私は癌を克服した
長い闘病生活を送り抗がん剤や生きるか死ぬかの治療や手術も受けた
全てが運良く上手くいき死なずに済み今も元気に暮らしている
そんな私の活力や生きる力になったのは家族や友人、その他私を支えてくれる全ての人だ
しかし私は自死を決行した事があると以前にも書いたと思う
現在自分は何故生きているのか?
生きている意味があるのか?
こんなに辛い治療や痛みに耐えてまで生きていたくない
こんな風に考えている人に伝えたい
私は30の時に一度死んでいなければならない癌になった
生存率が0%の酷い状態であり、死んでなければおかしい人間だ
しかし半年にも及ぶ闘病生活を過ごし奇跡的に生き残った
その後パニック障害になり社会復帰したものの、5年後にまたパニック障害が再燃し彼女とも別れ不眠症になり2年もの間寝れない日々が続いた
何故かその時思い浮かんだのは「死」だった
30で癌になり抗がん剤治療や手術して苦労や痛みや辛さは普通の人よりかは経験したはずだ
それなのに彼女ができて仕事も順調でこれからだと思った時にパニック障害と不眠症、そして別れというトリプルパンチを喰らった
それで仕事は休職しまたもや闘病生活に突入した
私は人生というものは平均すれば良い悪いは皆平等だと思って治療やリハビリを頑張っていた
乗り越えたその先はバラ色の人生だと信じて闘病生活やリハビリをしていたのだ
しかし乗り越えたその先にまたもやハードルがあり、また乗り越えなければならなくなった
こんなものは最初のうちは簡単に乗り越えられると思っていた
癌を乗り越えたのだからパニック障害や不眠症だって簡単に乗り越えられると考えていた
しかし長い時間を費やしてもリハビリしても症状は良くならず自死を考えるようになった
今までもこれからも家族や周りの大切な人のお世話になり心配ばかりさせる未来しか考える事が出来なくなっていた
自死を決行し結局は死ぬ事は出来なかったがその考えを切り替える事にも時間を費やした
今考えれば自分に腹が立ち自分に自信がなくなり自分を信用する事が出来なくなっていたのだと思う
2年もの間寝れない日々、発作や再発の恐怖
こんなものが一生続くのかと思い絶望したのである
バラ色の日々が絶望の日々だったのだからそう考えてしまうのも無理はない
しかし今は生きていて思っている事がある
何故あの時はあのような考えをしていたのだろう
何故あの時はあんなちっぽけな事で悩んでいたのだろう
何故あの時はあのような行動しか出来なかったのだろう
このように今は考える事が出来るようになった
治療が順調に進んでいる事もあるが生きているだけで、それだけで良いと思ってくれている人間がたくさんいる事に気付いたからだと思う
何かを手放したなら何かを手に入れる事が出来る
私が手放した物はたくさんある
癌になり子供を得る未来を手放した
精神病になり彼女と職を手放した
手放した物は細かく言うとキリがない
しかし手放した事によりもっと大切な私を必要としてくれる人や、自分自身を大切にする事が出来るようになり気づく事が出来たのだ
私の人生よりも壮絶で悲惨と呼べるような人はたくさんいると思う
もしも今何故生きているのかわからない人は今一度考えて欲しいと思う
あなたを必要としていてくれていたり悲しむ人を思い浮かべる事が出来たなら死ぬべきではない
少なくとも今はその時ではない
1人も思い浮かばないならば自分の人生だ
薄っぺらい言葉で生きろとは言わない
その時は自分で選べば良いしもしも実行し助かったのならばもう一度、生について考えればいい
何かを手放したなら何かを手に入れるのだ
その時が必ず来るから今はどんなに困難な状況であろうと絶望していたとしても生きていてほしいと思う