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金持ちオヤジという雑誌ターゲティング

【勝手にアドバイス Vol.45】
今日の勝手にアドバイスは「ちょい悪オヤジ雑誌」がテーマ。昨日の足長オヤジの余勢だ。


【“ちょいワル”元編集長が新事業】
 「ちょいワルオヤジ」などの流行語を生み出したファッション誌「LEON 」元編集長の岸田一朗氏が新会社「KI&Company」を立ち上げた。21日に東京・港のコンラッド東京で発表会を行った。新会社は11月にウェブマガジン「@ZINO(アットジーノ)」、来年3月に男性向け月刊誌「ZINO(ジーノ)」を創刊する。「紙媒体とウェブサイトを融合した複合型ライフスタイルメディアの構築」を目指すとしている。



 ウェブマガジン「@ZINO」は無料会員制で「ショッピングアシスタンス」と名付けた店舗・商品紹介サービスを導入する予定。当初は「自らe―コマースを手がけるわけではなく、読者の購入したい意思を販売店に伝える」(岸田氏)という。「ZINO」と「@ZINO」は年収5000万円程度とLEONよりも高い所得層を想定ターゲットとしている。
引用元 http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=MMITea000021092006


悪を演じられるのも金だよ金、ということなのか、年収5,000万(!)以上の層となると(一応断っておくが資産ではない)、数万人といったところだろうから、極めて絞り込んだターゲットといえる。何冊売れるのか心配になってしまう。 


【統計的に見るターゲット】
資産1億円以上の資産がある世帯は全世帯の約2%、78万世帯ほどに過ぎない。ちょい悪オヤジの雑誌のターゲットも拡大解釈すれば50万人ぐらいとなる。


一方長者番付から見る高額所得者の分布は、企業経営者43%、医師15%、芸能人1.3%などとやはり、という結果である。社長と医師がメインのように見える。ところが企業経営者(会長、社長)の平均年収は大企業でも3,000万円台。ZiNOが狙うのは、仕事ひと筋で趣味の浅い社長はのぞき、医師やその他になるということだろうか。


以上、アブラハム・マーケティング という富裕層相手のビジネスに特化している会社のサイトから。


【金持ちの生態】
わたしが聞いた話だが、金持ち相手のサービス例として良く聞くのが「身なり」ではわからない、という点である。百貨店の人に聞いた話しで、(金持ちは)「ジャージでやってくる」(横浜の某百貨店で聞いた話)、「長靴を履いていたら金持ちと思え」(川越の某百貨店で聞いた話)。要は姿かたちでは判断できないし、むしろ身の回りや日々の生活にはケチだから、けっして気取った格好をしていない。だが手首や指や首に巻いた貴金属類だけは、金持ちであることを裏切らないそうだ。


ちなみに横浜の某百貨店では、「富裕層専用の入口、エレベータ」があるのだ。「驚いた」のだが、話を聞くとその百貨店の元社長が、なんと自分用に作らせた入口だったという。今ではお客さま用になったのだ。


【先行するSeven Hills】
ZiNOの発刊がまだ先であるので、まず先発している「金融資産1億円以上の資産家のためのマネー&カルチャー誌」であるSeven Hills の訴求内容から見てみよう。



「SEVEN HILLS」は“The magazine for high net worth individuals”をコンセプトとした、世界を舞台に活躍する資産家のためのマネー&カルチャー雑誌です。2002年10月の創刊以来、確実に購読層を獲得し、富裕消費者層はもちろん、富裕層をターゲットとした事業展開を図る企業の皆様にもご愛読をいただいております。

PIC


月刊誌で2006年9月号の内容は、「ウェルエイジング(加齢に抵抗するのでなく自然に年齢を受け入れる)」、社交ダンス、BVLGARI、バリ島、クルーズ、投資哲学などが構成されている。基本的に年間購読で1800円/月ぐらいである。日経新聞のおまけでついてくるPrivのようだ。

【ちょい★はにかみオヤジを演出】
Seven Hillsが資産運用をメインにしているのに対して、ZiNOは、寄付など「お金の使いかた」を伝授するというところが新しい。LEONがファッションや時計や車ばかりだったの対して、ZiNOは「モノからはちょっと卒業して、人生の意義を問おうじゃないか」というノリである。


格好よく寄付するオヤジ、がテーマになるのだろうか。まるでビル・ゲイツだが、きっとそのあたりが想定メイン・ターゲット像だろう。


【勝手にアドバイス】
LEONにしてもNIKITA (岸田氏のプロジュースで創刊)にしても、ブツ欲と(自己)美意識と鼻に付く強がりが嫌いだった。だからわたしはLEONの読者ではない。せいぜい立ち読み程度だった。


ZINOがどういう雑誌かまだわからないが、ブツ欲だけでなく、社会に貢献するライフポリシー(生き方の主張)があればいいと思う。そして外面(ファッション)だけでなく、内面(知性)を磨くことにも貢献してほしい。そういう意味では(わたしが昔読者だった)エスクワイア とSeven Hillsを足して2で割るというところだろうか。


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男の美脚スーツ

【勝手にアドバイスVol.44】
ジョギングを終えて帰宅途中、エレベータで美脚女性と一緒になった。脚の長く見えるジーンズをはく若い女性。一定の長さの女性が美脚ジーンズをはくと、余計に長く見える。うらやましい。そこで今日は、週末なのでファッションの話題。男だって脚を長く見せたいんだ!美脚スーツをテーマにしたい。


【コナカの完全子会社になる九州地盤のフタタでは】 ★★
そのフタタのサイトにある美脚スーツの説明は次の通り。価格はおおむね49000円。

①後ろポケット位置を上げることで脚長効果を演出
②後ろのウエストラインを上げ、前を下げることでヒップアップ効果
③ズボンの膝の設定ポイントを高くして、脚を長く見せる



なるほど、とは思いますが、この広告だけでは、リクルート用かR25世代向けだけで、カッコ良く見せたいちょい悪オヤジとか、ちょい太りオヤジ向けではないのだ。
http://www.futata.co.jp/futata/suit1.html


【はるやま メンズ美脚プロジェクト】 ★★★
2004年に業界にさきがけて「足長スーツ」を売り出しヒットを飛ばした紳士服はるやま では、今着ているスーツを美脚スーツにリフォームしてくれるサービスがある。

①ヒザ位置を高く!
美脚の最大のポイントはヒザ位置。通常パンツのヒザ位置は股下の長さの1/2になるがヒザから下が長いほうが足長に見えます。モモ巾を細くしヒザ位置を高くすることで美脚効果バツグンです。(1890円なり)
②スソデザインでスッキリ!
モーニングカットで足長に見せる。スソも余り過ぎるとせっかくの美脚効果も半減。ノークッションか軽いワンクッションが足長に見える。 (945円なり)
③胴まわりはスッキリライン!

