昨日は会社の帰りにいつもの男爵さんへ。


注文した部品が入ったそうなので受け取りに。


土曜日の昼に注文したんですが、日曜日の午後には届いていたそうです。


ア○ゾンみたい。


YAMAHAの物流凄いです。


何を頼んだかは週末取付けてご報告。


因みに物は



コレです。


やっぱり、純正部品って


テンション上がりますよねっ。


・・・。


失礼致しました。



せっかく寄ったので、ついでに再び中古車物色。


そこで目についたのが、



GPZ1100。


GPzじゃないですよ、GPZです。


GPZですが、Ninjaとはどこにも書いてません。


私のような知識の浅いライダーだと、GPZ=Ninjaなので割と最近までその存在を知りませんでした。


Vmax購入の際、エリミネーター900も候補にあった為、その線でZL1000を知り、同じエンジンのGPZ1000RX、その後継機ZX10、さらにその後継機ZZR1100と短いサイクルで入れ替わっていくKawasakiのフラッグシップを追いかけていく中で知りました。


それにしても、2、3年でフラッグシップが入れ替わっていく時代。


恐ろしい時代です。



話が逸れかけました。


見かけたのは97年式で走行は21000kmほど、左右パニアケース付きでお値段は


¥458,000


安い。


因みにこれより古い空冷のGPzは150万くらいします。


高いっすねぇ。


個人的には、年式はともかく50万円切ってる大型って安いな〜と感じます。


特にリッターオーバー。


ナナハン規制を知る世代としてはリッターオーバーって響きはやはり特別です。



このGPZは当時の世界最速マシン、ZZR1100と同じエンジンを搭載したツアラー。


エンジンは同じですが、デチューンされラムエアはなくなり、143psから97psにパワーダウン。


国内仕様なのでこれは致し方なし。


ですが、そもそもZZRのコンセプトが

ハイスピードツアラー

なので、ハイスピードを取っちまったわけですね。


Vブーストを外された国内仕様のV maxと同じですね。


ついでに価格も130万から86万9000円にプライスダウン。


なんだか価格と馬力が見事にリンクしてる気もしますが・・・。


そう言う時代だったわけですね。


エンジンだけではなく、フルカバードなカウルはGPZ900R Ninjaよろしくエンジンを見せる短めのサイドカウルに、


ブレームはアルミ角パイのツインスパー+スチールダウンチューブからオーソドックスな鋼管のダブルクレードルに、


ハンドルは高く、ステップもやや前に移動してポジションも楽に。


前述のサイドカウルの影響か、サイドビューは遠くからぱっと見ならNinjaに見えなくもないデザインですが、近くによるとそこかしこが丸くなり文字通り角が取れた感じです。


カタログには、BIG SPORTS TOURING とありますが、GIVIのパニアケースも純正で用意されており、かなりツアラーに特化してる感じです。


ですが、海外ではよりツアラーに特化したシャフトドライブのGTR1000(コンコース)が発売されており、ツアラーとしてもやや中途半端に感じる向きも。


中々ややこしい立ち位置のバイクではありますが、総じてZZRの廉価版と言う感じは否めず。


ネットで検索すると [GPZ    水冷 不人気]なんて検索ワードがくっついてくるものの、割と良く売れたみたいでまだまだタマはあります。


ただ、馬力とか最高速度ってかなり商品力があり、最速とかフラッグシップってのはなんと言っても所有欲が満たされるんですよね。


大型バイクは特に。


逆車とはいえフラッグシップのZZRもバンバン国内に入ってきていたのでどうしても影に隠れがち。


特に中古になるとZZRも意外と安いので、中々こちらを選ぶ人は少ないかも知れません。


せめてNinjaの名を与えられていれば・・・。


発売時、本家がまだ国内仕様でラインナップされていたのでやっぱりそれは無理かぁ。




GPZからZXを経てZZRへと受け継がれたKawasakiのフラッグシップ。


その過渡期に微妙な立ち位置で生まれた最後のGPZ。


生産自体は2003年まで続いた900Rの方が長いのですが、GPZとして登場したのはこのバイクが最後になります。


デチューンされてるエンジンなので、弄り方によってはかなり速くなるかも知れません。


なんせ、ぱっと見ZZRのエンジン積んだGPZなんで。


Ninjaを名乗れなかった無念を晴らしてあげたい漢気ある方。


一台いかがでしょう。