いと思う。
むしろ、差しを覚える練習レースだったと考えれば、わりと収穫が有った一戦だったのでは。

【京都金杯まとめ】
・京都コースに実績があるタイプに注目。前年度マイルCS出走馬がそのまま活躍するパターンも有り。
・休み明けから臨戦した馬はここ10年で馬券圏内ゼロ。馬の状態(調教)が結果にわりと直結する。
・好位で立ち回れるタイプか、末脚が切れるタイプが好走
 
 
 
肝心の馬券は、午前中に複勝転がしで少し浮いた後、昼寝したらそのまま本格的に寝てしまったので金杯は買わずじまい。
まぁ、買ってたとしても当てていたかどうかは微妙な感じだった。
今年の中山金杯のごちゃごちゃしたレース映像を後で見ると、むしろ買わなくて良かったような気もする。
1月5日の開催っていうのも、なんかいまいち気乗りしなくて微妙な感じがするんだけどね。
第55回有馬記念。
前走ジャパンCで②着と好走したブエナビスタを筆頭に、G1ホース⑦頭が出走メンバーに名を連ねた。
またペルーサやルーラーシップといったイキがいい三歳勢も顔を揃えて、近年の中ではなかなかの好メンバーが集まった印象。
 
 
開催中雨がほとんど無く、最終週でも芝はわりと速いタイムが出せるコンディション。
レースは先行するかと見られていたネヴァブション、エイシンフラッシュがスタート一息で、トーセンジョーダンが自然とハナを切る展開。
前半はかなりゆったりとした流れだったが、三角手前からヴィクトワールピサのデムーロ騎手が一気に押し上げて、先頭のトーセンジョーダンにプレッシャーを掛ける。
最後の直線、ヴィクトワールピサはそのまま勢いで進出し、押し切って①着でゴール。
一番人気ブエナビスタは後方から上がり最速33.8の末脚で差して来たが、若干脚を余した印象の②着。
 
 
レースの流れを見ると、前半1000mは1.02.0のスローだったが、後半1000mは58.1とわりと速いラップを連続する形。
全体としてはスローペースであっても、後半からは一気に馬の能力底力が問われる展開に変わっているので、上位⑤頭はそのまま馬の能力の高さを評価して良いと思う。
勝ったヴィクトワールピサは、デムーロ騎手の早目のロングスパートが見事に決まった印象。
スローペースの流れを自ら動いてレースの主導権を握り、最後ブエナビスタの勢いを僅かに退けた辺り、今回は馬の能力以上に騎手の好判断が光った。
 
②着ブエナビスタは、この秋二戦と同じように後方から脚を貯めて直線終いを伸ばす競馬。
無難な競馬だったが、今回は展開が向かなかった。
 
③着トゥザグローリーは、先行して上手く流れに乗れたのも大きかったが、この馬自身長く脚を使っておりこの結果は決してフロックでは無い。かなりきついローテーションで使った反動が出なければ、これから更なる活躍が期待出来そう。
 
④着ペルーサは、スタート成功したのが一番の収穫。
このまま好位での競馬が板に付くようになれば。
 
⑤着トーセンジョーダンは、逃げの手も悪くは無かったと思うけど、単純なスローの逃げで結局後ろの良い目標にされた感じ。
逃げるならどこかで後続を一気に引き離すとかもう一工夫必要だった気がするが、三浦騎手ではこれで良くやったというべきか。
 
⑦着エイシンフラッシュは、馬券の中心として期待していたのだが大した見せ場も作ることが出来なかった。
前走ジャパンCで引っ掛かり気味だったので、内田騎手は最初から先行する気は無かったようだが、スタート出遅れ2馬身不利はかなり痛い。
スタート互角でレースの流れに上手く乗れていれば、単純な数字の計算では③着以内も十分有ったが、結局秋に調整で順調さを欠いたのが最後まで響いたということなのだろうか。
 
あとは、外国人騎手のワンツースリーで決まったのが、今年の秋競馬からの流れを象徴したような結果だったなと。
有馬記念を勝ったヴィクトワールピサのデムーロ騎手は、ヴィクトワールピサの父親ネオユニヴァースの主戦ジョッキーでも有ったことを考えれば、近年外国人騎手の参戦がますますJRAの競馬に定着して来ていると感じる。
デムーロにせよ、スミヨンにせよ、短期免許で来日して来る外国人騎手の多くが、勝つタイミングを積極的に掴む術に長けているのは、これまで結果を見れば明らかなこと。
おそらくこれから先も、外国人騎手のG1上位独占というシーンは、たびたび見られることになるんだろう。
 
 
馬券はエイシンフラッシュ軸だったので外れ。
トゥザグローリーは、中日新聞杯で三角手前から早目にまくりながら最後の上がり3ハロンも最速という強烈な内容。
最初は有馬記念でも十分通用と思ったのだが、かなりのヘビーローテーションと見て切ってしまったのが残念だった。
 
しかし、馬券云々よりも、年末は体調を如何に維持するかというのが大きな問題。
ここ最近の数年は、年末の仕事の忙しさで体調を崩して、馬券もグダグダになってしまうというのがパターン化している。
今年もかなり疲れが溜まった状態だったので、あまり馬券勝負しなければ良かったなと今になって反省。
しかし、それまでにわりと浮いていたので、中途半端な気持ちで勝負して最後に痛い目にあってしまった。
 
