洋服直し屋の日常 -2ページ目

洋服直し屋の日常

服の直しや仕立ての仕事をしています。
日常で出会ったおもしろいこと、服の製図や
自分でできる修理方法など書いています。

                            内視鏡での胃がん手術は全快しました


自覚症状が出ないうちの手術だった。
要らないものを切除できたのはいいことです。

さて、つぎなる手術は膵臓(すいぞう)がんと、脾臓(ひぞう)の同時切除です。

膵臓ってどこにあるの?  脾臓はどこ?

胃の後ろ、背中側です。タラコみたいな形をしています。
膵臓の端っこ(尾部)にあるのが脾臓です。

                           
(画像は https://www.msdoncology.jp/pancreatic-cancer/about/ ガンを生きる 
 

よりお借りしました。デフォルメに描いてみると↓

 

                     
★    膵臓はインシュリンを出すところ。出が悪くなると糖尿病になります。
        糖尿病はかなりの食事制限をしなければならない病です。
    
★    脾臓は古くなった赤血球を除去する「濾過機能」です。

この二つの臓器を切除すればどーなるか。私にはわかりません。
手術しない選択肢もありますが、最悪3~4か月の余命か、
抗がん剤での治療になるという医師の話です。



私にとって抗がん剤で、闘病しながらの仕事は無理でしょう。
ホスピス入所もいやです。
私の手術を医師が懸念するのは

〇 過去に3回の軽い脳梗塞を発症している。
〇 胸にペースメーカーを植え込んでいる。
〇 心臓弁膜症の手術も控えている。

医師は私のような難易度の高い患者を、なるべくなら避けたいんだとおもいます。
手術中に脳梗塞を発症させるリスクが大ですもんね。

リスクが大きいから手術を選択しない、ではなく
リスクが大きくてもトライする!予後は神のみぞ知る。
無責任すぎるけど、私にはこれっきゃない。
これっきゃないのなら、するっきゃないでしょ。


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                                               私の介護に帰国した娘の行動

私の病状のすさまじい悪化と末期を予想したのか、
外国在住の娘が介護のため帰国して2週間経った。
その間の彼女の働きぶりには、びっくりあぜんするものがあった。

①    家中の水回りのカビ取り
②  古く汚れた  レンジ・冷蔵庫・エアコン電化製品の買い替え
③    乗り物類の購入。車(ファミリーカーの中古車)・自転車
④    重い寝具類を新品の、とこずれ予防のあるものに。
⑤    キッチン用品と私の衣類の断捨離、
        
          

          
        
⑥    私が車いすのまま、台所で調理できるように家具の配置
⑦    パソコン周りのたこ足配線
⑨    チビ(男の子5才)の住民票・保育園への入園願い・マイカードの登録
⑩    運転免許の外免切り替え
⑪ ご近所への挨拶まわり




これらがすべて終了すれば、夫(ニュージーランド青年)とチビを
日本に呼び寄せて、私と同居すると言う

来月から大人3人とガキんちょの4人生活がスタートする。
電気高熱費、食費、私の医療費などの必要経費が膨大で私は失神寸前。

さらに困惑しているのは大人3人の在宅勤務だ。
娘夫婦は2階でプログラミング、私は1階の店舗住宅で洋服直し。
しかし最近は好きな洋裁が、体調不良で出来なくなりつつあり。
元気なのは“おくち”だけ。
 

大人3人+チビへの、日に3度の食事レシピに悩みホーダイ。

今までは私の食事は自分の胃のことだけを考慮すればよかった。
しかし来月から

★婿のため洋食
★チビのための幼児食
★私のための塩分ちょーうすめの病人食
★好き嫌いの多い、娘のレシピ

いちばん厄介なのは、娘の私への「ダメだし
あ、またこの前言ったこと忘れてるわ「信じらんな~い」
あ、また水こぼした
あ、またゴミの分別出来てない
あ、また薬を飲み忘れてる
あ、またテレビの音量がデカい、老人性難聴じゃん

「あ」が多すぎないかい? 
 

いちいち「ダメだし」すんな!
こんな上司がいると、職場の雰囲気はあからさまに悪くなるぞ!
元のおだやかな、1人暮らしに戻りたい願望ギガバイト!

ある夜、私は寝ないで考えた
私が痴呆と胆のうガンの母の介護に
埼玉から鳥取の実家に戻り、同居したときのことだ。

その時の私の言動と娘の言動が全く同じありさまだ。
そうか、当時私に介護された母は、いまの私の心境と同じだったんだなぁ。
その時は、私は完璧に介護している感心な娘のつもりでいた。
ところが母にとって私は、大きなお世話の要らぬ存在だった。
結果、母は私と険悪のまま、他界した。
このままじゃまずい。私は決心した。
私のボロボロ破壊寸前のボディ
娘の元気ハツラツ鮮度良い肉体を
私の人生経験豊富な掌(たなごころ)で、娘を操りながら従うことにした
 

        “ 老いては子に従え ”

 

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                                                                         ダンピング症候群


胃の中の大と小のガン合計4つを、3度の入院で内視鏡で手術し、きれいになった。
入院中の食事は、とうぜんながら毎回「おかゆ」しかもドロドロ。

退院して自宅にもどり、フツーの食事を猛烈に食べたくなった。
①     焼きそば ② 餃子 に恋焦がれていた。食べた。

ところが食後3~40分後くらいに
めまいが起きた。軽い回転性(部屋が回る)めまいだった。
吐き気や腹痛はない。メヌエール病ではないと自己判断した。

だが、回転するめまいは初めての経験だった。
不安になり、うろつく眼でネット検索してみた。
すると、私の症状と同じめまいがヒットした。

それは“ダンピング症候群”だった。
 

 

