https://www.iosco.org/library/pubdocs/pdf/IOSCOPD627.pdf



IOSCOが暗号資産のイシューとリスクのコンサルテーションレポートを発行。



目的

既存のtrading venueおよび規制との違いを通じて、CTPおよびそれに関する規制を理解できるため。



概要

伝統的なトレーディングベニューとの違い、既存のIOSCOの規則、メソドロジーとの関連も交えて記述している。



内容

多くの場合、サーベイによると、CTPsは以下の特徴を持っている。

伝統的な株売買のようなオークション形式のトレード、仲介されておらず、カストディサービスを提供(ウォレット)し、明確な決済やクリアリングのプロセスを有さない。



その上で、イシューとリスクは以下のエリアに存在するとしている。

アクセスと投資家のオンボーディングプロセス

顧客資産(含むカストディ契約)の保護

利益相反

オペレーションの透明性

マーケットの完全性

価格発見機能

テクノロジー、サイバーセキュリティ

クリアリングと決済

クロスボーダーな情報の共有

を挙げている。



CTPsとtrading venueとの違いは、

・仲介者がいないこと、

・コンフリクトを防止するような構造になっていないこと、

・オペレーションに関する詳細なルールがないこと、

・価格についての事前事後情報がないこと、

・非経常的な取引について(資金の移動など)、モニタリングされていないこと



が挙げられている。これが上記の着眼点にフィットする。また適時適切な決済、クリアリングの必要性についても言及されている。



このレポートの内容は、目的にも書いてあるように、規制当局からの強制や即座にルール化などではないが、着眼点の一つを提供している。