 
【有馬記念まとめ】
・ロングスパートで長く良い脚を使えるタイプが強い。
・中山コース巧者、あるいはローカル重賞実績もプラス材料。
・見た目ほど長距離実績は必要無い。小回り巧者なら中距離馬で十分勝負になる。
・レースのペースを判断出来て主導権を握ることが出来る騎手が強い。
・レースで折り合いを欠いて近走負けているタイプは減点。
・ローテーションは取捨選択が難しいが、菊花賞とジャパンCを連戦してきた三歳馬は軽視して良い。

朝日杯フューチュリティS、サダムパテックが断然の一番人気に推されたのはちょっと意外だったが、他にも素質の有りそうなメンバーが揃ってなかなか興味深いレースとなった。
 
 
レースは前半34.7と大体平均ペースで、真ん中辺りに馬群が密集する形。
サダムパテックは案の定スタート後手を踏んだが、リフトザウイングスもスタート一息。
4コーナーを巡って不利有り。
アドマイヤサガスが内グランプリボスと外サダムパテックに挟まれるような格好になって、アドマイヤサガスが驚いて後方外に飛び出す。
そしてアドマイヤサガスが飛び出したことで、その近くに居たリフトザウイングスが大きく外側に弾かれてしまう。
直線は内側で脚を溜めていたリベルタスが抜け出しかけたところを、同じく内側に居たリアルインパクトがすっと交わす。そして、さらに馬群の真ん中を割ってきたグランプリボスがそれらを豪快に差し切り①着。
 
①着グランプリボスは、父サクラバクシンオーという短距離血統が嫌われて人気を下げていたが、デムーロ騎手は戦前から距離は大丈夫というコメントを出していた。
実際、札幌の新馬戦で芝1500mを1.29.5の好タイムで勝ち上がり、そこで後の札幌2歳S勝ち馬のオールアズワンあたりを破っているだけに、一般的なサクラバクシンオー産駒とはやや違うものを持っていたということなのだろう。
デムーロ騎手の騎乗は、⑪番とわりと外側の枠だったにもかかわらず道中すぐに内側に潜り込んで、ロスの少ない上手い騎乗だった。
最後直線手前で馬群を割る時は若干強引だった気もするが、ほとんど横からの圧力ということで降着までは該当しないという判断なのだろう。
今回の勝ちタイムはなかなか優秀。さすがにクラシック路線は厳しいだろうけど、マイル路線ならこれから先も期待出来そう。
 
②着リアルインパクトは直線抜け出す時の一瞬の脚が速かった。上手く内側が開いたのもラッキーだったが終始インにこだわる騎乗。
切れるイメージから、将来的にはスプリンターになりそうな印象。
 
③着リベルタスも終始インで脚を溜めて直線向いてから満を持して追い出したが、意外にジリジリとしか伸びなかった。
一瞬で交わされたリアルインパクトにゴール前もう一度並びかけようかというところを見せたが、あまりグイグイ来なかったところを見るといまいち勝負根性に欠けるタイプなのかも。
ある程度前付けしながら最後までばててないだけに、距離は長いほうが良さそう。
 
④着サダムパテックは、スタート出遅れて途中かなり掛かり気味、それでも直線一瞬抜け出す構えだったが最後は止まっていた。
特にコーナリングのところで引っ掛かり気味だったので、小回りコースの適性が無かったのではないだろうか。
 
⑤着リフトザウイングスは、スタート案外も残念だったが、その後ルメール騎手が少し手を動かしてポジションを取りに行こうとしても、馬があまり動いて行かなかった。
4角で弾かれてかなり外に膨れる形になったのも大きな不利で、あれが無ければ②、③着の争いに食い込んでいたかも。
 
 
馬券は、先週点数を絞って買い漏らした反省から、今週はリベルタス、リフトザウイングス2頭軸マルチで相手マイネルラクリマ、リアルインパクト、ロビンフット、サダムパテック、グランプリボスで前日購入。
当日パドックを見てリベルタス軸の馬単、相手は上記と同じ馬券を買い足したのだが、無念の結果になりとにかく自分に腹が立つ。
もう少し絞ってBOXで買うとか、リベルタスの複勝あるいはリベルタス一頭軸の三連単を買い足すとか、もっと打つべき手は有ったはずだが、何か微妙に感覚がずれていたとしか言い様が無い。
土曜日の複勝転がしで若干浮いてた分、中途半端に守りに入ってしまったのも有るが。
まぁ、今週もマイナスでは無いし、今日の俺の予想も大筋は間違ってないと思うので、これはこれで良しとする。
 
 
【朝日杯まとめ】
・重賞実績必要。もしくはこれ迄の戦歴で素質の高さを示すパフォーマンスを見せていること。
・6、7、8月デビュー組が優勢。10月デビューの場合は、重賞連対もしくはそれに匹敵する結果を残していること。
・1400m連対実績必須。それより長い距離連対実績有ればプラス材料。
・最終追い切りの内容はわりと直結する。
・中山小回りコースへの対応力必要。大飛びフォームで坂路であまり動けないタイプやレース運びが不器用なタイプは危険。
・内枠の好位がベストポジション。
・若干のイレコミは問題にならない。イレコミが行きっぷりの良さに繋がればむしろプラス。
・連勝馬が器の違いで勝ち負けするパターンも有り。
 
 
【阪神カップまとめ】
・1400mだがマイラーよりはスプリンターが活躍しやすい。
・1400m巧者に注意。
・展開の影響がかなり大きい。
・上がり3ハロンの決め手勝負になりやすい。
・波乱傾向がかなり強い。