本日も例によって、車両受け取りの待ち時間。
今回目に止まったのは
ホンダCB400SS。
言わずと知れたヤマハSRのライバル。
発売は2001年だったかな。
既にSRも生産は終了し、この手の空冷単気筒ネイキッドは中々の高値が続いてますね。
本家SRの方はやや落ち着いた感じがしますが。
まぁ、スズキのアレ
はちょっとアレですけど。
私はこのゴツい感じのデザイン割と好きなんですけどね。
先日、コンビニにてワインレッドの実車を見ましたが、やっぱりかっこよかったです。
話が逸れかけました。
今回見つけたのは最終の08年式。
セル付きで、ヨンフォア風のリペイントにモリワキのショート管、5万km走行でお値段は
¥548000。
グー○イクとかでの相場感と比べると割とお得かな。
あ、私別に男爵さんの社員ではありませんよ。
念の為。
遠目で見るとヨンフォア風のカラーリングって書いてありましたが、どちらかと言うとSRっぽく感じますね。
タンデムグリップついてるとほぼSR・・・
えと、この400SSは4バルブ空冷単気筒のエンジンでSRより軽量でパワーも上回ります。
さらにフロントホイールはスポークホイールですがディスクブレーキ。
SRの大八ホイールでの失速はホンダも目の当たりにしていた模様。
また、クランク内にバランサーを搭載する事により、振動や騒音を低減。
さらに2003年にはキックからセルに変更。
などなど細かく差を出しつつも排ガス規制に対応することなく、2008年に生産終了。
SRより先に姿を消してます。
このバイクが発売された頃はちょうど私がバイクを降りてる頃であまり記憶に無いんですよね。
代わりによく覚えているのがSSの少し前に発売されていた
CB400four(NC36)
水冷なのに空冷チックなエンジンに4本出しのマフラー。
CBの歴史を知らない私はこのバイクでヨンフォアの存在を知り、レトロなデザインが魅力的でカッコいいバイクだなぁと思い、当時から400最強と言われたスーパーフォアよりもこっちの方が好きでした。
今、すっごい値段するんですね。
まぁ、何が言いたいかと言うと
ノスタルジーに性能は関係ない
んじゃないかと。
後追いして性能が良くなっても結局リアルにノスタルジーなSRには敵わなかったんでしょうね。
なんせ、SRのノスタルジーへの執念は素晴らしく、ディスクブレーキをわざわざドラムに戻したり、キャストホイールをスポークに戻したり、はたまたインジェクションになってもキックスタートだったり、初代から35年に渡って頑なに守ってきたキャラクターは唯一無二。
あ、当然ながら褒めてるんですよ。
それに比べてセル付きは便利だけどこの手のバイクに乗る人はそんなのは求めないでしょう。
実際、ツーリング先でSRとかビンテージハーレーとか見かけると、キックスタートしてるとこに目が行きますし、一発でかかるとめちゃカッコよく見えますもん。
更にバランサーで振動や騒音を消しにかかってますが、ノスタルジーな単気筒の長所がむしろ弱くなりそう。
そして、実際に所有されてる方のレビューの評価は・・・二分しますね。
酷評されてる方の意見で多いのが
遅い。パワー無い。
そりゃ、4バルブつったって、400の空冷シングルなんだから・・・。
結局、僅かに軽量化してパワーが上がっても知れてますわね。
一方、満足されてる方の意見は
デザインが良い。
これは、どんなバイクでも気にいる一番の要素だからあまり参考にはならんかも。
また、特に満足されてる方は原型がない程にカスタムされている事が多いので、これまた参考にならんかも。
ん〜結局SRみたいなバイクがいいけど、他の人と被るのはイヤ、みたいな人が多いのかな。
やべっ
積極的にオススメする理由がなくなってきた。
ま、まぁ、割と台数も出てるみたいで、中古のタマ数はまずまずありますし、SRよりはお得にカスタムベースにできるこの一台。
ついでに軽量、パワフルでカスタムベースとしてはSRより優秀・・・かも。
かつて一度跨らせてもらったSRで調子ぶっこいてキックスタートもさせてもらおうとして空振りした挙句、脛を強打した苦い経験のある私には、セルってだけでも断然アリです。
オススメの理由がちょっとアレですけど・・・。
い、いかがでしょう?