『東京暮色』
本日は快晴☀「太陽燦々」❗❗
珍しく大都会「新宿」へ!!
「角川シネマ新宿」へ行って参りました❗
(遠いのですが、、乗り替え一回で来れるので割りと楽でした✌)
何とか間に合いました☝『小津4K』
4Kデジタル修復版という事で…
大きなスクリーンで、大きな音量!
エクセレント❗❗👍👍
◇ 1957年作品
監督 : 小津 安二郎
出演 : 原 節子、有馬 稲子、笠 智衆、山田 五十鈴、杉村 春子、中村伸郎、藤原 釜足、宮口 精二、山村 総、
〈簡単なあらすじ〉
とある銀行の監査役を勤める杉山周吉(笠 智衆)は、学生の次女・明子(有馬 稲子)と暮らす父子家庭だが、、
ある日、長女・孝子(原 節子)が、まだ二歳の娘・道子を連れて里帰りしてきた。
孝子は周吉に勧められた縁談で結婚したが、その旦那の沼田康雄(信 欣三)は最近では毎日呑み歩き、娘にも手をあげる様になり、いたたまれずに家を出てしまったのであった。
また、
父につらく当たる様になった明子の様子がおかしく、親戚中に金の無心をしている事が分かり問いただそうとするが、理由を中々言わない、
ここ数日、恋人である憲二が捕まらず、困り果てる明子、、
そんな時、まだ幼子だった孝子と明子を見捨てて男と出奔した母・喜久子(山田 五十鈴)と偶然にも再会する。
杉山家に不協和音が鳴り響く。。。
………………………………
(★ネタバレありますm(__)m)
何処までも暗い、、
こんなに鬱屈した小津作品があったのか……
冒頭の杉山家の掛け時計の音は意図的か?
何故か心理的に恐怖心を煽られ、それが増幅される様で、妙に耳につく。。
この家族は、表向き平凡で幸せそうにも見えるが、、
実はギスギスした不幸な家族ということの暗喩か?
真相や如何に。。
……………
親戚中を金の無心に走る明子、、
その明子を避ける恋人、、
明子は妊娠していて中絶費用が必要だった。。
中絶後に、ようやく憲二と会えたが、、
憎しみを爆発させその場から立ち去る、、
失意の明子は、
電車事故で危篤状態となってしまった、、
病室で「やり直したい、生きたい」と訴える、、必死で大丈夫だと慰める父と姉、、
場面が変わり、、
急に軽快な明るい音楽!
これに騙されてしまうのは私だけか……
一応は、最悪の結末も想定しつつも、、
ハッピーエンドだろうと高を括くるが。。
実母の家へ向かう、孝子、、
喪服か礼服か?私には見分けがつかない……
そして、、やはり最悪の方だ、、
何も、解決しないまま……
若い娘を陥れ、雀荘に入り浸る、軽口で人の不幸を嘲笑する大人ども。。そして、、明子から逃げ続ける、無責任な男、どいつもこいつも、ふざけたクソ野郎、その雀荘を経営する実母とその男の薄っぺらさも一緒だ。。
自業自得なのか?残酷な話だった。。
旦那と旨く行かず、実家に帰っていた長女・孝子は娘・道子を明子の様に寂しい思いをさせたくないと、、
家に戻る事を決意するが、孝子にとっては致し方なくという、口調と表情。。
全く何も解決しないまま、、日常の生活に戻る父・周吉の背中が、痛く、悲しい
少しだけ寂しくなるが日常に戻る結末は、小津監督の定番だと思いますが、、本作はかなり後味が悪かった。。★★★
父子家庭(いわゆる片親)である事が、諸悪の根元であったかの如く、結論付けている様ですが、、当時では、体裁を取り繕うという日本文化がまだまだ根強く、片親=悪、と思われていた時代背景が伺えますね。。
今、時代は少し変わりました。。
………………………
何と言っても【有馬 稲子】さんが、とにかくキュート!なんですが、、役柄があまりにも可哀想で、最後は絶句してしまいました(((゜゜;)
可愛いお顔で麻雀打って、、タバコをすぱすぱ!が、カッコよくも見えますが、、只、背伸びしているのでは無く、、ホントにスレてしまった所が、なんとも切なく映りました。。
本来、別の女優さんが演じられてもおかしくなかった長女・孝子役の【原 節子】さん、あんなに憎しみに満ちた表情、、観た事ありませんでした。。普通に恐い方が演じるよりも、確かにリアルに伝わりました。。
最後に母の見送りにも行かない所、、根深いですね。。
その実母・喜久子役の【山田 五十鈴】さん、『用心棒』での、情け知らずの女郎役よりも格段優しく見えるのですが、、やってる事は、やはりダメでしたね、、m(__)m


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