ある日の午後
店のガラス戸に、何かがぶつかって落ちた音がしました
年に二、三度、小鳥がぶつかってきます
ガラス戸の下を見ると、かぼちゃの箱の中に
小鳥の尾っぽが見えます
小鳥に気がついて
目をらんらんと光らせ、臨戦態勢のジャッキーを捕まえて
店の奥の部屋に閉じ込めて
(ジャンゴはタバコケースの上で熟睡中)
そーっと小鳥をダンボールの箱の中に入れてみると
青い鳥
カワセミです
漢字では翡翠と書くそうです
渓流の宝石とも呼ばれているそうです
ちょっと小さくてスズメぐらいの大きさだったので
まだ成鳥ではなかったかもしれません
近所の川にカワセミがいることは前から知っていました
チョコちゃんが生きてる頃
散歩の時に見たことがあります
いつかカメラに写してやろうと思ってデジカメを持ち歩いていましたが
警戒心が強くて、すぐに逃げられます
こんな近くで見られて感激です
でもね、見てたらくるうりと
首を真後ろまで回したので、ちょっと腰がひけました
この写真を撮って、10秒ぐらいしたら
脳震盪から回復したらしく、元気に飛び去っていきました
それにしても
カワセミは清流に住んでるのではなかったんでしょうか
近所には川はいっぱいありますが
どちらかというと用水路です
でも、水はそこそこ透き通ってます
小魚もよく泳いでいます
田んぼのあちこちには
白鷺がやたらといますし
寒くなると鶴がやってきます
(頭が赤い丹頂鶴ではなくて、なんだか地味な鶴です)
そしてもっと寒さが厳しくなると、山にエサがなくなって
鷹が降りてくるそうです
すると、愛鳥家の方たちが
でっかい望遠レンズのついたカメラをもって、撮影にこられるそうです
鳥が好きなお客さんの話によると
オシドリもいるそうです
そういえば、見たことがあるような・・・・・
堤防の下の葦が生えてる水辺で見かけました
運転中でチラッとしか見ませんでしたが
ずいぶんきれいな鴨がいるなぁ、と思ったものです
あれがオシドリだったみたいです
今度はこのオシドリを写してみたいです
何にもない田舎ですが
鳥さん達にとっては暮らしやすいところなのかもしれません
この間、有線放送で
猿が目撃されたから、窓をあけっぱなしにしないように
と言ってました
どんだけ田舎なんでしょうか
とにかく
幸せの青い鳥が来たみたいで
嬉しい一日でした
眼福でございました
それでは、また