『女の座』
今年もクソ暑い夏になり、、
完全に干からび、確実に萎えて行く自分。。
毎日が、熱中症みたいで憂鬱になります……
余談ですが、
50を過ぎたアタリから、身長がミルミル縮みだし…
現在-3cmまで退化。。
ギャクに☝
一昨年前は「骨・皮・筋右衛門❗」と言われる位に激ヤセしてキモかった私が、、
禁煙してからの肥え方がハンパなく、絶賛増量中メタボリッカーな日々。。
極端過ぎる体重の増減……
ダイエット作戦も速攻リバウンドで効果薄(苦笑)
多くは望みませんが、丁度イイ具合に戻りたい
( ;∀;)
そんな、ムシャクシャした時はやはり映画に限りますね👍(笑)
で、今回は、
以前、レビューした成瀬 巳喜男監督の『娘・妻・母』(1960)ばりの、総勢16名のオールスターキャスト作品!
激ヤセ必至?(笑)のワケアリ大家族を描いた群像劇。
次から次へと問題噴出で、思わぬ愛憎劇にまで発展していく……見応え十分な作品です👍
◇ 1962年作品(東宝)
監督 : 成瀬 巳喜男
脚本 : 井手 俊郎、松山 善三
撮影 : 安本 淳
音楽 : 斎藤 一郎
出演 : 高峰 秀子、杉村 春子、笠 智衆、司 葉子、星 由里子、草笛 光子、大沢 健三郎、小林 桂樹、丹阿弥 谷津子、淡路 恵子、三橋達也、夏木 陽介、宝田 明、団 令子、三益 愛子、加東 大介、北 あけみ
《簡単なあらすじ = キャスト紹介 》
荒物店・石川屋の主・石川 金次郎(笠 智衆)は、庭の大きな岩を動かそうとして転倒してしまい一時は意識不明となり、、知らせを受けた子供達が慌ててこの実家に集まって来た。。
その後、意識が戻り持ち直すと、後妻のあき(杉村 春子)は、ほっと胸を撫で下ろした。
駆け付けた、先妻の娘・長女の松代(三益 愛子)はアパート経営をしているが、夫・田村 良吉(加東 大介)は、女好きの性分から下宿人と駆け落ちしてしまった。
長男は三年前に他界したが、その嫁・芳子(高峰 秀子)は、後継ぎとなる息子・健(大沢 健三郎)共々、同居している。その健は勉強が苦手なのに受験をする事に疑問を抱いている。。
次男・次郎(小林 桂樹)は、渋谷でラーメン屋「蘭々亭」を営んでいるが、儲からないこの商売に不満を持つ妻・蘭子(丹阿弥 谷津子)と娘二人の四人で細々と暮らしている。
次女・梅子(草笛 光子)は、実家の敷地に自分の生け花教室を増築する程のヤリ手ではあるが、三十を過ぎても未だ結婚する気もない為、周囲をやきもきさせている。
後妻・あきとの娘、三女・路子(淡路 恵子)は、夫・橋本 正明(三橋 達也)と九州で事業をしていたが、上京を機に実家に長いこと居座り、周囲からも事業に失敗したのでは無いかと疑われている。
四女・夏子(司 葉子)は、勤めていた会社が倒産してしまい失業中の為、次郎の「蘭々亭」で店の手伝いをする事になった。
五女・雪子(星 由里子)は、活発な末っ子気質で愛嬌があり、映画館の切符売りをしている。
ある日の「蘭々亭」、
常連客で気象庁に勤める青山(夏木 陽介)と夏子が出会うと、青山と顔馴染みの雪子のおせっかいも手伝って、お互いを意識し始めるが、夏子には、一流会社の技術員・小宮との縁談話が持ちかけられていた。。
そんな時、
松代のアパートに新たに下宿する事になった六角谷 甲(宝田 明) が実は、あきが前夫の元に残して来た実の息子だった事がわかり、実家に連れて来たが……
あきとは血の繋がらない、梅子はこの六角谷に岡惚れしてしまい、積極的に求愛するが、肝心の六角谷は芳子へ恋心を抱いていた……
果たして、
六角谷の気持ちは梅子になびくのか?それとも……
そんな折、、
石川家に波瀾が巻き起こる。。
………(★既にホボネタバレしてますねm(__)m)
三年前に早世した長男の嫁・芳子を中心に物語は描かれていますが、、
本作も、ホームコメディードラマと思わせといて、、容赦ない「ヤルセナキ」感、満載の作品でした。。(苦)
《波瀾①》
まずは、愛の行方は?
六角谷は、芳子の妹・静子(団 令子)の学生時代からの知り合いだったが、、怪しい商売をしていて金目当てで、石川家に近づいて来たのではないかと勘繰る静子、、それを芳子から聞いたあきは、家族には迷惑を掛けたくないからと、六角谷と梅子にお互いを諦める様に説得して欲しいと芳子に頼んだ……?
この時点で嫌な予感しかしない…(苦)
六角谷の方は本命だった芳子に説得されて、已む無く去って行った。。
しかし、案の定……
強情な梅子は激昂して、、
気が収まらず、、
一方的に芳子を恨み、平手打ち一発✋
ホントに、とんだトバッチリを受けた芳子が可哀想で仕方ない。。
本当にそれで良かったのかなぁ?とは思いつつも、こちらは、収まるところに収まり、何とかハッピーエンド と相成りました!