 

                                                                                                       

 

 食後30分位→早期ダンピング
食後2時間位→後期ダンピング

しばらく横になっていたら、治った。
普通食に飢えていたとはいえ、いきなりの炭水化物を大量に摂ったので、胃もおどろくわなぁ。
食事は日に3回を、少量ずつ2時間おきの5回に変更した。

日に日に胃腸の調子は改善されつつある。が、
「焼きそば、餃子」などのB級グルメ、ジャンクフードって、栄養価は低く
カロリーは高い。しかしパワーは出るわ。


 父は胃がんで胃を全摘し、食べたものは胃に貯めることが出来ず腸に落ちる。
まさに「ダンピング症候群」だ。
だが2か月後は好きな日本酒を
「たった2合しか飲めんようになってしもうた。でもうめえ~」」と言った。
90才まじかで他界した。

 

                             

 

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                                             3度の胃がん手術それぞれの症状のちがい

今年令和7年3月→いちばんデカいのをdeleteした。
      4月→中くらいのを2個 deleteした。
      5月→最後の小さいのを deleteした。

3度とも内視鏡で処置した。
1度目のオペは胃カメラのえぐさに失神しそうで、2度とごめんだ。
とにかく30~40分間、痛さをこらえた。
ところが翌日にも胃カメラを飲む。前日の手術の経過を知るためだ。
これがまたえぐい。

のどは前日にカメラを飲み込んだため、扁桃腺が腫れたような痛みがある。
水さえ通りにくい。
そこへ再び麻酔スプレーをぶっかけ、胃カメラを差し込む。
1週間はのどに炎症のような痛みが続く。
なんでいっぺんに4つ切り取らないのか?
医師には医師の都合があるんだろう。
訊いてみたんだが「胃の壁を傷つけるから」と言われた。
がんをdeleteしただけで、すでに胃の壁は傷ついているんじゃないの?
それ以上追及するのは止めた。

術後のそれぞれの症状のちがい
 

3回とも術前後は2日間絶飲絶食。
3日目からどろどろおかゆが出る。
それでも飢餓状態胃袋にはそれなりにうまかった。おかずが足りない。
ところが3回目の手術後は、おかゆさえのどに通らない。
空腹になると胃がシクシクいたむ。
こんなこともあろうかと、常温保存のソーセージを5本
持参していた。これをおやつにした。食べれば胃のシクシクは減る。

点滴は10日間終日。とにかく今回の3回目が一番きつかったし
回復も遅かった。でもこれで胃がんの腫瘍はゼロになったので
また1つ病気をクリアしたことになる。めでたし!

次はすい臓がんの手術が待っている。

すい臓がんとは https://www.msdoncology.jp/pancreatic-cancer/about/
(画像はMSD製薬より)
これもクリアの対象になる。横腹をメスで切り開くそうだ。
えらいこっちや。そもそもすい臓ってどこにあるの?
ふ~ん、胃の後ろの背中側らしい。
タラコか数の子みたいな形をしているんだな。

                                    
  
  
                                        私の大好物タラコが、すでに胃の後ろにいたのか。 

 

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                                いちばん多い問い合わせ内容

問い合わせに一番多いのが「ズボンの丈つめいくらですか?」である。
これに応答するのにかなり時間を要する。

(私)
①    素材はなんでしょう。綿ですか、ウールですか、
        合成皮革(ごうせいひかく)ですか、ニット地ですか?
 

②    裏地がついていますか、キルト綿(わた)付きですか?普通の裏地ですか?
 

③    裾にスリットかボタン、あるいはマジックテープが付いていますか?
 

④    裾にカフスがついていますか?
 

⑤    太ももから裾に向かって、ズボンの先が細くなっていますか?
 

⑥    まつり仕上げがいいですかミシンステッチがいいですか?
 

⑦    超厚地デニムパンツの「折伏せ縫いのWステッチ」仕立てですか?
  (これはデニムショップに行かれることをおススメする。
 ショップにはデニム専用のミシンがある。
 私のミシンでは針が折れて、縫えない。普通のデニムならOK。
 このⅠ問Ⅰ答式会話で20分消費する)

 この質問により、丈つめ代金にちがいがある。


⑧    その他私のこだわりとして、正常な日本語が好ましい。
  う~ん、え~と、え~と、ばかりじゃ話が進まない。

  すんなり答えることが出来かたは、過去にいらしたことがない。
  持参してズボンを見せてくださったほうが早い!

また、Ⅰ週間履き続けたズボンは臭いがはんぱない。
この後に続く、他のお客さんの衣類に臭いが移ると困る。
洗濯してあれば、常識のあるかただと思う。
私はその心使いが嬉しくて100円値引きする。

お客さんの中には、洗濯するのがめんどーと言うかたもいらっしゃる。
「洗ったばっかりだよ」とウソ言うかたも同じく。 
そんな洗濯嫌いのかたには「じゃ、私が洗います」
もちろん消毒スプレーぶっかけて、2度洗いして洗濯代300円はいただく。
ズボンの丈つめにかぎらず、洋服の直しには必ず洗濯済みの衣類を
持って行ってほしい。

 

 

   清廉なキャラは清潔を好む      

 

 

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