私は、明るいく、人見知りなどした事が

ない性格だったので、高校入学後には

すぐに友達ができた。


それなりに厳しい高校だったので、

校門前には毎朝、先生が立っていて、

スカートの長さ、靴下の長さ、髪の毛

の長さ、色々とチェックされていた。


田舎者の私は、足の毛や、腕の毛など

剃った事もないし、眉毛もボサボサだった。

スカート長さも規定通りの長さで、靴下も

指定校の靴下。髪の毛も黒髪で、1本結び

にしていた。


けれども、なぜか仲良くなった子達は、

みんな足の毛や、腕の毛など1本もなく

お肌がつるつるしていた。

もちろん、眉毛はも、キリッと揃っていた。


そんな友達が私には、めちゃくちゃ眩しく

みえて、憧れてしまい、私もみんなみたいに

、可愛く、大人っぽくなりたい!と思うよう

になった。


私の時代は、『ギャル』という言葉が

世の中に渦巻いていて、田舎者の私は、

とにかく流行りにのりたくて、いち早く

その流行にのってしまった。


案の定、勉強より遊びが中心で、高校

1年で留年が決定した。


ずっと遊んでいた仲間達も、もちろん

留年決定になり、私以外のみんなは、

学校を去っていった。


まさか、私だけが残るなんて。


他の友達は、別の高校に編入したり、

通信教育を選んだり、フリーターになったり

彼氏と結婚したりと、様々だった。


本当に私は何をしているんだろうか?


日サロで焼いた真っ黒な肌を見ながら

泣いた。


よし!決めた!


私は真面目になり、必ず、高校は卒業する!