《波瀾②》
芳子は、実家の中で唯一の他人とまで言われながら、何かと嫌な事を義母から頼まれ、一部で反感を買ってしまったり辛い立場に居るにも関わらず帰る家も無い為、この家に留まっていた。。
それは、石川家の後継ぎとして期待されている息子・健の存在が大きく、芳子としても我慢せざるを得ない状況だったが……
しかし、
健のお通夜では、悲しい席であるにも関わらず、、義弟姉妹達は勝手な詮索をして色々な噂話を始める、、
あまりに家族の態度が悪辣で、観ているコチラが怒りたくなる程シニカルなシーンだったが……
後日、
相変わらず、芳子の行く末や一家の財産等について各々が会話をし始める兄姉達、、
芳子派(?)の四女・夏子がいたたまれずに、
一蹴して咎めると、いい大人達がシュンとする。。
本作で唯一カタルシスなシーンへと繋がり~最後はまた、ちょっとモヤモヤさせてくれます。
現実的に考えれば、当たり前と思える行為も、さも憎々しく演出する所が「らしい」ですね。。(笑)
そして、
出先からの帰途で、金次郎とあきは、財産目当てで自分勝手な実子達ではなく、芳子と三人で暮らそうと持ちかけるが、、
芳子は微笑を浮かべるだけ……
………………
その後の石川家が、どうなるのか?は、
ご自由にご想像下さい……m(__)m
………………………………
という訳で☝
私の「石川家のその後」妄想シリーズ❗
(⚠: 興味のない方は、スルーしてジャンプ⤴)
石川屋は三女の路子・正明夫婦に任せる事になったが、正明が亀の子たわしを大量発注ミスしてしまった事が原因で経営を圧迫した為、店じまいする事に……
堪り兼ねて、家屋全体を二女・梅子の生け花教室を中心とするカルチャーセンターに増改築した事が功を奏し経営も順調に行きプチセレブリティとなる。。(笑)
長女・松代のアパートは……良吉がまた下宿人に手を出し駆け落ちすると、一念発起した松代は、ノウハウを活かしアパートからホテル業へと転身し、その後全国有数の大手ホテルチェーンオーナーとなる。
次男・次郎の「蘭々亭」は、ラーメン屋を早々に諦め「スナック蘭子」へ屋号変更し蘭子ママが経営権を握ることに(笑)、、
四女・夏子、五女・雪子はそれぞれの地で、立身出世した夫と幸せに暮らしている。
そして、芳子は?
結局、金次郎・あき夫婦と同居する事を断り、妹・静子と二人で悠々自適に暮らしていたが、
その二年後、静子の大学の恩師であった○○教授(森 雅之さん(架空の設定))と出会い、結ばれましたとさ!
「終」
「遣る瀬無き」結末は、あまりに辛すぎるので、夢のある「お花畑」なサクセスストーリーにしてみました(笑)
……………………
もとい☝
本作は、大家族の老夫婦が置かれる現実の侘しさと子供達への不信感から、血の繋がらない他人である他界した息子の嫁の優しさに依存して行く、、かの小津安二郎監督の名作『東京物語』に酷似したテーマではありますが、、
成瀬監督ならではの、美談で終わらせないヒネクレっぷりm(__)mが 存分に発揮されていて、コミカルサイドとダークサイドのバランスの良い大変マンゾク出来る作品でした!
★★★☆
◎○▲△◎○▲△◎○▲△◎○▲△
【草笛 光子】さん、当時は三十歳位で「オールドミス」と言われてしまう時代で、可哀想ではありますが…… 岡惚れするとブレーキが効かずに盲進してしまう目眩く情熱の女へと変貌する所が怖かったです…m(__)m 着物姿が、シュッとしていて、正にクールビューティー❗
【司 葉子】さんは、お嬢様みたいに可憐で【星 由里子】さんは、オシャマで活発な末娘!お二人共、若々しく溌剌としていました❗
【淡路 恵子】さん、アッケラカンとした三女で旦那とは似た者夫婦。。その夫【三橋 達也】さん、チャラケていて、しょうもない男っぷりは、50年代の川島監督作品での三橋さんを彷彿としていました❗
【丹阿弥 谷津子】さん、マッタリと生活感が滲み旦那へ憎まれ口を叩くが、何処か不思議な色気があっていい❗当時から安定感のある方でした。
【三益 愛子】さん、『娘~』では、子供達を優しく見守る母役でしたが、本作では全く役柄の違う、ガサツな長女を演じられていますが、、本当に何やっても上手い方です❗
【杉村 春子】さん、基本優しいが?嫌な事何でも嫁に頼みっぱなし(笑)。。後妻の為、どこか先妻の子供達には強く言えない立場等、芳子の次に、ストレスの溜まる微妙なポジションを、リアルに演じられています❗
【団 令子】さん【北 あけみ】さん等、の常連さんも脇役ながら個性を発揮されていました❗
他にもビッグな俳優さんが多数いらっしゃいますが、全員紹介しきれずスミマセン m(__)m
しかし、、
総勢何人?かも分からなくなる程のオールスターキャストで、その上、全員バラバラな性格の人達(笑)のドラマを二時間で纏めあげるなんて、凄い演出力だ❗と、只々、敬服いたしました。m(__)m
★ヨロシケレバ⬇⬇⬇
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