通常ジャケットのおなか回りの余裕はこぶし一つはいるくらいだが美脚を目指すならば胴まわりは少し細めが良い。 (ジャケット加工なのでちょっと高くて、2625円)

これはよいリーズナブル&サービスだと思うが、擦り切れスーツでは無理でしょ。と思われてしまうのが欠点だろうか。


【足長パンツを科学する】 ★★★★
テイラー・カスカベという三重県八日市市のテイラーのサイトはとてもシック。そのブログ調のサイトの記事から「本当の足長パンツ」を紹介したい。

足長パンツの条件とは「ノータック 」「細身でタイト」「膝から下が真っすぐ」、そして「ウェストラインが背中側に向かって高くなる」。フタタの説明と似ている。


普通   足長   細身 


左が普通のスーツのシルエット。足は短く見える。
中は足長パンツで、膝裏部分まで絞り込み、その下を真っ直ぐ踵まで延ばす。ふくらはぎで角度が付くので、その分、太くなる。
右はひと時代前の細身のズボンのシルエット。これだと細くはなるが、昔のスリム・ジーンズのように脚のワン

キョクをなぞった形になって、歩きにくくなるそうだ。


 足長タイプ  細身シルエット  


左が足長タイプ、右が細身シルエット。テイラーには裏技があって、膝の部分に加工をほどこすことで処理できるようだ。結論としては、足長タイプを出来る限り細くすることが、自然な足長シルエットへの道である。このサイト、非常にわかりやすいし、これ以外の読み物も良心が感じられて良い。
http://www.tailor-kasukabe.com/index.html


【イージーオーダー店は美脚に対応していない】 ★
たとえばイージーオーダーの大手ビッグジョン 。上着の襟、ベント、ステッチなどにはこだわりがあるが、肝心の美脚にはオーダーがないのだ。前につくったとき、聞いてみたのだが「?」って感じでした。だから他のイージーオーダーでも似たり寄ったりだろう。丸善 で作ったときでさえ、そういうリードはなかった。あるのかも知れないが、たいていのLeonじゃない男たちは、説明能力が欠けているのだ。

★の数ガイド: 5個=激賞;4個=卓越;3個=優れもの;2個=ライバルに鼻差;1個=マニアック


【勝手にアドバイス】
①まずイージーオーダーのお店でも、「足長説明力」と「足長裁縫技術」をつけてほしい。顧客満足は上がると思うし、リピート力アップになります。即効性あります。
「足長=吊るしスーツ」を購入というチョイスだけでは、さびしいじゃないですか。イージー/パターン・オーダーの方が、やはり着心地はいい。
既製服でもY体中心に「足長スーツ」を拡充したらどうでしょう。ウォーム・ビズ&レッグ・ストレッチなんて、ウケないでしょうか。
足長は服だけのことではなく、姿勢も大きな要素だと思う。わたしは日々のストレッチだけでなく、骨盤体操やヨガの準備体操もどきをして、姿勢を良くすることを続けてきた。今時の若い女性にも「がに股」が多いのだが、姿勢をよくして歩き方を良くすることも、足長には必要なことである。


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ネットユーザー白書2006

【勝手にアドバイスVol.43】
来月に株式会社アイ・エム・ジェイ(ヘラクレス上場のインターネットビジネスの関連企業)から発刊される『ネットユーザー白書2006』のプレスリリースがあった。15歳~69歳までのインターネットユーザー1700人弱の実態調査。なかなか興味深いユーザー分析もありましたのでとりあげます。


【ネット行動クラスター】
インターネットでの行動タイプを分析した結果、現在のインターネットユーザーはおもに、7つの行動タイプに分類できると考えます。


①とにかくアクティブ。ゲームやコミュニケーションでも活用「アクティブユーザー」
②自ら情報発信はしないものの商品情報収集にネット口コミなどを重視する「ROM型ショッパー」
③コミュニケーションもショッピングもネットを生活に活用「ネットライフ層」
④ブログでの情報発信や自身のコンテンツをネットで発信する「自己表現志向層」
⑤チャットやメッセンジャー、オンラインゲームなどにはまる「バーチャルコミュニケーター」
⑥ネットリテラシー高くないもののSNSで人間関係を維持「SNSフォロワー」
⑦なんとなく、あれば便利程度のネット活用「ノーマル層」
引用元: http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/09/20/13350.html



ネット行動から見ると7つの行動パターンにしており、わたしのようなメルマガもブログもSNSもの、自己満足型の「自己表現志向層」が右上象限(アクティブな象限)のトップにある。多いのは10代とされているが、10代でも18%弱だから、実はかなり年代はバラけるのではないかと思われる。


「ROM型ショッパー」が、ネットプライスあたりでバンバン買ってしまう浪費型のユーザーだろうか。M紀子さんかしら。特に女性はネットマーケティングのターゲットNo.1の層。ブロードバンド環境、インターネットを泳ぐユーザーの増加によって、右側の象限(積極的なネット派)が半数以上を占めることがわかる。


【ネット接触時点の世代からの区分】
このリポートでは次の8つの世代区分をしている。

①「電脳生活世代」 1985~1991年生まれ(現在15~21歳)
②「ネット娯楽世代」 1980~1984年生まれ(現在22~26歳)
③「つながり世代」 1975~1979年生まれ(現在27~31歳)
④「ネットコンビニ世代」 1968~1974年生まれ(現在32~38歳)
⑤「メディア乗継世代」 1959~1967年生まれ(現在39~47歳)
⑥「ネット格闘世代」 1950~1958年生まれ(現在48~56歳)
⑦「ネット手ほどき世代」 1942~1949年生まれ(現在57~64歳)
⑧「スローメディア世代」 1937~1941年生まれ(現在65~69歳)


こっちの区分はなかなか興味深い。世代別マーケティング分析では、その世代がどんな事件やどんな流行、どんな映画や漫画に共通体験を持っているかをチェックして、世代の共感を呼ぶイベントやキャンペーン案を開発することが多いのである。それのネット体験版の分析表といえるだろう。



図が小さくて見にくいだろうが(引用元にはPDFがあるので興味がある方はダウンロードされたし)、横軸に現在の年齢をおいて、パソコン、インターネット、携帯、ワープロなどに接触した年齢の幅を○をつけて示している。

わたしは⑤の乗り継ぎ世代である。


わたしの○をプロットしてみよう。会社でのパソコン接触は20代後半(70年代後半)、ノートブックの記念碑的モデルであるダイナブックJ-3100SS を購入したのは29~30歳(90年)。インターネットは34歳(94年)、携帯電話はオクテで39歳(99年)、ワープロはエプソンの名機PC286 (懐かしい)を使ったのは90年頃だった。あのクソ重いマシンを自宅に持ち帰って仕事をした猛者もいた。

わたしの○はことごとくこの図からは左に外れているので、ネットコンビニ世代に近い(つまり若いのである、エヘン)。


15~21歳世代の体験が他の7区分と大きく異なるのは、すべてのデバイスの最新版を「同時体験している」ことである。つまり、デジタルが、もの心ついてから白物家電のように「普通に存在している」ということだ。しかもど

の世代よりも使いこなす。


その傾向はおおむねR25の主力世代(20代後半)まで続く。ところが28歳~35歳ぐらいの世代になると、デジタルに触れた年齢に個人差が見て取れる。この新人類を含む世代では、思いのほかデジタル体験には多様性がある(つまりオタクと非オタク差が激しい)のは発見だ。


【世代別プロフィール】
この白書では、①の電脳生活世代を「ネットを趣味のひとつとして遊び倒す」としているが、うまい表現である。ただしお金を持っていないので、ネットショッピングは低い。
③のつながり世代は「出会い」、つまりSNS利用が突出している。適齢期ということだろう。
⑦の「ネット手ほどき世代」は、団塊の世代が中核であり、ネットは苦手という人も多い。だがeトレード比率は平均より7ポイント高く、ネットでの株式売買もやっている。

世代で差異が大きく出るのは携帯ネット利用率。①では33.5%、だが④のネットコンビニ世代で18%、以降の年寄り世代はぐっと落ちてゆく。


もちろん東京証券取引所なぞすでに建物があるだけで、せいぜい2年で、株取引の99%がネット取引になるだろう。3年後にはSNS経由で結婚するカップルが、見慣れた風景になっている。


【勝手にアドバイス】
わたしは比較的早くからインターネットには敏感だったので、同世代とはかなり外れた「○」の場所になるが、そのように、標準ないし平均は、あてにならない時代。層化分析もわたし自身はあまり信奉していない。たとえば化粧品通販などの企業の現場でも、層化(クラスターづくり)して、何になるの?という声が大勢である。好みとか嗜好が違えば、基本的な属性(性別、年齢、出身地、学歴など)によるクラスタリングも裏切られる。同じ年代ということの意味がまるで不明瞭になる。


標準はなくてもだが類型的な行動はあるだろう。それがこの白書のような調査分析である。だがインターネットというひとつの生活の側面からだけの分析は誤りのもとでもある。ネットですべては語れない。


