この漫画を描いている間ずっと
今は亡きpenpenさんのことを思い出していました
penpenさんは御自分の亡くなられたお父上のことを
こんなふうに描いておられました
(2009・9・9)
田舎で百姓をやっていた父は、笑顔の温かい人でしたが
子供の私の、寒い、痛い、さみしい、こわい、重い、おなかがすいた
という訴えには、お父ちゃんは平気だなぁ、と笑い飛ばすのが常で
つらければつらいほど、必死になればなるほど
父ははるか遠い存在になるのでした
父はかなりわかりにくい変さがあって、
その後、長い間には私も骨折をしても黙って学校に行って
何でもないふりをしたりする小学生になってました
たくさんのコメントも寄せられていて
自分と似た父を持った人は一人しかいなかった、
と、書いておられました
なぜ、このとき
コメントしなかったのか後悔しています
昔、父のことで悩んで、友人に相談していたら
「あなたを育ててくれたお父さんでしょ」
とたしなめられて、言葉を失いました
普通の父親を持った人には
何万語費やしても解ってもらえないと思います
penpenさんとは齢も近いし
生きておられたらいい友人になれたかもしれません
penpenさんのブログのあまりのコメントの多さに
私は恐れをなしてしまったのです
読者もすごく多くて・・・・・
私は人の集まる所とか、人気のある人とか苦手です
一人で本を読んだり、漫画を描いているのが好きです
だから、一歩踏み出すのをためらってしまった・・・・
最近読んだ本
「ボグ・チャイルド」
の決めセリフは
「何もしないで後悔するより、何かをして後悔するほうがいい」
でした
これを言ったのは若い男の子ですが
うーーん、おばさんとしては
したことを後悔したことも多いです
でも、リスクなしには何も手に入らないですね
友人とか、愛情とか
拒絶されるかもしれない、という恐れを乗り越えないとね
penpenさんのブログは今もご家族の好意で残されています
ブログの中のpenpenさんは
笑ったり、あきれたり、ガッカリしたり
今も生きておられるみたいです
あの時、一歩踏み出していればよかった
苦い後悔です
penpenさんのご冥福を祈ります
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ありがとうございます