先週末は、書かなくてはいけないリポート&論文が溜まりに溜まってしまって、ついに土日は都内のホテルに缶詰状態となってしまて、やっと解放されてなので、、、。
取り急ぎ、簡略に先週末の雇用統計に関しての感想ですが、、、。
先週末の金曜日には、マーケット全般の商いにとっては毎月恒例のイベント(一時代前ならば日米の貿易統計=日本の貿易黒字、が、外為マーケットの参加者の注目の統計になっていたのでしょうが)である、米国の雇用統計のアナウンスがありました。
米国の大統領選挙の一般有権者による投票日(11月6日)までには、今回と来月(11月2日)と雇用統計の数値を確認することにはなりますが、、、。
忌日前投票分等を勘案すれば(来月が極端に悲惨なものでもない限り)、大統領選挙えの影響度として考慮されそうなのは今回分まででしょうか(テレビ討論会も時期的に投票行動に与える影響が疑問視されている時期ですし)、といったところだったのでしたが、、、。
さて、9月分の米国の雇用統計の数値は、事業所調査である非農業部門就労者(NFP)人数は、+11万4000人で、事前予層のコア・レンジ内(+16万5000人程度といった強気の予想も一部ありましたが)ではありましたが、、、。
ただ、前月(8月)分の速報値(+9万6000人)が、+14万2000人に上方修正されていたのは、幾分驚きましたし、既報値も7月分の修正値(速報値の+16万3000人から、14万1000人に下方修正されていたものが)が、18万1000人と上方修正(7月と8月分の上方修正が、+8万6000人)になりました、、、。
他方、家計調査である、失業率の低下が、NFPの(強めといった印象であった)数字以上に、サプライズとなったのではないでしょうか、、、。
私見としましても、やや不意を突かれた感がありましたが、、、。
9月分失業率は、7.8%で(小数点以下まで算出すれば、7.79554%となります)、前月の8.1%(同、8.11148%)からは、0.3%ポイントの低下ということになりました、、、。
直近の過去を振り返れば、2009年1月分の失業率が、7.6%で、翌2月分には8.1%に上昇といった8%台に乗る時期以来の数値というこにはなりますが、、、。
しかしながら、Fedのマンデートの一つである完全雇用を達成するには(NFPの増加人数幅も)、NAIRU(インフレショーンを仮想kさせない失業率)の推計値の見合い(現状では推計し難いものの)、全く不十分(高すぎる)な失業率の絶対数値であるのは言うまでもありません。
労働市場の改善の兆しとして、ポジティブに評価するとしても、これまでがあまりにも惨憺たる状況ですから(それも長期間にわたって)、若干マシな数値が出た程度でしかないのではないかとも、私見ではおもえてなりません(ノイズも考慮すれば、今後の推移を注意深く見守りたいところです)。
ただ、オバマ現大統領にとっては、再選に向けて決定的な追い風となったと言って差し支えないとは思います(失業率の8%台は、2期目が危ういといったことから)。
しかしながら、今回の雇用統計の結果は(私見では、オバマ政権となってから、雇用関連の統計での数値の出方に釈然としないものがずっとあるのですが)物議を醸し出したようでもありましたので。
簡単に内訳を確認してみますと、労働参加率(労働力人口÷16歳以上の人口)が8月の63.5%から63.6%(+0.1%ポイント)に上昇した一方で、就業者比率(被雇用者人数÷16歳以上の人口)も、同58.3%から58.7%に(+0.4%ポイント)上昇しておりました。
ちなみに、失業率(%)は、失業者人数(=労働力人口-被雇用者人数)ですので、労働参加率と就業者比率の変化分について全微分すると、失業率の変化幅に対して、労働参加率の変化幅は(8月の数値を基準に概算で)係数として1.453(1%の上昇で1.453%の上昇えの押上効果があり、半面、同様に就業者比率(上昇が)1.572の押し下げ効果となります。
数値計算からすれば、0.34%程度の失業率の押し下げ幅がありそうなのですが(7,6%程度でしょうか)、そこまでは下げきれなかったようでした、、、。
何よりも、経済的な理由でパート・タイムでの就労(フル・タイムの希望が叶わないので仕方なくという人も含めて)を余儀なくされている実態が明らかなのが、気になるところですし、、、。