ネット側から見ればこうだが、リアル側から見ればこうだ」。そういう複眼の分析態度が必要である。


ネットユーザー白書は「ネット側」の資料。これを参考に顧客を仮分類して携帯メールDMを打つ、ブログを書いてレスを見るなど、レスポンスを測る。そういう「ジャブ・マーケティングの時代」なのである。要はジャブの精度を高めるしかない。すべての業種が、顧客の思わぬ変化、思わぬ異業種の競合による変化、社会や地球環境の変化による、多重の変化にさらされている。今の商売開発は、変化への即応能力と普遍的な価値のバランスをいかにとれるかにかかっている。


今日は以上です。お知らせですが、一身上の都合でblogを引越します。ご購読ありがとうございました。
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Jリーグクラブの経営状況

【勝手にアドバイス Vol.42】

今日の勝手にアドバイスは先日発表されたサッカーJリーグの経営状況がテーマ。経営成績がダントツのJ1浦和レッドダイアモンズでも営業収入は58億円(05年度)。そこらに多いクラスの中小企業に過ぎない。J2の最小の経営体は営業収入3億円という有様で、これで選手に給料が払えるのだろうかと心配になってしまう。


【クラブの経営情報を初公開 サッカーJリーグ】
 サッカーのJリーグは19日、今季昇格した愛媛を除く1、2部30クラブの2005年度の収支、利益など経営情報を初めて開示した。Jリーグは経営諮問委員会を設置した1999年から平均値や分布表などでJリーグクラブの経営状況を公開してきたが、個別の状況を開示するのは初めて。
 単年度で赤字となったクラブが前年度の2から11に増加したが、各クラブが選手強化など投資に動いた結果で、鬼武健二チェアマンは「赤字は残念だが、1億円未満の赤字は短期で解消できる」との見込みを示した。 負債が資産を上回る債務超過のクラブは神戸、大分など7クラブで依然、累積債務が経営を圧迫している現状も浮き彫りとなった。
引用元 http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/jtoto/headlines/20060919-00000036-kyodo_sp-spo.html

【主要チームの経営状況にコメント】


  浦和 鹿島 神戸 千葉 新潟 京都
(J2)
広告料収入 1,660 1,045 692 1,279 840 1,308
入場料収入 1,949 690 439 439 1185 245
Jリーグ分配金 549 401 250 426 266 153
その他 1,647 1,020 495 578 348 352
営業収入 5,805 3,156 1,876 2,722 2,639 2,058
事業費 4,986 2,432 2,621 2,191 1978 1,435
  内、人件費 2,342 1,368 1,500 NA 1269 NA
一般管理費 462 723 484 357 704 395
営業費用 5,448 3,155 3,105 2,548 2,682 1,830
営業利益 357 1 -1,229 174 -43 228
経常利益 371 3 -1,054 160 85 255


まず浦和レッズ。営業収入ダントツでJリーグトップの357百万円の営業利益。その内訳(広告、入場料、その他)をみるとバランスが取れている。その柱は、主催試合のみならず、アウェイの試合でも毎回3万5000人が入る人気ぶりで、Jトップの1,949百万円の入場料収入である。その他のグッズ販売の貢献は言うまでもない。分配金も大きいとはいえ、人気のあるチーム=好決算なのである。


営業収入二位は鹿島アントラーズ(31億円)。近年は人気が低迷していることもあり、入場料収入は浦和の1/3に過ぎない。だが選手人件費を抑えて利益を出している様子がうかがえる。しかし一般管理費723百万円という数値はいただけない。浦和よりも3億円弱も、費用が多いわけである。これが利益圧迫となっている。


もっとも重症なのは神戸である。入場料収入よりも広告料(楽天関連と想定される)が多いというありさま。その割には選手人件費もまだ高額である。営業収入で20億円弱の会社が、経常ベースでマイナス10億円という、実際には債務超過?というような状況ではないだろうか。


案外優等生なのはジェフ千葉。母体はJR東日本と古河電工。入場料収入は人気薄なせいでわずか439百万円。広告料とJリーグ分配金でなんとかというレベルだが、一般管理費もぐっと落とし、営業利益は174億円の黒字である。経営に長けているといっていいだろう


浦和に次ぐ入場者数を誇る新潟は、入場料収入1,185百万円という浦和に次ぐ2位。商店街や企業まわり、無料チケット配りなど、集客のためにあらゆる手段を講じたといわれる。その結果が今実っている。マーケティングの勝利である。ただ、それがたたってか、管理費が高いこともあり、営業利益はわずかにマイナスの43百万円。しかしまあ及第点といえよう。


感心したというか笑っちゃったのが、今はJ2に降格している京都パープルサンガ。経営がうまいと定評の京セラの薫陶があるのか。広告料収入をがっぽり、選手には少なく、管理費もぎりぎりまで絞るという苦心の経営の跡がうかがえる。


人気商売なのだから、利益が出ればいいというわけでもない。投資という側面もある。チーム名に企業名を冠することができるプロ野球なら「球団経営は赤字でもいい、投資だ」となる。


だがJリーグの根本理念は地域のスポーツ振興である。クラブ名に支援企業名ではなく、地域名称を冠するという地域密着はJリーグの基本理念である。キリンビールのように30年も「キリン・カップ」に収益を投じてくれる篤志家の企業が多いわけもない。


今のように広告収入依存度が高いままでは自立した収益構造ではない。まして広告料も集まらない地方チームでは、いつ潰れるかわからないというのが、今のJリーグの実情である。特にJ2は厳しい。潰れるということは、地域のスポーツ振興の痛手である。


【海外では】
英国のマンチェスター・ユナイテッドの集客マーケティングは、顕在顧客を熱狂度で分類し、チケット販売を戦略的に実施するだけでなく、世界各地の潜在顧客を独自の指標で推定し、国別に試合の放映権のネゴシエーションするなど多彩であった。


デイビット・ベッカムを看板スターに育て、ファンニステルロイ(オランダ)やクリスチアーノ・ロナウド(ポルトガル)、朴智星(パク・チソン 韓国)など、地域的にも目配りをきかせて名選手を揃えるやり方も、単なる勝つための戦力補強という枠組みを超えた「経営」を感じさせる。


今年は米国のマルコム・グレーザー氏に株式を買収されて、経営状況はかなり変化しているといわれるが、それでも人気は高い。その根底には長期戦略(ひとりの監督に長期まかせる)と収益アップ戦略(マーケティング策)があるのだと思う。


【勝手にアドバイス】
J1の低収益チームやJ2のほとんどのチームを想定して、勝手にアドバイスしたい。


①まず長期戦略について、国内の成功事例は、何といっても浦和レッズである。今や浦和は常勝チームであるが、ほんの7~8年前にはJ2にも降格したくらい惨憺たる状況だった。人気も高いとは言いがたかった。


2000年頃から、ようやく若手選手が育ってきた。そのころオフト監督という日本代表の監督も務めた氏を招聘し、山瀬(移籍)、永井、鈴木ら現在中核の若手選手にサッカーの基本をたたきこんだこと大きいといわれる。


若手が育ちつつある中で監督に就任したのが、現監督のブッフバルト氏であり、ここから攻撃的なサッカーを標榜するようになった。得点もするが失点もする面白い試合である。ぐっと人気が上がってきた。大型補強もしたが、これも若手の発奮材料になった。だが優勝にはとどかなかった。優勝をあらそえるようになったのは、ここ2、3年である。


時間はかかるが「若手育成」「そのために適切なコーチ」「一定レベルのチーム力育成」、これが第一段階。
選手が育ってきたら「面白いサッカー」「そのために適切なコーチ」「大型補強」の組み合わせ。これが第二段階。
そしてチーム力も人気もトップの第三段階の今がある。ホップ・ステップ・ジャンプの5年中期計画だったのだろう。


②次にマーケティング側面。スポーツ・ビジネスの収入には次の4つの要素がある。


1.入場料収入 
2.マーチャンダイジング収入 
3.スポンサーシップ収入
4.放映権収入


これらを個別に考えてはダメ。たとえばチケットの早期購入に、グッズの割引券をつける。グッズの販売時にサポータークラブへの入会申込書を包装に同封する。テレビ放映ができない人気薄チームなら、思い切ってゴールシーンを中心にyoutubeに投稿して視聴者を増やそう。ニュースで放映されるくらいの映像ライセンスなら、Jリーグに融通してもらおう。サポーターグッズの商品デザインを公募してもいいだろう。


