6日からは全て勝てるはずの試合を落として3連敗し、これでチームは4連敗になった。


6日

MIA 1-2 ATL


エースのJJが8回途中まで6安打9奪三振2失点とブレーブス打線を封じ込めた が、打線が2安打1四球に抑えられて4月以来となる同一カード負け越しが決定。

今季不振のデルガドに7回途中まで抑え込まれると、そこからはベンターズ、オフラハーティ、キンブレムの屈強リリーフ陣にパーフェクトに抑えられた。エースが好投した試合くらいは勝ってほしいのだが・・・。



7日

MIA 2-8 ATL


0-0の5回にレイエスが待望の1号ソロを放ったものの、5回まで最高のピッチングを見せていたバーリーが6回に逆転2ランを許してしまった。7回からはシシェック、チョート、ウェブ、ムヒカ、ジェニングス全員がヒットを浴び、計6失点。シシェックとムヒカがヘイワードに、ジェニングスがボーンにHRを浴びるなど、あまりにも痛い追加点を許した。


打線はレイエスとスタントン のHRの2点のみ。

ボルスタッドのように期待されながらダメダメなマイナーから5イニングで4安打5四球とチャンスを作りながらも得点はHRの1点のみに終わるなど、得点圏では13打数無安打。これでは勝てない。

相変わらず牽制と守備の上手いバーリーは6回2失点 も、この日も一発に泣いた。



8日

MIA 1-5 TB


ノラスコがこの日も6回3失点と「まずまず」のピッチング を見せたが、相手先発ヘリクソンが4,1回を5安打7四球ながらチームは1得点に終わり、これで4連敗。得点圏で8打数無安打に終わり、チーム得点圏打率は.219になった。


このところ不安定なウェブも2番手で登板し、0,1イニング3安打1四球2失点と不調が続くのが不安。



マーリンズはこれで今季31勝27敗。

ピタゴラスの定理だと27勝31敗となっている。負けている要因と得点数<失点数の要因は全て得点圏でヒットの打てない打線にある。HRが出たときの試合は21勝10敗だが、HRが出ないときの試合は10勝17敗と大きく負け越しており、得点圏で打てないチームの現状を表している。


得点圏での打撃成績は 589PA 484AB .219/.324/.322 .646OPSとあまりにも弱く、ランナーがいないときに比べるとOPSが8分も違う(.254/.316/.405 .721OPS)。また、2アウト+得点圏だと 270PA 221AB .176/.326/.262 .588OPSとあまりにも酷い成績。


得点圏時の個人成績は機会数の多い順に(AVG/OPS)、


ハンリー 77PA .194/.586

スタントン 64PA .280/1.098

ロモ    58PA .133/.471

バック  49PA .179/.660

レイエス 49PA .270/.720

オマー  45PA .190/.419

ボンマ  45PA .278/.673

ギャビー 31PA .207/467


とレギュラー陣は悲惨。

特にハンリー、ロモというチャンスで回ってくる機会の多い二人が凡退し続けているのがあまりにも痛い。レギュラー陣は悲惨だが、ドッブスとカーンズのベテラン2人は大健闘。ドッブスは 28PA .381/.857、カーンズは .375/1.149 と期待通りの成績を残しているため、チャンスでハンリーやロモに回ってきたら彼らを代打で使った方がいいんじゃないかと思えるくらい。

昨年の5月は得点圏であまりにも打てずに地獄を見たが、打線が復調しない限り今年もその地獄を見ることになりそう。とにかくチャンスの時にリッチ&トミーも呆れる「ボール球を振る」という行為をしないことがこの状況を打開する鍵となるだろう。


ちなみにチームの代打打率は70打数21安打で打率3割ちょうど。




また、8日にピーターセンとジェニングスをマイナーに降格させ、ロザリオを再昇格させカーンズをDLから復帰させた。


ジェニングス降格に伴い左がチョートだけになるという事態だが、とりあえず誰かを呼ばないとチョートが昨年みたいに過労で途中離脱してしまいそう。

AAAに左はダン、ラブランクくらいしかいないが、ダンを信用できないならラブランクを使うべき。スターターが故障したときの保険としてマイナーにおいているが、保険ならサナビアとハンドでどうにかなる。なので長いイニングも投げれるラブランクをリリーフとして上げるべきだろう。


また、AAAではギャビーが 19G .310/.494/.483 3HR 16BB 11SO と打撃復調の兆しを見せている。ロモをLFに戻し、ギャビーを1Bで使う方が良いと思うが、一体いつ再昇格させるのだろうか。

ちなみにドミンゲスは57G .230/.281/.349と、もう・・・・・・・・。


最後に、Aのグリーンズボロで 12GS 67IP 42H 1HR 85SO 16BB 1.34ERA と期待以上の成績を残している昨年のドラ1、フェルナンデスだが、A+のジュピターへの昇格が決まった。ドラ2のコンレイも 12GS 63.1IP 43H 2HR 75SO 21BB 2.56ERA と活躍しており、こちらも近いうちにA+へ昇格できるだろう。

ジュピターには09年のドラ1ジェームス(11GS 54.2IP 67H 3HR 35SO 18BB 4.45ERA)、10年のドラ1イェリッチ(42G .276/.354/.519 7HR 11SB 43SO)、10年ドラ2のラスマセン(12GS 65IP 65H 4HR 55SO 27BB 4.71ERA)、10年ドラ3のリールミュートウ(53G .247/.326/.340 10SB 21BB 26SO)、08年ドラフト外のオズナ(59G .244/.317/.438 10HR 56SO)と5人のトッププロスペクトが在籍している。