こんにちは。
マーケティングコンサルタントの井上可菜美です。
もし、お客さんに
あなたの商品を買わない理由として
「値段が高いから」
と言われたとしたら……、
その言葉通りに受け取るのは
早計かもしれません。
なぜなら、値段が高いというのは
買わない言い訳として
使いやすいからです。
だから、言葉通りに受け取って
値下げをするのは
ちょっと待ってください。
あなたが本当に取るべきアクションは
値下げなのでしょうか？
あなたの商品を買ってもらえなかった理由を
単純に値段のせいにしてしまうのは
思考停止しているようなものです。
自分のせいではなく、値段のせいに
するのは簡単です。
そして同時に、自分の成長とか進歩とかも
なくなります。
お客さんの本当の心の声は
なんだったのか？
他に考えられる理由としては
「商品の性能や機能のわりに高い」
なのかもしれません。
だとしたら、その商品を買うことで
得られるメリットをもっとアピールする
だとか、改善点が出てくるわけです。
自分が何かの商品を買うとき、
手持ちが足りなかった場合でも
本当に欲しいモノだったら？
買う時期を遅らせたり
クレジット払いにしたりと、
どうにかして
手に入れようとすると思います。
本当に値段のせいなのか？
と一旦考えてみて欲しいのです。
自分はもう買おうと思っていたけど、
家族に止められたとか
セールスマンとの相性が合わないとか
そんな理由があったのかもしれない。
でも、その本当の理由って言いにくいんですよ。
こういう場合に、断りやすい言い訳が
「値段が高い」なんです。
お金がないからっていうのは、
そのモノに対する優先順位が低いと
言っているようなものです。
本当に欲しかったら、
どんなにお金がなくても
手に入れようとするはずだからです。
でも、そこまでして手に入れようとは
思わないということは
単に優先順位が低いだけなんです。
とは言っても、
「本当に値段のせいという場合もある」
という反論もあるかもしれません。
ただ、問題の本質はそこではないです。
問題は、そういう低い視点で思考している
ということなんです。
「値段が高い」
↓
「値下げしよう」
というのは、ただの思考停止状態です。
そうではなく、
「自分に何ができるのか？」
「改善すべきところはどこか？」
と次回への反省として考えることで
対策が出てくるんです。
なのでみなさんも、
「お金がないから」
「値段が高いから」
とお金のせいにするのはやめましょう。
もちろん、本当にお金がないという状況も
あると思います。
でも、そういう時こそ、
別の視点から考えることができるか？
が重要になってきます。
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