1~4を有機的に組み合わせるアイデアを出し、地道に繰り返す。チームの人気は一朝一夕にあらず。


最後に、各チームの経営情報開示はまことに低いことを指摘したい。損益計算書、資産・負債額を公開しているのは、浦和レッズだけである。


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ミクシィ・ジレンマ

今日のブログは「増刊号」。隔週で書いている「ぷろこんエッセイ(隔週で書いている「コンサルタントの本音エッセイ」からの転載」。コンサルティング、コンサルタントの価値とは何か、どうあるべきか、顧客にはどうあってほしいかといった視点で、2500~3000字程度のエッセイ。今回のテーマはずばりMixi。


ミクシィ・ジレンマ


今や、会社で隣に座っていても、入ってくる情報は全然違っている。それは多くの情報
がネットを通じて入ってきているからですよね。メールのやり取りでコミュニケーション
を取って仕事も進んでいく。それと同じで、友達の付き合いの中にSNSが組み込まれ
ていくということはあるでしょうね。
『特別企画 あなたはGree派?Mixi派?ソーシャル・ネットワーキングの明日は
どっちだ?!』  2006年8月10日付け記事 
http://www.dart-books.co.jp/sns/


         @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@



これは2005年8月上旬に行われたMixi(ミクシィ)の社長笠原健治氏と、Gree
(グリー)の社長田中良和氏の対談の中での会話のひとこま。およそ13ヶ月前、両社
の会員は8万人ぐらいで拮抗していた。それが、現在Greeの会員数は約20万人、
ミクシィは、すでに570万人に到達しているそうだ。


数で勝負なら、すでに決着が付いたも同然である。ただ、その会員数目標の立て方や
サイトづくりには両社の戦略の違いが現れている。


Greeの田中氏は会員数に目標はないと言い切り、むしろ少数にとどまらせながら、
日記や友人との深い付き合いができるネット上の場づくりに関心があるようだ。同社
のHPからも、Greeという場を優れた技術で創り上げるという雰囲気が伝わってくる。
ただし、わたしはGree会員ではないので、内容に立ち入ることができない。


Mixiの笠原氏は逆に早い時期から社内での会員数目標を立て、それを実践すると
共に、立ち上げ時から上場を意識していたという。もっとも笠原氏は、学生時代からの
ネット起業家であり、さまざまなネットビジネスで失敗成功をしてきたという。その中
から、同社の現在の収益源「Find job!」(人材紹介サイト)にたどり着き、さらに米国
で立ち上がりかけていたSNSの面白さにいち早く目をつけたというわけだ。それが
とんでもない時価総額に化けた。


         @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@


時価総額や日記メディアというコンセプトに眼がゆきがちだが、SNS(ソーシャル・
ネットワーク・サービス)の革新性は、人間関係づくりや仕事の進め方に変化をもたら
した点にある。


1.日記=自分公開メディアという革新性
何よりも、本来本来クローズドな日記というメディアを公開型にしたことが最大の功績
である。しかも日記と言っても、連絡簿であり、評論であり、告白であり、連帯であり、
この指止まれ!なのである。特定の友人とだけの日記交換もできれば、お友達探しも、
コミュニティづくりもできるという融通性がある。ブログ(ウェブ日記)ができないことを
SNSは成し遂げた。


ブログは、ネット上の無数の人から閲覧される可能性を持つものの、書いてみれば
わかるが、貧弱な内容では読者がつかない。かなりの書き手か、書き手に魅力が
あるか(アイドルのブログ)、迫真の告白(元風俗嬢の赤裸々な・・・など)でないと
だめ。ちょい書きでは続かないメディアなのだ。ところがSNSは読み手が友達ベース
だから、ちょい書きでいい。今日食べたものでも、料理したものでも、ドブ川の亀の
写真でもいい。メールより簡単に友達全部に同報できるのだから、お気軽な投稿
メディアなのである。


2.Web2.0を身近な実例にした功績
何にでも2.0をつける流行りになってしまったが、2.0とはデータやファイルが向こう側
(ネット側)にあり、いつでもPCや携帯デバイスで取り出して自由に加工ができるという
意味である。そもそも企業向けのサービスとして始まったものが、消費者向けのサー
ビスとして、日記が「向こう側にある」という状態をフツーにしてしまった。向こう側に
あることで日記で連帯という、これまでにはない仕掛けができた。


3.人間関係や仕事を変えていく
あなたのとなりに座っている人が、Mixiの会員であるという確率は何%だろうか?
570万人の会員数ということは、日本の総人口の5%ぐらい。メインは20代~30代と
いわれており、わたしのようなおじさんも含めて、仮に5000万人が対象ターゲットと
すると10%以上である。これで、仕事の進め方を変質させないわけがない。


たとえば、ある人はMixiのコミュニティから社長をみつけて営業ターゲットにしている。
Mixiの書き込みで世の中の大多数がどんな事件やキーワードに反応しているか
知って、企画を立てることもできる。長い日記コメントがつらなっているやりとりから、
テーマの議論が深まってゆき、人間性が見えるのもおもしろい。


つまり今ネット上で、SNSという口コミメディアに匹敵する勢力はないのである。


         @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@


なのだが、それが株式市場に上場するとなると話が別である。IT起業の多くが、起業、
話題づくり、スピード上場、時価総額、プチ・リタイヤという軌跡を夢想するのは偶然
ではない。Mixiやはりお前もか、と思ってしまった。


子供の頃、友達とで向き合って、手の平を下にして、手を上に重ねていって、ある時、
思いっきり手の甲を叩くという遊びをしましたよね。痛かった。インターネット・ビジネス
の本質はこれと同じである。


自分の手を人の手の上にかざして一瞬上に立つ。だがすぐに別の手が上になって、
さらに上に手がかぶさる。新しい者が勝つ。さらに下の手を叩いた者が勝つ。叩かれた
者は敗れさる。すばしこい奴は生き残るし、後出しじゃんけんの要領で、後に来た者
が有利にもなる。


思いつくまま上げてみよう。ブラウザは後出しじゃんけんで勝負が決まった。ポータル
サイトは早だしじゃんけんだったように見えたが、Googleに後出しされた。オークション
は今のところ早出しじゃんけんだが明日はわからない。メールマガジンはブログに
その地位を奪われ、ブログもSNSにその地位を奪われつつある。そしてSNSが後出し
にやられるとすれば、日本でも多数のユーザーを集め、日本語サイトまで出現した
youtubeのような動画サイトだといわれる。


その怖さを知っているからかMixiは今が旬なような気がする。その理由をミクシィ・
ジレンマと呼ぼう。


         @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@


株式市場の関心は500万人に膨張した会員資源の有効活用にあり、調達資金を事業
拡張に投じる同社の計画である。会員資源の活用はさしあたり次の3つであろう。


 A)マーケティング・リサーチ・パネル
 B)出会い系
 C)スター誕生系


Aとは「商品開発」「チャネル開拓」などマーケティング面での会員活用である。現在は
特定のコミュニティに対してアンケートをしている程度である。これが大々的にできれば、
規模、パネル特性、維持コストのあらゆる面で、消費者リサーチ会社の大きな脅威で
ある。コミュニティというマニア層だけでもすごい。だが、積極的にAをするという前提で
会員を集めていないので、現実的には困難もある。


B、つまり出会い系であるが、風俗系はともかく結婚情報産業は一定の脅威を感じて
いるかもしれない。だが、この分野で痛い目にあったといわれるのが笠原氏である。
Bという方向で会員に働きかけることもないだろう。


