前回の続き…

進学先の学校には、

果たして通学できるのか。


高校にも通えないまま


返答期限は2/31…

連絡もできないまま、

3/1卒業式を迎えた。


卒業式に出られる感じはしなかった。

起きてこない、

起きられない、

卒業式に間に合うのか、

リビングと長男の部屋を行ったり来たり、

30分おきに起こそうとしたが、

やはり起きられない。


とうとう11時を切った…

あとは、ホームルームだが、

そこも無理そうだ。


私は諦めて、

「先生に挨拶してくるね。

卒業証書は先生が渡したいと言えば、

家に来るかもしれないけど、

それは大丈夫?」


「うん。」


先生にメッセージカードを

渡す予定だったので、

なんとかそれだけでも書こうということに。


書いてるうちに、

行けるかもしれない…

と言う長男。


体が思うように動かない長男に、

私はYシャツを着せ…

制服を着せた。


良かった行ける気持ちになって。


卒業証書をもらいに行ければ、

もう今日で、

高校とのやり取りも終わるのだ。


何とか車に乗り。

高校へ。


高校名残惜しいのだろう、

何人か残っている生徒がいたが、

長男は気にする様子もなく、

職員玄関へ。


教室で倒れたトラウマから、

中へは入れないと言っていたが、

立ったままより、座らないか?

と言われ、応接室に入ることができた。


卒業式に流れた3年間分の動画を

見せてくださり、

校長先生が来て、

卒業証書も渡して下さった。


私は絶対に泣かないように努めた。


辛かったのは長男、

卒業を導いてくれたのは先生。


本当にありがとうございました😭


先生と写真も撮れて、

これで長男の高校生活が終わったのだ。




そして私はようやく決めることができた。


進学先の学校は、辞退しよう。

ということを。



長男は通えるなら通いたい…

ずっとそう言っていた。


だが、今回卒業式の日、

1日を振り返り、

午前中に起きるのが難しいこと、

教室に入ることさえためらうこと、

座ってることさえも精一杯ということ、

がハッキリとわかった。




私は次の日、進学先へ電話を入れた。

涙が流れてしまった。

泣きながら通学できないことを伝えた。

入学金納入を待って下さったことに、

もっともっとずっとずっと感謝した。