優しい音楽、優しい映画、優しい景色、優しい人。

そういうものたちに囲まれて、優しい言葉を紡いでいけたらいいなと思いながら、私は日々暮らしています。


はじめまして。

都内の大学に通う21歳の女子大生です。


こうやって自分で好きなように文章を書くのは久しぶりで、なんだか恥ずかしいです。


高校生からブログを始めて、去年あたりまでは頻繁に書いていたのですが、最近は忙しいせいもあってなかなか書くことができずにいました。

最近書く文章といえば、就職活動のためのエントリーシートばかり。

もともと文章を書くのが好きなので、エントリーシートも苦痛ではないのですが、こうやって自由に好きなことを書けるのは、やっぱり素敵なものです。


このブログでは主に、映画や小説や音楽の話題を中心に書いていきたいと思っています。


第1回目のトピックは何にしようかしらと悩むところなのですが、考えれば考えるほど迷ってしまうので、私が今聴いている音楽と、それに関連した映画を紹介します。



翳りゆく部屋 /荒井由実
¥200
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※モバイル非対応

ユーミンの『翳りゆく部屋』です。

女子大生にしては渋いでしょうか。

でもとても好きな曲なのです。


私がこの曲を知ったのは、私の好きな園子温監督の映画である『気球クラブ、その後』を観たことがきっかけでした。


気球クラブ、その後 [DVD]/深水元基,川村ゆきえ,長谷川朝晴
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リーダーの死により久々に集まった気球クラブのメンバー。

彼らがリーダーを偲びながら、活動していた頃の気球クラブを思い返す形でストーリーが進みます。


何かしらのサークルに所属したことのある人なら、この映画の中で描かれている気球クラブの様子に、感情移入せずにはいられないでしょう。

よくある飲み会の風景、他愛のない会話。それらがとても楽しくて、だけど思い返すとなぜだか切ないこと。

いつかは終わっていくことは分かっているはずなのに、永遠に続くような気がして仕方がない仲間との時間。


映像制作サークルに所属している私も、この映画の中に流れる空気を、何度も肌で味わったことがあります。



「サークルの仲間」というのは、とても特殊な関係であるように私は思います。

友達のように仲良しで、時には家族のように近い距離にいながら、実は自分たちは期間限定の集団であり、その期間が終わってしまえば、自分たちを繋ぐものなんて何一つないということ。


だけど、想い出だけは残るのです。

大声で争ったことも、飲み会で全て忘れて騒いだことも、なぜだか全てが静かで優しい想い出になるのです。


それを知っているから私たちは、今だけは大きな声で、仲間たちと笑い合おうとするのかもしれません。



荒井由実の『翳りゆく部屋』は、映画の中で気球クラブのメンバー達が、飲み会の場で合唱する曲として登場します。

そしてエンディングで再びこの曲が流れた時、なぜだか胸がぎゅっと締め付けられるような感覚に陥るのです。


「輝きは戻らない 私が今死んでも」


その言葉があまりにも切なく、けれど力強く、私には響きます。

楽しかった日々には戻れない。でもだからこそ、生きていかなきゃいけない。そう思うのです。



この曲を聴くたびに、私は『気球クラブ、その後』を思い出し、自分のサークルがとても愛しく、また恋しくなります。

そして、「今度みんなで飲みに行こうよ」と、メンバーにメールを回したくなってしまうのです。


最近は忙しくてサークルのみんなに会えていないけれど、就職活動が落ち着いたら、またみんなにメールを送ろうと思います。

想い出になる前に、またみんなと笑いたいから。