森崎東監督の訃報を知り、、
再度、この記事を読みかえしました。

今、この最高にエゲツなく暑っ苦しいホームドラマの世界に浸りたい衝動に駆られています。、

森崎監督の御冥福を心よりお祈りいたします

(※2年ぶりに前文を追加して再ブログしました。宜しければご一読下さいm(_ _)m)


久し振りの「神保町シアター」!

先週最終日の『にっぽん家族の肖像』に駆け込みセーフ✋
二本連チャンで鑑賞しました❗
まずは一本目☝


『喜劇 女は度胸』

◇ 1969年作品
監督 : 森崎 東
主演 : 倍賞 美津子、渥美 清、河原崎 健三、沖山 秀子、清川 虹子、花澤 徳衛、有島 一郎


〈簡単なあらすじ〉

羽田の工業地帯で働く桃山 学(河原崎 健三)は、隣駅の四ツ星電気の女工・白川 愛子(倍賞 美津子)と出会い、愛子の積極的なアプローチから、二人は真面目な交際を始めた。

学の父・泰三(花沢 徳衛)とトラックドライバーの兄・勉吉(渥美 清)は毎日の様に親子喧嘩、寡黙な母・ツネ(清川 虹子)は内職に忙しく、家族のゴタゴタにも無関心。。
この家族を好きになれない学は、身寄りの少ない愛子に併せて自分にも家族が居ないと嘘をついていた。

二人は順調に交際が進んで行き、学は愛子の誕生日に「ゲーテの詩集」をプレゼントしたが、
その数日後、勉吉がその詩集を持って帰宅してきた。
驚いた学は、その詩集の持ち主を勉吉に問い詰めると、四ツ星電気の女工で副業でコールガールをする女から借りて来たと言う。

愛子がコールガールをしているのでは?と疑いショックを受けた学は、事実を突き止める為、勉吉に頼み、一緒に繁華街の連れ込み宿へ行くのであった。。

愛子は本当にコールガールなのか??

………………

舞台は昭和40年代、
当時の蒲田や羽田周辺は運河岸の工場や英字の看板等々、拓かれた工業地帯の景観が、東側の下町とは趣の違う、昭和の風情と共に、その土地の市井の人々の暮らしが描かれています。

オープニングから、
週末、仕事がハネて、一斉に盛り場に繰り出す若者達の図。
高度経済成長期、活況の昭和時代の象徴!
遊びがまだまだ多様化してるとは言えない時代だからこそ、、職場のみんなで挙って青春を謳歌しようとする姿は、仲間意識が欠如してしまった現代人からすれば、羨ましいと思うのか?鬱陶しいと思うのか?。。

私が経験したのは、その先のバブル時代後期あたりか…それでも、今に比べれば、まだまだそんな風潮が残ってたと思う。。

好景気に浮かれる事が出来ない、現代の若者達、、
負の遺産を残してしまった我々の責任かも知れませんね、、

さておき、、
オープニングから元気ハツラツ❗な昭和の若者のバイタリティーに気圧されましたf(^_^;

真面目で哲学的な学くんの恋愛は、順風満帆!
はち切れんばかり、だったが、、

トラブルメーカー勉さんの、
「ゲテェ」(笑)の朗読をキッカケに、、歯車が狂いだし……

学くんの早合点から、ウソやホントが勃発して、
勉さんと泰三は、女を買った買わないで一悶着、
勘違いされた愛子の怒りとコールガールとしてプライドを持つ笑子も言い争い、
桃山家付近の長屋一帯は、カオス状態と化す。。
そこに母・ツネの登場❗

クライマックスの全員入り乱れての大騒動は圧巻!!そして衝撃の事実への展開。。

とにかく、ストーリーが面白く、
ウマイなぁ~と唸ってしまった!

やはり、
度胸があるのは女ばかり、
それで、
駄目な男達はヤケになって水遊び(笑)
最後は、
男達に決断を迫り、答えを委ねた結果や如何に?

軽くエログロ織り混ぜた、
昭和感満載の「糞食らえ!」で、、
ちょっと過激なホームドラマでした👍
★★★

………………

【森崎 東】監督のデビュー作品との事ですが、『フーテンの寅』同様に辛辣で媚びない作風にシビレましたm(__)m
当時の様々な若者の本質が、ストレートに描かれていて潔い所が良いですね👍

……………………

あの寅さんが……勉さんになり……
女好きな所までは一緒なんですが、、

実行力(?)があまりにもあり過ぎて、、ビックリ?
でも、役柄の違う映画なので当たり前で、、
【渥美 清】さん =「寅さん」のイメージを持ちすぎてはいけないですねm(__)m

粗暴でスケこましな勉さんもイイです❗

【倍賞 美津子】さんの初主演作という事で、
若々しい健康的なグラマーさん!という感じが、素敵でした👍
この頃は、御姉様と目元や鼻筋等そっくりに見えます‼

勉さんの彼女【沖山 秀子】さんは、初めて観た方でしたがm(__)m、、いい味だしてます!男勝りのクールな風貌ながら、いつまでもヒャックリが止まらない所(笑)が最高でした👍


【河原崎 健三】さん、色男なのに、悩めるダメ童貞男が暴走していく様が情けなくて親近感が湧きました(笑)👍

【花沢 徳衛】さん、カニ顔(笑)で典型的「NUK」(※呑む打つ買う)なダメ親父……笑えるけど、、情けなくて、ちょっとだけ泣けた。。

【清川 虹子】さん、、したたかで、ラスボス感が半端無かったです👍 それでも最後は優しく、日本のお母ちゃんになってる所が素晴らしかった❗

そして、
まさかの、今川焼屋の女衒役【有島 一郎】さん。。(笑笑)

ステキなシーン☝
学くんと愛子さんの金網越しのキスシーンにつきます👍

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