sekai no owariのFukaseが殺人鬼役で初出演、ということと、他の俳優陣につられて鑑賞。

普段はサスペンスを観ることはあっても、こういう怖い系は見ないクチです。

 

結果、感想。怖かった!こんなに怖い思いをしたのは久しぶりです。

 

PG12って、鬼滅の刃もそうだったはずですが、実写だとグロさが違いますね。

「幸せな4人家族」の殺害シーンは出てこないけど、その後の現場だけでもうグロさ満点です。

 

なんといってもFukaseのサイコ役がはまっていて良かったです。

多分道ですれ違うだけだとわからない異質さ、でも話してみると絶妙に間の合わない話し方、こだわりが強くてこちらの話したことが全く受け入れられない感じ、ストレスがかかると動きが不自然になる、急に興奮して声が大きく早口になる、全く理解できない理屈で人のせいにしてくる、リアルにこういう人いるから本当怖い。

 

菅田将暉演じる主人公の思考回路は今一つ共感できなかったけど、こういう人もいるのかな、という感じ。冒頭の、他人の家に勝手に入るのももちろんありえないけど、まあそこは映画あるあるだと思うのでご愛嬌ですかね。ちゃんと最初から警察に犯人の顔見たって言って、捜査に協力した上で漫画の題材にもするんじゃだめだったの?ってどうしても思ってしまうけど、もしそれで犯人が捕まって、犯人の顔が世間に知られてから漫画に出すのは不謹慎として許されないか。漫画やめる瀬戸際まで追い詰められていたところに、あの表情を手に入れたからあの顔で描きたくて魔が差した、とすれば説明できるかな。

 

それにしても、てっきり身の安全のためにセキュリティのしっかりしたタワマンに引っ越したのかと思いきや、ガード下の居酒屋で犯人に再会までしてるのにいまいち危機管理意識に乏しいよね。病院の駐車場で犯人に会った時はもっと早く話切り上げて逃げるべきだと思うし、自分の家族を囮にする作戦だって、先に警察と相談して協力ありきでそうするならともかく、独断専行で漫画描いて後出しで中村獅童演じる刑事に協力してもらってたみたいだったし。その後本当は自分の妻子が狙われていると判明した時、セキュリティはしっかりしてるんだから、とりあえず家にいる奥さんは安全で、入館時を狙われるのは予測がつきそうなものだけど、刑事さんと一緒に行かなきゃ危ないって思わないのか?セキュリティ厳しい分、一緒に行かないと警備に話し通す分刑事さんの到着も遅れちゃうじゃん。

 

もう一つ違和感は、高畑充希演じる奥さんは、幸せな4人家族認定されて傷害を受けたのだけれど、あれ、幸せなの?たしかに夫は売れっ子漫画家になって、タワマンで素敵な家具に囲まれた生活、子どもも授かって、だけど、仕事は辞めさせられて、でも夫はなんだか秘密を抱えているみたいで病んでいくし、妻やこれから生まれてくる子どもにあまり興味を示さず、双子であることにも気づいていない・・・え、これ幸せかなぁ。殺人鬼に狙われるかもしれないっていうのを知らされてなければ、離職は反発しそうだし、忙しいとはいえ初めての出産なのに家庭に無関心な夫にあんなに優しくできるかな。まあ人の幸せはそれぞれですかね。

 

クライマックスで主人公と犯人が揉み合う現場に、刑事が単身で乗り込んで発砲っていうのは、最善だと思うし実際を知らないけど、ちょっと現実離れを感じました。あの現場に単身で乗り込むのかな、普通。まあ緊急事態ではあったけれども。そして日本の警察ってそんなに簡単に発砲するのかな?警告してた?まあこれも緊急事態だったし適正使用だとは思うけれども。小栗旬が演じていた刑事さんなら、鋭い現場判断しそうだし、キャラ的に違和感なかったかもしれないけど、獅童さんの方はそうでもない感じだったから余計に、え、突然思い切ったねぇって驚いちゃったよ。

 

いろいろ雑感を書きましたが、こんなに怖い思いをさせられたってことはそれだけこの映画の世界観に引き込まれたっていうことだし、皆さん演技が上手で見ごたえのある作品でした。

ただ、怖いのが苦手な方にはおすすめできませんし、もし次作が出ても、私も怖くて観に行けません。