夏休みに入って、ずっと自宅安静が続き・・・

お盆に入る直前の土曜日のこと。
貧血がなかなか治らなくて、鉄剤を飲んでたんだけど
お腹を壊すし胃痛はひどくて「辛い」と先生に訴えに病院へ。
そしたら子供用のシロップみたいな甘いのに変えてくれた。
この日は診察は特になくて、薬の話をしただけで帰った。
調子は悪くなかったんだけど、昼過ぎくらいから少しお腹の張りが。
出かけたからかな~と思い、とにかく横になって様子を見る。

その日の夜。いつも通りトイレに行ったら、出血してたあせる
また出血だ、やばいやばい。慌てて旦那を起こす。
以前の出血より色も赤いし、お腹の張りもあるような気がする。
すぐに産婦人科へ電話して、病院へ行くことにした。

診察してもらったら、とりあえず赤ちゃんは大丈夫で子宮頸管も大丈夫。
前の時と同じだ・・・
でも、出血の原因はよくわからない。

今回はさすがに二度目なので、様子を見るためにその場で入院することになった。
すぐに張り止めの点滴をさして、抗生剤の薬とかを飲む。
深夜だし、準備もあるから旦那には一度帰ってもらい、その日は眠れない夜を過ごした。

次の日。薬の影響で動悸とほてりはあるが、状態は特に変わらず。
日曜日だったので旦那と母と子供達が来てくれた。
長くなるかもって、かなりたくさんの入院準備の荷物を抱えて。
「やっぱり入院になっちゃったね」なんて話ながら
まだそんなに深刻には考えてなくて、落ち着いたら一度退院出来るかもって思ってた。
助産婦さんも、落ち着いたらシャワー浴びましょうね、なんて言ってたし。

でも・・夕方くらいからお腹の張りが頻繁になってるような気がする。
先生に伝えると、「やっぱり進んできちゃってるのかもしれないね。
前の時は29週だったんだね・・その波に乗ってるのかもしれない。
お腹の張りがおさまらないなら、NICUがある病院に搬送になるから。
ちょっと病院を探してみます。少しでも長くもたせたいね。」とのこと。

やっぱり私の体はあまり妊娠に向いてないんだなぁ。
大丈夫って言い聞かせてたけど、そんなに甘くはなかったなぁ。
不安でいっぱいになり、ご飯ものどを通らない。
助産婦さんは「まだ産まれないよ、大丈夫」って慰めてくれたけど。

急に病院探しが始まって、周りが慌ただしくなり、荷物をまとめたりする。
夜8時くらいだったかな~、やっと受け入れ先が決まって救急車が呼ばれた。
成育医療センターだから、次男の時よりは近いし行ったことあるし良かったな。
などと、思いつつ・・
二度目の救急車。次男の時も乗ったけど、あのときは結構しんどかった。
今回はまだそんなに自分の中では緊迫感なく、余裕もあった。

30分ほどで着いて、ストレッチャーでがらがらと運ばれ、内診台へ。
なんだかわらわらとお医者さんや助産婦さんがいっぱいいるな~
今まで見てくれてた先生もついてきてくれて、説明をしてくれてる。
「子宮頸管の長さは、3センチあります」って、そうそう大丈夫なはず・・・
と思っていたら内診してる先生が
「う~ん、短いね。1.7センチ。」という声が聞こえた。
え~~!!いつの間にそんなに短くなっちゃったの~汗
子宮口はまだ開いてないのが救いだったけど、とにかく点滴をあげることに。

「以前、二人目でも経験あります。ウテメリンで肝機能が落ちました」
と私が言ったら先生の顔つきが変わった。
あまりウテメリンは使えないと判断されて、ウテメリン+マグセントを
結構な量(よくわからない)流すことになった。
一気に体が熱くなって動悸は激しいし気持ち悪いし、苦しくてしょうがない。
あまり自覚はなかったけど、結構お腹の張りがあるらしい。
駆けつけてくれた旦那とは、しんどくてあまり話も出来なかった。

