いつもと変わらないLINEのやり取り。



それなのに、やまは今日地元を離れる。



高速で2時間フェリーに乗って15時間下道で数時間の場所へ…。





離れたらLINEは終わるつもりだった。



もうしない方がいいと思っていた。



でも、急に終わる事なんて出来なかった。



maron「あのさ、毎日じゃなくていいし返事はいつでいいし、生きてるよーとかこんな仕事してるよーとかでいいから、これからもLINE続けることって出来るかな?お互い言いたい事を言える場所があるっていいかなって!」



そうLINEを送った。



どんな返事が来るか怖かった。



ここで本当に終わるかもしれない。



離れたらもう用無しかもしれない。



返事を待つ時間がただただ不安だった。




だけど、やまの返事は思いの外あっけなく



やま「いいよ!今までみたいにすぐには返せなくなっちゃうけど…。」



maron「いいんだ!笑」



やま「だって悪い所無くない?笑」




そんな間の抜けた返事に心のモヤモヤが晴れた気がした。




今までみたいに会えないし触れる事も声を聞く事も顔を見る事も出来ないかもしれないけど



画面の向こうで繋がっている。



それだけで幸せだった。



文字のやり取りだけで十分だった。




もしかしたら今までも、やまに恋人とか結婚とかそんな強い関係性を求めていなかったのかもしれない。




ただ、何かで繋がっているだけでよかった気がする。





















やまが地元を離れてから8ヶ月弱。



あの別れからもうそんなに経つのかと、時の流れの速さにむしろ焦りを通り越して感動している。



前みたいにすごく会いたいとか苦しい気持ちは落ち着いてきたが、時々どうしても会いたくなる瞬間が訪れる。




夕焼けを見た時、星空を見た時、恋愛ドラマを見た時。




あの温もりに浸りたくなる。







「お疲れ様ー!」



LINEの頻度は落ちたけど



相変わらず私達は画面の向こうで繋がっている。





                                            〜fin〜