廊下に私の机がある。
なぜだ。
淡々と1人で、出されていた机を教室に
入れた。
まだ、上履はまだ見つからない。
机も上履きも自分でなくなるわけがない
ので、確実に誰かの手で移動したはずだ。
私は決めた。
もし、明日も私の机も、上履きもなくなって
いたら、必ず自分で犯人を見つけだす!
それを知ったあこちゃんは、困った顔を
しながら、
『桜子ちゃん、先生に言えば?』と
言ってくれた。
私の答えは『ノー』
だって、いじめをしてる人は、人をいじめる
事で、心が満たされている可哀想な人だから
私がわざわざが先生に言ったところで、この
人は変わらないだろうし、先生にまた怒られ
でもしたら、きっともっと可哀想な人間にな
ってしまうと思う。
それをあこちゃんに正直に伝えたら、
あこちゃんは苦笑いをしながら、
『桜子が決めた事は応援するよー。
けど、困った時は私に必ず相談してね。
無理しちゃだめだよ』と言ってくれた。
なんだか嬉しくて涙が出そうだった。
私は負けない。負けたくないら、
明日また、何かがなくなっていたら、私は
確実に犯人を自分で探すから。
覚えておいてね!犯人さん。