Cという方向性はどうか。Mixiは日記であり、「わたしをアピール」というのが、コンセプト
ではないので実現しにくい。サイトに動画投稿機能を持つことは投資次第で実現可能。
だがそのような計画があるとはまだ語られていないし、そもそもyoutubeに対抗すると
いう戦略も見えていない。


つまり、会員の日記サイトとして会員が拡張しても、日記以外にスケールメリットが働き
にくいのである。広告収入やプレミアム機能の会員収入は増加するが、株式市場の思
惑ほどの収益性はない。ミクシィ事業の売上高は6億円(06年3月期)であり、2割が
会員収入、8割が広告収入。07年度通期で500万人まで増加しても、プレミアム会員
が飛躍的に増えるとは思えない。知名度は上がったので広告収入は伸びるが、それも
数億円。


         @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@


今のところ広告以外に有力な収益源が見出せないのが、ブログやSNSというビジネス
モデルである。


情報戦略で世界制覇をしよう!というgoogleのような高邁な野望があるなら話は別で
ある。SNSで人間関係を根本から変えようという野望こそ語ってもらいたい。余った
50億円、どこを買収しようか、では心もとない。時価総額から野心が見えない。
もっとも時価総額だけが目標と言い切ったライブドアの企業理念よりはましかもしれ
ない。


そもそも会員が日記を書き込むのは、ミクシィ社を儲けさせようというより、Web日記
メディアというオープン系ソフトウエアをみんなで創り上げようという、歴史的なイベント
参加型の気持ちもあったはず。2.0に立ち会える、参画するんだという意識である。
もちろん、そのためにシステムを維持しなくてはならない。だがその維持費や投資が
上場という入口というより、ビットバレーの既存株主の圧力による出口にしか見えない。

どうも今が旬、という気がしてならない。上に出された手で叩かれて、友だちに裏切ら
れる、なんてことがないように祈りたい。


「ぷろこんエッセイ」もよろしくお願いします。http://www2.gol.com/users/gowild/
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


@Work
今日の傑作な人はM馬さんだ。

彼はSEで、今追い込みであるカスタマイズ・ソフトウエアの開発中なのである。締め切り間近で追い込まれているとはいえ、どうも彼の物腰がシステムズ・エンジニアぽくない。思考というか言動が、ぜんぜんゼロ・イチではなく、限りなく0.04とか0.95のようなグレーゾーンの言動が多い。


「こういうことできるかな?」とこのプロジェクトのPM。
「それはできます!」と即座にM馬さん。
「ちょっと待てよ。そういう言い方はおかしくないか。もしも君が、XXXという前提で、XXXXという期間で、XXXとい
う困難はあるけど、それでもXXXでやればできますって言うならわかるが、できるっていつ、どうやって開発するの?(あと数日しかないのに)」
「・・・・」とM馬さん。


すっぽり飛んでいるのだ、何かが。だが憎めないキャラなので、「ばかうけ 」を買って差し入れをした。開発、大丈夫だろーか?(ゴールは見えているようなので問題なさそうですが)。


今日は以上です。お知らせですが、一身上の都合でblogを引越します。ご購読ありがとうございました。
引き続きこちらでのご購読をお願いします。http://marketing-brain.cocolog-nifty.com/blog/

※今週一杯、同じ内容を掲載させていただきます。Click on tomorrow!


このブログは個人及び所属会社の活動の普及のために実施しています。記述内容は所属会社の公式見解ではありません。またその顧客やその商品などのPRや販売促進を目的としておりません。アフィリエイトと縁はありません。マーケティング・ビューからの個人的な見解であり、読者がこれに基いて何らかの活動をした結果に責を負うものではありません。報酬などを要求するものでも、やせ我慢でもありません。

いつ発売されるのか「iPod Phone」

【勝手にアドバイス Vol.41】
今日の勝手にアドバイスは、まだ無い商品、いつ発売されるのか「iPod Phone」がテーマ。


      どちらもまだお笑いの域。


先週iPodが一新されるニュースがアナウンスされ、iPod nanoの新世代商品が早くも売り出された。洗濯ばさみタイプのiPod shuffleもおしゃれだが、もうひとつ、市場の噂の的であった「iPod Phone」の発表はなかった


ほんとうだろうか?Apple Watchersならずとも興味が高まる。このニュースだけでなく、米国市場では公然たる噂となっている。だからこそこんな冗談画像がネットに転がっているのだ。


【デマ?Apple、携帯電話を1月のMacworld Expo 2007で発表?】
・・・Appleは、以前、革新的な全く新しいデザインの携帯電話を開発する上で、技術的障害に直面していたといわれていましたが、その後、Appleは構想の規模を縮小し、Appleが2007年に発売を予定している少なくとも2機種か3機種の携帯電話の最初の製品に既製部品を採用することを選択したようです。


情報筋によると、Appleの携帯電話は、3メガピクセル・カメラや2.2インチ・ディスプレイを搭載し、iTunes/iPodの機能の搭載および連携が可能とのことです。MotorolaのiTunes携帯とは異なり、Appleの携帯電話は、保存曲数100曲の制限がなく、保全できる音楽や写真の数は、携帯電話の容量によってのみ制限されるそうです。

http://www.applelinkage.com/ 2006年9月15日付け憶測+希望?記事


冷静に考えれば、すでに携帯プレーヤ機能付き携帯電話はいくつも発売されているのだから、製品そのものに目新しさがあるわけでない。だがAppleというブランドとデザインが融合したところに、従来にないインターフェース(これも噂された全面ディスプレイiPodなど)で発売されるとなると、携帯電話番号のポータビリティ以上のインパクトが市場にもたらされるだろう。


【ユーザーインターフェース】
ソニーの携帯やPCにもついていた「ジョグダイヤル 」という便利な機能があったが、iPodのホイール・インターフェースも革命であった。まわして止める、止めてクリック。誰でも短時間でマスターできる優れた操作デザイン。


携帯電話のプッシュしにくい「ちっこいボタン・インターフェース」も、がらりと替えてほしいものである。表面からボタンが無くなるくらいのインターフェースをデザインにならないだろうか。あるいは、今度のshuffleのように、「襟やネクタイにはさめて話せる携帯電話」なんてのもいいだろう。


【ナイキのスポーツキットにヒントあり】
ナイキジャパンから、「Nike + iPod スポーツキット」が日本でも発売というニュースがあった。
http://mac.ascii24.com/mac/news/ipod/2006/09/16/664619-000.html



 靴側   iPod 側


ナイキの専用ジョギングシューズにセンサーを、iPod nanoにレシーバーを接続して、走った距離や消費カロリーなどの情報を収集する。データはパソコンと同期して、インターネットを通じて専用サイト“nikeplus.com”に蓄積されるというもの。


まさにWeb2.0である。データを蓄積して向こう側で処理する。その結果をPCで見ることができる。グラフをつくる、走る距離を可変させる。マラソンのプロでなくても楽しめそうだ。


iPod Phone携帯電話にも、やはりこうした2.0機能が付くべきだ


それもこれまでのPCからiPodへのデータ移行が「順の流れ」とすれば、その逆、つまりiPodからPCへの「逆の流れ」ができるのではないだろうか。


【勝手にアドバイス】
PC⇔iPod 2.0機能で実現されると思われる機能をあげる。iPodから入力したデータが、インターネット経由でPCに連動するというもの。


・スケジュール連携(outlookなど)
・ブログ連携
・ネット検索ログ連携(たとえば行く先案内ログ)
・ネットトランザクション連携(株売買など)
・チャージデータ連携(携帯クレジットやEdyなど)
・保存先の分割(iPod Phoneから購入した映画を自宅PCサイトにダウンロード)


わたしはWindowsユーザーであるが、要は.mac機能が無線状態でできる、という理解なのだろう。.macとはメールサービス、スケジュール機能、グループサービス、ホームページ/ブログサービス、写真のバックアップ/共有サービス、インターネットストレージなどのサービスを含んでいる。


そうなると実は、iPod Phoneの発売は、PCを巻き込んだ(対Windowsの)OSとPC本体のシェア争いの幕開け、ということになりそうだ。想像されるAppleの課題は、権益にうるさい世界各国の電話会社との交渉である。のりきってほしい。


今日は以上です。今後このようなマーケティング切り口で綴ります。明日はメルマガからの転載とします。


ではまた明日。Click on tomorrow!


