第3章 四字熟語選抜メンバー


 外に出るのが寒くて億劫なので、例の四字熟語辞典で漢字の勉強している2月。

 この辞典のいいところは、それぞれの四字熟語に漢字検定の級が書いてある事。

 1級受検にあたって、1級と準1級対象の熟語を中心に覚えれば良さそうだが…

 それにしても量が多い!

 これは全部覚えようとするのは効率が悪い。

 ということで、四字熟語をある程度フルイにかけることにした。

 おっと、篩(フルイ)くらい漢字で書かなくては。




 ①人名由来の熟語は省く
 
 例えば「伊尹負鼎」

 この伊尹(いいん)てのは大昔の中国の宰相の名前。

 この男が鼎(調理器具の一種)を背負って料理人として王に接近し、やがて宰相になった、という故事。

 こんな言葉は、我々が普段応用しにくいので問題にしても意味なかろうという、出題者側の考えを読んでこの際無視する。



 ②「○○之○」という形式のものは一部省く

 ネットで「ほとんど出題されない」と書いてる体験談があるが、出題ゼロではないらしい。

 なので、この形式は軽視しつつ内容吟味して重要そうなものだけに絞ってみる。

 例えば「君側之悪」

 君主のそばにいる悪い奴という意味で、全く覚える必要性を感じない。


 
 ③1級対象の四字熟語だけ覚える

 冒頭で述べた方針を早くも撤回。

 準1級対象の四字熟語にも、中々難しい漢字を使ったものが多いが、協会が1級の試験に出題するのは1級対象漢字メインと決めつけてバッサリ省くことにする。



 ④上下2文字ずつに分けられるもの以外は省く

 阿轆轆地という熟語は「阿」「轆轆」「地」なので覚えなくていいと思う。

 と言うのも、試験では四字熟語の上下どちらかが空欄になってて、それを埋める形式で出題される。

 この場合「轆」の字が答の一部になるので問題にはならない、というヨミ。




 こうした方針で取り合えず「あ」から「お」までのページの覚えるべき熟語を選抜してみたが、それでも116個もあった!

 しかもどれも見たことのない四字熟語!
 ア行だけでこの量を書けるようにするのは大変だ。



 …道は険しい。



 しかしまだ久々の勉強を楽んでいる。

 蛍光マーカーや付箋紙を買ってきて、勉強してる雰囲気づくりもまた楽しかったりする。

 いつ飽きるかは分からんが。