（初）ギャクサバー

人生初のモテ期到来ということになりました。
婚活刑事さくらです。


雨なのに、今日の飲み会のそなえ
綺麗な靴を履いてしまったので、
朝はちょっと贅沢して途中の駅までタクシー



このタクシーの運転手さんが、
上沼恵美子さんばりに良く喋るわたしもびっくりすぐらい
まぁ、よく喋る。


開口一番
「お嬢さん今日一番の美人さんだよ～。こんな美人に出会えておじさんラッキーだなぁ～」


まけじと調子の良い上沼恵美子のわたしも
「運転手さんも今日一番のハンサムで、
わたしもラッキーですよぉ～
アハハハハハハハ～」




ここで乗ってしまったのがいけなかったのか、
運転手さんがガンガン訳のわからない話をノリノリでしてきました。

正直どうでも良い話だったので、運転手さんが何を言っていたのかは忘れましたが、
陽気な感じの方だったので
「運転手さん面白いですねぇ～。アハハハハハ」と
全く面白くなかったけど爆笑しておきました。



たった数時間で会話を忘れる程度の笑いのレベルです。
きっと、普段あまり笑ってもらえないのでしょう…
「20代のお嬢さんに笑ってもらえておじさん嬉しいよ～」





笑われて喜びまくる運転手さん
そして20代に強く反応するわたし



「運転手さんもお上手ですねぇ～。わたしアラフォーってやつですよ～」



「えっいくつなの」




「42歳です」

ノリで訳のわからない嘘をついてしまいました…




多分、ご年配になるとみんな同じに見えるんでしょう。
だって、白髪の運転手さんの歳、わたしも全然わかんないもん。
60歳と70歳と80歳の差、
正直わたしも全然わかんない…





「えぇ～、みえないなぁ～。お嬢さん結婚は？」




「してないですよ。死ぬ程（結婚）したいですけど、相手もいません」




「えぇ～、それは大変だ。実はうちの息子も娘も結婚してないんだよ～」



「それは、運転手さんも心配ですね」




「そうなんだよ～。おかげでおちおち死ねないよ～、アハハハハハハハ。
息子は刑事なんだよ。
やっぱり、仕事が忙しいんだろうねぇ～。
53歳なんだけど結婚してなくてねぇ～。
息子はまじめでいいやつなんだよぉ～
おねぇさんぐらの年齢の人だと、息子と丁度いいと思うんだけどなぁ～
どうなかなぁ～、おねぇ～さんはぁ～」







婚活刑事が、本物の刑事と少しだけ近づいた今日この頃









「ご立派なお仕事されて、素敵な息子さんですね。
そんな素晴らしい方なら、きっと良いご縁がありますよぉ～。
あっ、領収書ください」








THE 他人事







なんとなく、女の年齢って、少ない方がいいって勝手に感じていましたが、
逆サバのおかげで話が広がって楽しめました。
どんだけ「（その歳に）見えない、見えない」言われても、何の罪悪感もない
てか、見えちゃ困るし
普通に、サバよんだらやっぱり罪悪感があるけど、逆サバは罪悪感ゼロ

またたまに使ってみようと思います。逆サバ






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