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少子化対策には重層的な施策が必要

【勝手にアドバイス Vol.40】

ロイヤルベビーにちなんで、先週か「ベイビィ関連マーケティング」を連続テーマとして取り上げ、勝手なアドバイスをしました。今日は8日目の最終回。「少子化対策には重層的な施策が必要」。


・ロイヤルベイビィあやかり市場 → fin
・子供がほしい!~スパムドナー、人工授精の動向 → fin
・新生児グッズ・サービス市場の動向 → fin
・産科の実情(開業医不足、閉鎖医院の増加) → fin
・産科病院3大ブランドのサービス比較(山王、聖路加、愛育) → fin
・胎教ビジネス市場 → fin
・結婚情報ビジネスと出会い系ビジネスの密な関係 → fin
・有効なる区市町村の子づくり支援策 → today
・託児所とその労働意欲・労働者市場への影響 → today


【自治体の子育て支援】
自治体、意外にがんばっている、という例をあげてみた。


①出産支援例
 中央区:「出産支援タクシークーポン券(3万円分)」「 新生児誕生祝品(区内共通買物券3万円分)」
 港区:「出産費助成・・・出産費用(分娩費及び入院費等)の補助(健康保険から支給される出産育児一時金等を差し引いた全額の助成 最高50万円まで)。
 静岡県島田市など: 出産一時金30万~50万円!の支給。


②子供の医療費助成制度
 北区では15才以下の子供の医療費の3割負担分を区が全額補助
 大阪府柏原市では、5歳以下の入院、通院両方の医療費、入院時の食事療養費無料


③生活補助、所得手当
 石川県:プレミアム・パスポート(18歳以下の子供三人がいる家庭に割引やプレゼント)


ただ「所得制限」がある自治体もまだ多い。お金がいるから働く、しかし働くと補助がなくなる、というのは疑問である。世帯年収が1000万円を超えるくらいで足きりするならわかる。だが晩婚化して、収入も増えたところでの結婚というカップルが普通なのである。いつまでも所得の低い20代結婚モデルの制度を引きずっているのは時代錯誤である。


【子づくり支援】
国からは不妊治療として補助が出るようになった。だがこれは結構むつかしい問題をはらんでいる。


第一に不妊の原因が社会的なものか?という疑問。本人や相方の問題(栄養の悪さ、性病感染など)もあるし、不妊は加齢によるものという説もある。神様からの授かりものと言い切る自信はないが、社会現象かどうかわからないとすれば、病気ではないことになぜ補助をするのか?


第二に不妊治療は金をかけても成果がでないこともある。成果が出たら払う、でなかったら払わない、という制度には疑問がある。一定額におさまらない治療費のどこまでを補助するのかも線引きもむつかしい。


第三に保険制度はそもそも相互扶助という考え方で成立している。人工授精や体外受精までが、相互扶助という考え方になじむのだろうか?


現在全国で28万人の女性が不妊治療をしているという。これまで排卵誘発剤、男性不妊治療は保険適用であった。ところが人工授精、対外受精などは保険適用外だった。それを考えると国、自治体が子づくり支援をすることには異議はない。


単純な言い方だが、適齢期で結婚、適齢期で出産、というのが自然であると思う。もちろんそれで、不妊のすべての問題が解決するわけではないが、他の動物がそうしているのに、人間だけが例外はありえない。紀子さまの高齢出産で、こうした言い方がますます暴言になってしまうが。


だから出産&子育て後にスムーズに職場復帰できる支援体制こそ、結婚&子づくり支援として重要ではないだろうか。


【託児所~ワーキング・マザー支援】
内閣府の調査によると、事業所内の託児所の設置は進んでいない。従業員数301人以上の会社で託児所が企業内にある会社は7.5%に過ぎない。


http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20060831AT1G3103R31082006.html

全国で託児施設を設置する企業は全国で4000社弱とされ、その運営には年間3000万円程度必要とされる。経済産業省では設置する企業の法人税を減免するという方針を打ち出した。


http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200608240028a.nwc

ネット上のいくつか調査も読んだが、「託児施設があると安心」「育児休業制度をとる女性・男性は定着率が高い」というのがおおよその意識である。ウチはテナントビルだから・・・ということもあるだろうが、景気も回復し、人口の都心回帰が進む中、空きオフィスを託児施設にコンバージョンして、法人契約を結ぶという手もある。


【勝手にアドバイス】
ロイヤル・ベイビィにちなんだ「ベイビィ関連マーケティング」をテーマにまとめてきた。当たり前だが、少子化対策には特効薬はない。数年~十数年かけて制度や施設、環境や人々の意識を改善していくテーマ。


過疎の地方では「移住の促進」から始めなければならない。そして「子づくり支援」「子育て支援」「ワーキング・マザー支援」など、長期的な視点での重層的な施策が必要である。


そして何より、「ちょっとしたやさしさ」こそ大切。ベビーカーを押すマザーのためにドアを開ける。階段でベビーカーを運んであげる。そんなところから少子化対策をしてみたい。


今日は以上です。お知らせですが、一身上の都合でblogを引越します。ご購読ありがとうございました。
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※今週一杯ぐらい、Amebloにも併載します。ではまた明日。Click on tomorrow!

結婚情報ビジネスと出会い系ビジネスの密な関係

【勝手にアドバイス Vol.39】

結婚情報ビジネスと出会い系ビジネスの密な関係がテーマ。


【結婚情報ビジネス】
まず、ここでいう結婚情報ビジネスとは「結婚相手の紹介業」である。主要企業は「オーネット」「ツヴァイ」「サンマリエ」「ブライダルネット」などであり、数千人から数万人の会員数があるという。


オーネット 会員数 :約60,000人
ツヴァイ 会員人数 :約40,000人
サンマリエ 会員人数 :21,412人
ブライダルネット 会員人数 :約6,300人
以上、http://www.ynmn.net/kekkon/ より。


もっとも会員数や紹介数はまったくアテにならないと言ってもいいだろう。最大手のオーネットとサンマリエには「数を水増しした」として排除勧告 が出ているし、中小情報サービスにも同様の勧告が出されたことがある。要は数が勝負の商売なので、多く見せたいのである。

そのサービスの根底にあるのは有料の「婚相手との出会い」である。偶然にその会に入会し、偶然にその会のイベントで出会い、繰り返してゆくウチに、必然に?運命の出会いがあり、必然に結婚に至る(と、必然的にサービス提供者に結婚割増料金を支払うことになる)。偶然性と必然性が渾然一体となり、出会いというものが、そもそも偶然なのか必然なのか(赤い糸で結ばれていたのか)わからなくなった。


【運営者は大手企業が多い】
オーネットはOMMG(元ダイエー系) 「多くの出会いと幸せを結ぶために前進いたします」
ツヴァイはイオン系 「確かな信頼のあるところに、確かな幸せは生まれます」
サンマリエは独立系だと推測。「人と人の素敵な関係」を創造していきます。
ブライダルネットはyahoo系。『国民的結婚情報サービス』を創る。『ご縁がある皆様』を幸せにする』
要は信頼性、ということだろう。


【SNSという出会い系】
そこでもうひとつの出会い系。風俗系の出会い系まで入れてしまうと要点がボケるので、ここではMixi に代表されるSNS、ソーシャル・ネットワーク・サービスという出会い系にとどめておこう。


総務省の推計では、SNS25社のサービス利用者数は2006年3月時点で716万人、上場で知名度を上げたMixiの会員の伸びはめざましいので、今や800万人ぐらいに到達しているのかもしれない(もちろん重複登録はある)。


Mixiは出会いというより日記を媒体にした連帯支援サービスと言っていいだろうが、他のサイトは具体的に「出会い」をねらいとしているところもある。マッチングサービス例としては、次の通りである。


