東京の永田町にある
山王日枝神社では
6月半ばに山王祭が開催されます。


江戸城の鎮守であった日枝神社は
徳川将軍家の産土神として
崇敬されていました。

山王祭は盛大に行われ
京都の祇園祭
大阪の天神祭と並んで
日本三大祭の一と称されていて

その祭礼に係わる費用は
幕府より支出されていて
御用祭」ともいわれました。



山王祭の神幸行列は
「神輿行列」と
「山車行列」で構成されていたそうです。

山車行列は
氏子の町々(百六十余町)が参加し
江戸末期には
60基を超えた山車(だし)・練物(ねりもの)が
見られたそうです‼️


祭礼の図や絵巻がたくさん残っているので
当時の様子を見る事が出来ますが
豪華で盛大ですね!

神田(かんだ)明神(現、神田神社)の
神田祭とともに
将軍上覧という栄誉もあり
御用祭天下祭とも称されていたそうです。

これは
将軍様も見たくなりますね♫


陰暦の6月は盛夏で

今の7月終わりから

8月の初めに催行さていたことになります。

真夏の祭りだったのですね☀️


残念ながら
それらの山車は
明治維新後
高さ4メートルの電線が巡らされ
山車、錦旗は通行が難しくなり
さらに
たび重なる震災・戦災でほぼ消失し
現在では神輿主体の祭礼になっています。

山王祭に行ってみよう



山王祭は
神幸祭など各種祭典の総称ですが
2年に一度行われる
神幸祭が最大の祭典となります。

西は四谷、東は日本橋まで
皇居を中心に
23kmを9時間かけて巡行します。


都心の銀座や東京駅を
平安朝絵巻のような行列が通ります。
なかなか、見れない
貴重な光景ですねラブ