続きです。
祇園にて仕入れた晩御飯は
毎度おなじみいづ重さんの
あじ鮨とさば鮨。
やっぱりいつ食べても美味しいです。
夕食後は
お気に入りのマッカランで久しぶりのウイスキーを堪能しつつ着火を待っていたら・・・
外は突然の雷と土砂降り。
部屋から見える送り火を楽しみにしてたのですがこれは無理かなぁとか思っていたら・・・
直前に雨が上がり、しっかり着火。
部屋から見えたのは【大文字】
ついさっきまで土砂降りだったのが嘘みたいに明るく燃えてます。
因みにこの時間、京都ではTVで送り火の生中継もやってました。
生中継で点火までの時間にそれぞれの文字、形の由来や火の付け方、燃やし方や着火に向けての準備などの紹介があり、京都の方の並々ならぬ思い入れを実感。
燃やし方や付け方も色々あって面白いですね。
3年ぶりとなった五山の送り火。
無事に見れてよかったです。
今度は他の送り火を見たいなぁ。
などと思いながらこの日は就寝。
翌日。
朝から向かったのは
東福寺。
境内の駐車場にすんなり入れました。
南禅寺と並んで秋は紅葉の名所として名高く、またその広々とした伽藍は
【東福寺の伽藍面】
とも呼ばれる京都でも有数の広さ、迫力、そして美しさを誇ります。
その伽藍面を代表する一つが
国宝でもある日本最古の三門。
五間三戸の二重門で南禅寺、知恩院と非常によく似た立派な造りですが、屋根の四方を支える太閤柱が特徴的ですね。
また、
門の前にある思遠池に咲く蓮の花越しも、
正面から見た
池に渡された石橋越しもまた良し。
うん。
やっぱり私の中では京都三大門は南禅寺、知恩院、東福寺だな。
因みにここの三門、駐車場とも無料なのでここまではタダで観れます。
京都一コスパのいい名所ですね。
三門をじっくり見た後は伽藍の奥へ。
ここからは拝観料を払い、まずは
通天橋を通って開山堂へ。
ふと脇に目をやると
なるほど。これが紅葉すれば素晴らしい眺めになりますなぁ。
お寺の中に橋を通す程の谷があるのも驚きですが、その橋も谷も一つの庭園のよう。
秋は京都屈指の紅葉の名所なのも納得です。
橋を抜け、開山堂に着いた頃から雨になり、来た道を急いで引き返して方丈へ。
方丈の四方には
何れも見事な山水、市松模様の庭園。
この辺りで大雨になったのでしばし雨宿り。
その時気になったのが
石庭の玉ねぎ擬宝珠。
一見、何の変哲もないように見えますが、よく見るとこれ陶製ですね。
わざわざ錆っぽい模様が入ってる。
珍しいなぁとか思ってるうちに雨は小降りに。
今がチャンスと最後に法堂へ。
ご本尊とそれを圧倒するような龍の天井画。
この辺りは建仁寺に似てますね。
建仁寺の双龍図と比べるとシンプルに迫力を感じます。
これが16日間で書かれたなんて驚きです。
雨宿りもあって気がつけば2時間以上を過ごしてお昼前に東福寺を後に。
お昼ご飯は・・・長くなったので(その3)で。