 求人企業と求職者をマッチング
 企業経営者の人脈形成をサポートするマッチング
 家庭教師と生徒をマッチング
 ベビーシッター、家政婦探しを支援するマッチング
 スポーツパートナーのマッチング
 旅行仲間のマッチング
 ボランティア仲間のマッチング
 ルームメートのマッチング
 結婚情報サービス
 インターネットによる異性紹介事業


今回のテーマでは下から二つ、結婚情報サービスと異性紹介事業。そのうち、遊び?じゃない出会い系は・・・遊びと遊びじゃない違いは?・・・いや、またこんがらがってきた。


いずれにせよ、バーチャルとリアルの出会いイベントあり、メールや動画送信ありで、リアルの結婚情報サービスより格段に安いので、出会えなくても運が悪かったね、ぐらいで済ませそうなのである。


【最大手は国際マッチング企業】
この分野の最大手はmatch.com である。match.comの会員は飛躍的に増加しているし、32カ国に運営会社をもち、246カ国からの会員登録があるという。日本だけで60万人、世界で1,500万人の会員数を誇る。96年の創業以来、4500万人に利用され、40万人のカップルが生まれ、最近では毎月200組のカップル誕生しているという。


ここのサイトは完全に出会い系である。月額4000円程度からの利用となり、ネット上の結婚相談所といってもいいだろう。

笑ってしまうサービスは「バーチャル・キス」で、ネット上でも「好き!」って言えないオクテに便利な定型文の恋文サービスがある。ああ・・・わたしはついてゆけない(笑)。わたしは手書き派です恋文は絶対に手書きに限ります


【違いは料金だけになってきた】
ネットのサービスはいわゆる結婚情報サービスより格段に安いので、リアルな結婚情報サービスは淘汰される可能性さえある


両方とも体験したことがないわたしが評する資格は無いのかもしれないが、結婚情報サービスとインターネット上の出会い系サービスの違いは、どうも料金だけのような気がする。もちろん、リアルな結婚サービスは親身になって相談に乗ってくれるのだろうし、ネットが普及したとはいえ、ほんとうの結婚相手はネットではなくリアルという女性も多いかもしれないから、まだリアルの情報サービスのアドバンテージはあるだろう。


だが、あらゆる産業がネットに侵食されるのを見ていると、結婚情報サービスの明日もバーチャルが制覇している可能性が高い。


【勝手にアドバイス】
①あらゆる意味で恋愛は「タイミング」がもっとも大切だと思う。「興味があります」と言い出すタイミング、「好きです」というタイミング、そして「結婚しませんか?」のタイミング。そのタイミングを、リアルでもバーチャルでも、自然なかたちで誘うことができればとても大きな差別化でしょう。「バーチャル・キス」はその意味でおもしろい試み。


②結婚という前提で入会しているゆえ、知り合ってすぐに猪突猛進に求婚に走ってしまわないとも限らない。自分を冷やす、相手を冷やす、という意味でも「ちょっと待てよ相談所」みたいな相談サービスもあるといいだろう。


う~ん・・・わたしは偉そうなことはとても言えないテーマなので、今日はこのくらいにさせてください(笑)。ではまた明日。Click on tomorrow!

ネットならではの新生児商品情報

【勝手にアドバイス Vol.38】
ロイヤルベイビィにちなんで、数回にわたって「ベイビィ関連マーケティング」を連続テーマとして取り上げ、勝手なアドバイスをする都合6回目。今日はマーケティング的話題で、ネットならではの「新生児情報、グッズ商売」を取り上げます。


【プロシューマーの眼 ベイビィ・プロ】 ★★★★★
まず株式会社モリモトという山口県下関にあるベビー用品販売会社が主催している「baby pro 」。育児シーンを安全・快適に楽しむためのプロのセレクションを紹介するサイト、と銘打たれている。



ユーザーの声を拾うマスコミ媒体が最近は人気で、「使ってみました」的商品紹介がよく目に止まります。もちろん当事者の声は一番大切です。しかし、あいにく多くの種類の商品をさわり、利用した体験者は多くありません。(ベビー用品にはマニアがいませんから、子供の年齢に応じたいくつかの商品を利用するのが精一杯ですね)


その点、私どもは年中商品を見て、触って、修理なども取り組んでいますから、私たちにしかわからないノウハウもたくさんあるのです。そうした知識に基きセレクトされたショッピングコーナーの商品は、それぞれ十分内容の伴っている商品です。高くても安くても、対価格的なバランスを重視しています。商品説明も、カタログ資料はあまり参考にせず、自らの観察で評価説明を心がけています


安売りを目指すサイトではありませんが、共鳴頂いた関係者の多大なご協力により、かなりお得な価格が実現できていると思います。(運営者の株式会社モリモトの森本 博さんのコメント。同社サイトより引用


なんと素晴らしい、自信に満ちた宣言ではありませんか。ユーザーには断片しかわからない、売り手はバイアスがかかる。ウチはそうではなく、自分たちの観察で商品を奨めるという宣言。そして、いくつかの商品の説明を読んで、それが嘘ではないことを感じました。「AllAbout  スーパーおすすめサイト大賞受賞」のママたちの支持率No.1サイトの理由がわかりました。


【モリモトのこだわり例】 ★★★★★
Quinny buzz (クイニー バズ)というこだわりのバギーの紹介を例にとりましょう。。
http://www.baby-pro.co.jp/morimoto/html/quinny/quinny-1.htm



①すべてのカラーリング・パターン
②ムービーで商品紹介
③詳細な仕様
④組み立て詳細写真(コメントつき)
⑤要改良ポイント
⑥使用時のポイント詳細
⑦たたんだときの動き
⑧別売りオプション
⑨座面の振動吸収性についての振動グラフ(これは他のベビーカーでも実験をしています)
⑩メリット、デメリット


特にメリット・デメリットは、とても親切かつ誠実な内容です。売りたいというコメントはありません。これだけの情報を(ウェブページ2ページ、長いスクロールで)非常に詳細に説明して、その上でショッピングのページに移ります。もの凄い情報量です(8万円以上という高額商品ですから、当然ですが)。とても誠実な感じを受けました。


【こそだて支援のポータルサイト】 ★★★★
2つ目の生活支援ポータルサイト「こそだて 」は、子育てのあらゆるものが盛り込まれていて、好感がもてます。


「ブライト・ウェイの生活支援ポータルサイト」は、「こども」を家族の中心に位置づけ、父親、母親、兄弟姉妹、祖父母などの家族のコミュニケーション・情報共有を支援します。同時に、サイトユーザーと企業・法人様の持つ商品・サービス・情報とをマッチングさせる場を提供することで、豊かな家庭生活づくりのお手伝いを目指します。

①今週の読み物
②お得&お買い物
③お知らせ&ニュース
④14000件のサイト
⑤掲示板
⑥バザール
⑦子育てメルマガ


などなど、とても便利なサイトだと思います。運営者の苦労がしのばれます。


【ロングテールなスタイ工房】 ★★★★
3つ目は、ネットがあるからこそ通用する、スタイ(よだれかけ)の布地チョイス・オーダー製作のサイト「スタイ工房 」。


かわいい赤ちゃんをさらに引き立てる小物…スタイ。普段使うものはもちろんおでかけまで、おしゃれなママのセンスでオリジナルのスタイを作成いたします。シンプルな素材から色、柄物、アトピーなどアレルギーの気になるお母さんにはオーガニックコットンも数種ご用意いたしました。まだまだ数少ない種類かもしれませんが、色々な組み合わせでたった1つしかないスタイつくりを目指します。(同社サイトより引用)


主婦が趣味がこうじてつくっちゃったサイト、というノリです(有限会社の運営)。ただ運営には結構腰が入っていて、受託作家(手の器用な母の集まり?笑)の組織化、彼女らによるスタイやベビー服の作家のコーナーもあります。結婚式の引き出物から、幼稚園で指定された特定のスタイのかたちの、たったひとつの特注までこなします。


