『虹をつかむ男』
1996年8月4日、渥美清さんの急逝により、、
元々、『男はつらいよ』第四十九作『寅次郎花へんろ』として、計画されていたキャストで、、ストーリーを大幅修正して作られた作品との事。
もしもこの作品が『男はつらいよ』として、
計画通りに完成していたと考えると……
非常に感慨深いですね。。
渥美清さんのいない現場で、、
悲しみを堪えて演技を全うされた俳優の方々、長らく作品に携わられたスタッフの皆様、そして山田洋次監督の、無念さと同時に感謝の気持ちが痛いほど伝わる「シャシン」に仕上がっていて、、ラスト15分からエンディングロールまで、嗚咽が止まりませんでした。。。
◇ 1996年12月28日公開作品
監督 : 山田 洋次
出演 : 吉岡 秀隆、西田 敏行、田中 裕子、田中 邦衛、倍賞 千恵子、前田 吟、柄本 明、すまけい、柳沢 慎吾、松金 よね子、神戸 浩、下條 正己、三崎 千恵子、、、、、
〈簡単なあらすじ〉
葛飾柴又に住む平山 亮(吉岡 秀隆)は定職にも就かない事を注意され、両親(前田 吟・倍賞 千恵子)と喧嘩の末に家出をしてしまった……
活男は、八重子を妹の様に思い接しているとは言うものの、、周囲からは、活男の一辺倒な恋愛感情と見られている。。
この町の人々は「オデオン座」の映画を毎回楽しみにしている。
そんな、温かい人達に囲まれて、亮は人間として少しずつ成長していく。
‥………………………
(★激しくネタバレします(((・・;))
なにしろ、活男の映画愛が素晴らしい!
どんなに生活が苦しかろうが、信念を貫く姿に憧れる!
そんな、活男と「オデオン座」を応援して支える映画好きの素敵な仲間達は、学校のサークルみたいで楽しそう、、特に、純粋に映画に感動する八重子さんの表情がほんのり美しくていい☝
亮には、大事な事は、金や名誉だけでは無く、、どれだけその仕事に誇りを持ち打ち込めるか?を、身をもって教えたかったのだろう……
その活男がセレクトして来た映画、
『ニューシネマパラダイス』
『野菊の如く君なりき』
『かくも長き不在』
『雨に唄えば』
『禁じられた遊び』
『東京物語』等々……の名作の数々、、
その作品のストーリーを説明する活男☝
「寅さんのアリア」ばりの【西田 敏行】さんの名人芸が堪能出来ます👍
そして、この仕事に誇りを持ち始めた亮に、
活男は、東京に戻り就職しろと、促すが、、
当然、納得が行かない亮。。
最後に、活男から亮に捧げる、、
「男の気持ち」、、その答えは?
やはり、この映画!
⬆そして、奇跡のラストシーン。バス停の待合所から現れた寅さん❗
本ブログを書きながらも、、また、思い出し涙が溢れた。。
★★★★
‥………………
かなり、いい話☝
「どんなに素晴らしい映画が出来ても、それを写す人間がいなきゃ何にもならん」
この活男の台詞を聞いて、、
以前【山田 洋次】監督が、テレビのインタビユーで語られたエピソードを思い出した。。
『男はつらいよ』第八作『寅次郎恋歌』撮影後に、一代目おいちゃん役の【森川 信】さんが逝去された時に、、このまま辞めようかと考えられたとの事でしたが、、
その後、山田監督は、地方の映画館主組合の会合に呼ばれて関係者から「我々は『寅さん』で飯を食っているんだ、、何とかやり続けてくれ」と懇願されたと、、
その気持ちを汲み、山田監督はその後も『男はつらいよ』を撮り続け、遂には、前人未到のシリーズ四十八作品を、渥美清さんらレギュラー陣と共に作り上げた。。
映画人達の思いを背負い、それを全うした山田洋次監督の気概と責任感に、只々、敬服するばかりですm(__)m
ホント、胸が熱くなるエピソードです。
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ホント下らん余談ですが、、⬇
一昨日の、映画レビュージャンルのランキングで奇跡のスリーセブン!「777」位に選ばれました(泣笑)( ;∀;)
相変わらず低空飛行な私ですが………
「七色」➡「虹」繋がりの無理矢理な余談……
( ;∀;)/
以上、「虹をつかめない男」でした。。
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