菊水さんが、地球が強がっていると一言書いたのが気になりました。
私もこういう声を聞いたことがあります。
自然というのは人間に対して負けん気があり、またそれが痛々しかったりとても可愛いらしかったり愛おしかったりします。
私が聞いたのは、例えば…ブルネイのジャングルでのことでした。
ブルネイは川の交通が盛んで町のすぐ近くにジャングルがあります
私は観光で入ったジャングルが気に入って何度も船に乗っていました
ジャングルは非常に原始的な精霊で満ち溢れた独特の雰囲気がありました
善でも悪でもない見えざるものがひしめき合って何かを人目から守っているような雰囲気がありました
ジャングルの川にゴミは比較的少なく綺麗なのですが、ふと洗剤のボトルのようなものがマングローブのような木の根っこに引っかかってるのを見つけました
この美しいジャングルに対してなんてことを!
と思ったら、どなたかの意識がピンポイントで脳に差し込まれてきました
「たかがこの程度!見くびるな!こんなものこれで浄化してやる!」
そして洗剤のボトルが引っかかっていた一本の木が病気のようになり崩れて落ちていくイメージが差し込まれてきました。
非常に自信にあふれて強気の勢いのある言葉だったのですが、木が崩れていく様は痛々しく私の中に残りました。
とても強がっているのがよくわかりました。
世界には洗剤のボトルの数と、木の本数どちらが多いでしょうか
自然は痛みを感じています
だから強がるのです
自然が人間に対して構えなくてもいいほどに仲良く慈しみ合う関係でいたいです