ずぅ~っと昔、1996年頃、インターネットの黎明期、わたしはあるサイトで赤ちゃん布地の手作りショップを見たことを思い出しました。画像が映し出されるまで何十秒も待って、写っても粗い画像だけで、販売は銀行振り込みか代引きでした。


今や無料のHP制作サイトや、オープンソースのECソフトまである時代です。カード払いも運送会社との契約もできる。小さな会社が、ロングテール需要 (個別散在需要)で商売ができる。すごい時代になりました。という感想とともに励ましも。


以上、「プロのセレクションを紹介するサイト baby pro」「こそだて支援のポータルサイト」「ロングテールなステイ工房」を取り上げました。読者に訪問してもらいたい、という読者へのアドバイスで「勝手なアドバイス」とさせていただきます。


今日の時点でロイヤル・ベイビィ特集は次の通り。


・ロイヤルベイビィあやかり市場 → fin
・子供がほしい!~スパムドナー、人工授精の動向 → fin
・新生児グッズ・サービス市場の動向 → fin
・産科の実情(開業医不足、閉鎖医院の増加) → fin
・産科病院3大ブランドのサービス比較(山王、聖路加、愛育) → fin
・胎教ビジネス市場 → fin
・結婚情報ビジネスと出会い系ビジネスの密な関係
・有効なる区市町村の子づくり支援策
・託児所とその労働意欲・労働者市場への影響


むつかしいテーマが残ってしまいました(笑)。今日は以上です。ではまた明日。Click on tomorrow!

子供がほしい!~スパム・ドネーション(AID)、人工授精の動向(AIH)

【勝手にアドバイス Vol.37】

ロイヤルベイビィにちなんで、数回にわたって「ベイビィ関連マーケティング」を連続テーマとして取り上げ、勝手なアドバイスをする都合5回目。今日は週末なのに、ちょっと重いテーマ。あらかじめゴメンなさい。ベイビィ‘授け’・ビジネスです。


【スパム・ドナーの告白】
わたしはPodcastingでABCニュースを聴いていますが、その9月1日のテーマが「Sperm Donor」でした。提供者へのインタビューが主な内容ですが、ショックをうけました。米国はこの手のビジネス化(つまり精子ドナー)が先端的な国ですから、すでに80年代の前半からあったそうです。その記事の概略です。http://abcnews.go.com/Nightline/Health/story?id=1982328&page=3


Maxeyさんは80年代前半、医師を目指す医学生。彼の妻は受精治療専門病院の看護師で、ウチにも綺麗な児が生まれたから、いっそ精子の提供をしてみたら?というノリで始めた。一回20ドルだった。


罪悪感もなければ、ビジネス倫理もなかった。精子提供でMaxeyさんがやったのは、たった数行の「病気にかかったことありませんか」的な宣誓書だけだった。メインの条件は「身長」だったという。


その後、彼は16年間にわたりドナーをしていたという。ドナーをすることをやめたのは、ある日計算をすると「200人から400人のドナーをしている」ことに気づいた。仮に、氏が住んでいる町から半径100マイルか150マイル以内に彼らがいると考えたら(それは提供した状況からありうる推察だった)、自分の「実の子」に「実はね、君には200人の兄弟姉妹がいると告げることが、どんなことかと考えたからだという。


ある日突然、倫理に覚醒するアメリカ人は多いが、彼だけが覚醒が遅れたわけではなく、ABCニュースのこの特集では他のドナーについても触れられていた。それにしても数百人の親であるというはどんな感覚だろうか


人工授精、精子提供・・・望んだか望まなかったかに係わらず、実の子供がいるわたしは、新聞や雑誌で「人工授精」「対外受精」「凍結保存」などのことばが踊っていても、自分の問題として考えることができなかった。いみじくもこの皇室の正統性で、考えを深めてしまった。


【米国のベイビィ・マーケット】
ビジネスとしてベイビィづくりが発達している米国での「相場」は次の通り。


精子($275/バイアル(血液採取のときに使う容器), 卵子 ($50,000/卵子あたり), 代理母($20,000), 卵子あたり胚移植($12,000/サイクル)。


以上は、「ベイビィ・ビジネス」という本からの引用である(未訳だと思われます)
http://www.amazon.com/Baby-Business-Politics-Commerce-Conception/dp/1591396204



【さて日本では】
大きく二つに分かれ。AIH(人工授精)AID(非配偶者間人工受精)


まずAIHとは「男性の精液を人為的に女性の子宮内に注入して妊娠させる方法」。精子は洗浄濃縮され(元気になって?)受精能力を高めて実施されるということです。現場の医師の話ですが、不妊の原因が男女どちらにあるか?という問題。厚生労働省は、どちらかというと「女性側に原因がにある」という率が高いという統計を出している。ところが現場の医師の感覚では、「男性の精子に原因あり」ということらしい。あやふやな統計ですから、事実はわかりません。


問題のAID。

「あらゆる治療を行ったにもかかわらず、 妊娠が成立せず、それでもどうしても子どもが、ほしいというとき行われる手段」である。手続きはAIHと同じで、違うのが配偶者の精子ではないいうこと。或る病院の条件です。


(1)健康青年男子であること。
●未婚であること。
●年齢は20歳から23歳まで。
●運動クラブに所属している。
●身長170om以上、適正体重。
●たばこを吸わない。麻薬等の経験がない。
●輸血を伴う手術を受けたことがない。
●感染症、性病の既往症がない。

(2)医学部在学中であること。
●遺伝に伴う疾患に関し充分な知識があること。
●倫理的、社全的配慮に関ししっかりとした意見がある。

(3)精子提供は一生涯4回まで。

(4)精神的に安定していること。
●規定の心理テストを受けること。
●院長のカウンセリングを2回受けること。

米国の例よりもずっと洗練された条件だと思います、が。


【日本の市場規模】
2005年の東京都の資料では次の通りである。


◆ 排卵誘発  23万人 (保険適用)
◆ 人工授精  6.6万人 (5万円/回×6.6万人×回数=市場規模)
◆ 胚移植など高度治療  17万人 (平均30万円/回×17万人×回数=市場規模)
◆ 代理母  不明


人工授精で数百億円市場高度医療で1000億円近い市場が概算であり、ざっと2000億円(or over)という市場規模があるだろう。

また、非配偶者間人工授精で生まれた子供の数は、国内でこれまでに1万人を超えるといわれている。これには正式な統計はない。


【勝手にアドバイス】
自然派かつアクシデンタルも授けを頂いたわたしですから、このビジネス自体へのコメントにバイアスがかかります(笑)。いや、あらゆる当事者にとっても、その意見には何らかのバイアスがかかるのは避けられらい。


①倫理だけに頼るビジネスモデルは危険
一般企業に内部統制をかけて、医療機関のこうした部分へ、国はどういう統制をかけているのだろう。クーリングオフもできな(しにくい)。医療機関側では「夫婦で充分な話し合いをして」としているが、それが充分かどうか、人によるのではないだろうか。一般企業より、もっと厳しい統制が必要である。


②子供が望んだら父を探せる制度づくり
米国の事例は極端なケースだと思いますが、それでもある日、自分の父親が誰なのだろう?という疑問に目覚める日が来ないとは限らない。米国では、現在ティーンエイジャーの「ドナー・チルドレン」は探すこともままらないという。そのときが来ないとは限らないので、制度は必要である。


③子づくりでどこまで何を認めるのか、規範が必要。
国/政府として、どこまでのことを認めるか
、なしくずしではなく、明解さが求められる。


【@Work】
ある、きわどいビジネスをしているクライアントさんのプロジェクトが終わりました。プロジェクトの真ん中では、報告のポイントがややブレたこともあり、アタマを使いましたが、最後はまとまったと思います。相棒のRayさん、ご苦労さまでした。


終わると暇になるのが玉に瑕の仕事がコンサルタント稼業。もうひとつ引きずっている案件がありますが、マーケティングで新奇な発想や前例破壊が必要な企業の方がいらしたら、お呼びつけください。


今日は以上です。ではまた明日。Click on tomorrow!

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