第9章 挫折感が犇犇と



毎年のことだが、3月の印刷業界は繁忙期です。


この頃の筆者は連日10時頃に帰宅。


帰ると、日本酒(「源さん」という2リットル紙パック)を湯呑みに注いでレンジで温めて、漬け物を肴に一杯やる。


そして寝る。


こうなると勉強時間なんぞ皆無。


それでなくても、勉強が進むほどに痛感する漢検一級の難易度の高さに、学習意欲も萎えてるところ。


JIS第2水準の漢字と、それを含む熟語・四字熟語・故事成語…


1級は範囲が膨大すぎる。


タイトルの犇犇(ひしひし)なんて言葉は、カタカナを使って

「挫折感がヒシヒシ」

と書いたほうがコミュニケーションとしては上等じゃないか?


そんな言い訳も出てくる始末。


実際、筆者の体感としては、昭和63年の北大理1の二次のほうが簡単だったと思う。


そもそも漢字検定準1級や2級も持ってないのに、いきなり1級を10月に受検てのは無謀だったのか?




それでも俺はやるぞ!


と熱血だけを武器に闘うのみ。


宇治原だの宮崎美子だのに負けたくはないのだ←そんなモチベーションでは挫折するぞ