私の出身地、福岡では中学校の修学旅行の行先は二通り。

南九州(宮崎、鹿児島、熊本)


関西(京都、奈良、大阪)

2年生の時に転校する前の学校は前者でしたが、転校先は後者でした。

違うのは行先だけではなく、授業の内容にも影響があり、京都に行く学校では美術史の授業がありました。

転校したのは修学旅行の二カ月前だったので、毎日のように補習があったのを思い出します(^_^;)

ただ、元々日本史が大好きだったこともあり、この美術史の補習がことの外楽しく、転校直後にもかかわらず修学旅行が日に日に楽しみになったのも懐かしい思い出です。

そして、修学旅行。

3泊4日の強行日程では見て回れるのには限界があり、特に見たい仏像が沢山あった奈良は半日しかなかった為、特に見たかった仏像二つは見ることができませんでした。

その一つ。

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興福寺の阿修羅像は大人になってから見る事ができましたが、

もう一つは改修中だった為見る事ができませんでした。


ちょいと前に京都に行き、清水寺や金閣寺を見るにつれてその事を思い出した事もあり、その仏像を見る為に先週の日曜日は奈良へ行って来ました。

朝早く出た甲斐あって四日市の渋滞に巻き込まれる事なく10時に奈良に到着。

目的の東大寺の周りの駐車場はすでに満車だったので近鉄奈良駅近辺に戻ってなんとか駐車。

正直、甘く見てました(^_^;)

駐車場から最初に向かったのは

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興福寺。


道中には

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鹿がたくさん(^_^;)

せっかくなので鹿せんべいをあげようと屋台で買って手にした瞬間・・・

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えらい勢いで襲ってくる鹿(^_^;)
と、逃げる妻(^_^;)


朝方はお腹が空いてるのか紙を剥ぐのも待たず、グイグイ食べにきます。

あっと言う間にせんべいがなくなったところで気をとりなおして興福寺へ。

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五重塔もいいですが、やはりここの目玉である阿修羅像を観る為に

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国宝館へ。

中は撮影禁止でしたので、画像はありませんm(_ _)m

食堂(じきどう)本尊の千手観音像や、どこかコミカルに見える板彫十二神将像、阿修羅像を含む八部衆像など、バリエーション豊富な国宝の仏像がズラリ。
特に阿修羅像にばかり目が行きがちな八部衆像は一つ一つ表情が豊かで楽しいです。

じっくりゆっくり堪能して国宝館を後に。

東大寺に向かう途中、お昼前に通りがかった奈良公園では

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ドイツのビール祭り
オクトーバーフェスティバル開催中。

車で来てるのでビールは飲めませんが、

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ソーセージ盛り合わせを美味しくいただきました。

軽く寄り道した後は東大寺へ。

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まずは南大門。

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そして、金剛力士像。


ここにきていつも思うのは・・・

何もかもデカい。


お目当の法華堂は後に取って置く事にして、まずは

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大仏殿。


見上げつつ中に入れば

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盧舎那大仏。

やはり、デカい。

もう、デカい以外の感想が見つかりません(^_^;)

色んな角度から写真を撮った後は大仏殿の中をグルッと見て回り・・・


ん?


柱くぐり?



そんなものは知らんな。




東大寺ミュージアムへ。


ここで気づいたのは見たかった法華堂にあるはずの一対の仏像がなぜかここに移動してた事。

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四月堂千手観音像
法華堂 伝 日光、月光菩薩。


調べてみると、ミュージアム完成の際に地震などのリスク回避の為に免震装置を備えたこちらに移設されたとの事。

壊れやすい塑像(粘土でできた像)ですから致し方なし。

とはいえ非常に珍しい構成になっている法華堂の仏像がまとめて見れないのは少々残念。
ではありますが、美術史の教科書で見た色んな仏像をここでもゆっくり堪能。


お昼をだいぶ過ぎたので、法華堂に行く前にお昼をいただきに門前町の夢風ひろばへ。

いただいたのは、わらべ 喜庵さんの

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梅とじそば。
そばセット(一口稲荷と卵焼き)付き。

妻は

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なめこおろしそば。


どちらも美味しくいただきました。


お腹が膨れたところでお目当の仏像を観に法華堂へ。


続きは後編にて。