なんだろう。


なんだろう。


この感じ。


彼のお母さんは、表現しづらい。


顔は美人だし、色も白いし、細いし

外見は華がある。


だが、なんていうんだろう。


とにかく癖が強い。


私の母とは真逆な感じだ。


私の周りにいたら、私は多分仲良くは

なれないと思う。


だって、彼のお母さんは、彼の自慢話や

妹の自慢話しかしなかった。


まあ、いいや。多分、この人は私ぐらいに

しか聞いてもらえる人がいなそうだから

私がその役割を果たしてあげてるんだな。


お母様。


私、女優になったつもりで、オーバー

リアクションで話を聞いてあげるわ。


それにしても、彼の家の壁には、やたらに

家族写真や、今までもらってきたであろう

、過去の栄光の賞状が沢山飾ってある。


家族写真も、写真館で撮っている。


あれ?なんか雰囲気の違う写真があるでは

ないだろうか。

なぜかここに、彼の妹が、カットモデルで、

雑誌に載った切り取りまでもが、額に飾ら

れている。


もちろん、彼の妹はミス〇〇だったから、

タスキをかけて、お着物を着て、手を振って

いる姿も、写真に沢山飾らせていた。


うわぁ。


やっぱり、家族想いのご家庭なんだろうな。

とつくづく実感した1日だった。


さあ、いつになったら、私の事を聞いて

くれるのかな?


まあ、私の話なんて1ミリも興味ない

だろうけど。