その日の夜も副作用で眠れない。
少し落ち着いてきたな~と思ったら、エコーしますから、と起こされた。
長い時間、ぐりぐりと超音波検査が続いて・・・
「これかな・・ここに血腫がありますね」
「はぁ・・」
そう言われても、いまいちどういう状況なのかわからない。
「お腹の張りで血腫が大きくなったのか、血腫のせいでお腹の張りが
あるのか、判断はできません。とにかく様子を見ましょう」
赤ちゃんは元気、まだ27週だけど1,000gは超えている様子。
点滴のおかげで張りはおさまって少しほっとした。

思ったより状況は緊迫していたみたいで、
すぐに産まれてしまってもおかしくない状態だった。
今思えば、ここで踏ん張ってくれて良かったな~
すぐにリンデロンという副腎皮質ホルモンの注射を二回うつ。
これは赤ちゃんの肺の機能をよくするためのもので、次男の時もやった。
早く産まれてしまいそうな時にうつんだけど、1週間くらいの効果らしい。

ウテメリンとマグセントの副作用からか、体中が痛む。
歩くのもつらいくらいで、何度もナースコール押して訴えたしょぼん
でも赤ちゃんのためには、我慢するしかない・・・

3日ほどして、採血の結果、肝臓の数値が良くないと言われた。
肝機能がやっぱりだめらしい、ウテメリンをやめる方向でいくことになった。
きったらどうなるかわからない、もしかして陣痛がきちゃうかも・・
お腹の張りに効く薬で認可されていない薬があります。
それを使うという手もありますが、どうしますか?

・・・。これ以上薬は使いたくないというのが正直な所。
でもなるべくならもっと長い間お腹に赤ちゃんをとどめておいてあげたい。
28週ってことは、次男の時の29週4日よりも早い・・早すぎる。
体のつらさと同時に不安が込み上げて、涙が出てきてしまった。
泣いてもしょうがないと頭ではわかってるのに、出血してからの急展開に
まだ私の気持ちが追いついてないみたいで、ぷちんとはじけたみたいだった。

助産婦さんが背中をさすってくれて、
私は泣きながら「・・ごめんなさい・・」と言うのが精一杯。恥ずかしいあせる
先生も困った顔で「泣くとお腹張りますよ」と去って行った。

こんな情緒不安定な私を気遣ってくれたのだろう、
その日の夕方、先生がエコーの機械をがらがらと持ってきてくれて
「歩くのもつらいだろうから、ここで見ましょう」と。
赤ちゃんの様子を超音波で見て、元気ですよ、と写真をくれた。

28週になったその日。旦那がお見舞いに来てくれて、
写真を見ながら「旦那に似てる気がする」とか話をした。
泣いたら少し気持ちがふっきれて、落ち着いて話が出来た。
ここまできたら、赤ちゃんは大丈夫だよ。最悪産まれてしまっても
なんとかなるよ。次男の時もそうだったし、今は元気だし。
「なんとかなるよね」って言葉を繰り返してたら、大丈夫な気がしてきた。

ウテメリンを切ってしまい、マグセントだけになった。
どうなることかと思ったけど、張りはこなくてとりあえず小康状態。
夜になるとお腹の張りが増えてドキドキしてたけど、朝にはおさまるの繰り返し。
一日一日、とりあえず過ぎていくのを待つだけの毎日だった。

トイレと洗面だけは歩いて行けるけど、まだシャワーは無理だ。
行ってもいいよと言われたけど、すぐにお腹が張るから怖くて行けなかった。
しかも内診してもらったら、子宮頸管の長さは1.1センチにまで短くなってた。
とにかくベッドに横になって、携帯で長男と次男の写真を見る。
特に次男は、小さく産まれたけど元気に育ってることが、今の私には励みになった。
切迫早産で入院してた人のブログも読みまくった。
結構長い間みんな頑張っていて、36週まで持たせて元気な赤ちゃん産んでる。
私も頑張るぞ~と思った。先を考えると気が遠くなるけど・・・

1週間をそんな感じで過ごした。

次回に続きます・・・