消費という点に立つと、視覚的印象をもっとも重視して人々は行動します。
プディングの味は食べてみるまでわからない・・
論より根拠、見た目で迷っているならば
食べてみればいいじゃないかとはよく言ったものの
よく売れる商品にするためには、第一印象が要となります。
見た目で判断して、良いな、と思わせたものが一番優秀なプディングなのです。

こういった傾向で、供給側もぱっと見で好感を得られるようなものをつくろうとします。
中身やほんとうにおいしいといった内実(ストーリー)を脇に置き、
外見(アイドル)を押し出し、商品を構築します。

このようにして作られたのが、いまの日本の市場です。
さらにいえば、アニメキャラとの擬似セックスの温床・秋葉原です。

こんなキャラクターばかり全面に出すものは、アニメではない。
昔のようにカクカクとブリキ人形のように動く登場人物が、
ストーリーに溶け込んで生き生きとしているのがアニメだ、と論じる
懐古主義者は後ろ指を指され、時代遅れの最底辺のものと詰られてしまいます。

もはや現在のアニメはキャラクターの個性を前面に押し出し、
ストーリーは過去に何度も使われたような変わり映えしない殺風景なデジャヴしか表現しない、
より綺麗な女優を生み出し求めつづけるアダルトビデオ業界となんら区別できないでしょう。

この傾国の危機に、政治よりAKB48の総選挙に注目が集中するのも、
このような文化に人気が集中しているためと思います。