Table A-15の、U-6カテゴリー(完全失業者にパートタイム等での就業を余儀なくされている人等を加味した、実質的な失業率とでも言えそうな)の失業率は、前月と変わらずの14.7%でした、、、。
さて、雇用統計を通過する時間帯の外為マーケットの主要3通貨に限定してのプライス・アクションですが、、、。
前日のニューヨーク・マーケットの終盤(東京マーケットから欧州ラウンドを経て結局のところは)との対比とするならば、雇用統計のアナウンス(ベンダーのヘッド・ラインを見ての瞬間風速的なプライス・アクションが一巡すると)を受けての瞬間芸的な商いも一服するにしたがって、USD/JPY、EUR/USDともにプライスは往って来いだったのではないでしょうか、、、。
とは言いましても、私見での想定からは、足許のプライスが相当程度、上方乖離してしまっておりますので、、、。
EUR/USDのプライスは、260日移動平均(MA)レベルも上抜けたレベルで滞空したままでのオーバー・ウィーク・エンドとなりましたが、、、。
あくまで、私見ではEUR/USDの中・長期のダウン・トレンド・ビューを維持したままですので、コスト的にも、EUR/USDは戻り上値レベルとして、ショート・ポジション・エントりーといきたいところですが、、、。
週明け早々の(EUR/USDに関しては、東京マーケットの参加者はもともと門外漢として)欧州ラウンドの入り方が気になりますので、EUR/USDの商いの地合いを出来る限り見極めて、超・短期のディールのエントりーのタイミングを判断といったところでしょうか、、、。
ロンドン勢が参入してくる頃合でも、EUR/USDのプライス・アクションが堅調ならば、EUR/USDが1.3050アラウンドを超えてくるまで様子見といった感じで、上値余地がせいぜい(目先的に最大限見積もってですが)EUR/USDの1.3150/60レベルであるとしても、値幅的には、100pips以上ありますので、ショート・ポジションからのエントりーは回避しておいた方が懸命なのではにかと思えてなりません、、、。
対して、EUR/USDの弱含み&ユーロ圏の重債務国を巡るネガティブ要因が材料視されることにでもなるようならば、EUR/USDが260日MAレベル(5日金曜日のニューヨーク・マーケットのクローズ・ベースでは、EUR/USDの1.2974レベルで若干下向き)を容易に割り込むかどうかといったところではないかと思うのですが、、、。
それでも、EUR/USDは直下の260日MAレベルをクリアーに下抜けるようなことにもならないのではないかと思えてなりません、、、。
(今週初から央ではですが)EUR/USDが1.30台から振り落とされたとしても、下値追い商状が加速するには、どうしても材料不足の感が否めません、、、。
いずれにしても、月曜日の欧・米ラウンドのマーケットのセンチメント次第といったところでしょうか、、、。
対して、USD/JPYの商城は、相変わらずといったことかと、、、。
USD/JPYは、100日MAレベル(同、USD/JPYの78円81銭レベル&260日MAレベル(同、USD/JPYの78円87銭レベル)では、上値レベルをキャップされてしまうでしょうから、戻り上値レベルでは、USD売でしょうが、プライスを削ったところで、目先的な下値メドも、USD/JPYの25MAレベル(同、USD/JPYの78円18銭レベル)では、一旦、USDを買い戻したくなるでしょうし、、、。
結局のところ、足許の、USD/JPYの65日MAレベル(同、USD/JPYの78円50銭レベル)を、当面、セントラル・レベルとしてタイトなゾーンでの上下動での推移となるしかないのではないでしょうか、、、。
余談ですが、スタイリスト経済学者のクルッグマン教授が、講演でドラギECB総裁を高く評価しておりますが、、、。
色々な意味を含んで、スーパー・マリオであることには、私見でも異論はないのですが、クルッグマンのベタボメ的なコメントは面白いですし、今般の米国雇用統計に関しても、ニューヨーク・タイムズ紙(Web版)の連載コラムで、(コンサバ系のオバマ官僚の陰謀論やウエスト・ウイングの統計数値の操作疑惑を否定する)短い文章ですが解説しておりますし、、、。
クルッグマン教授の見解については、後日あらためてメンションしたいと思います。