『レスラー』


かの【ミッキー・ローク】氏、主演復活作品。

超体当たり演技でアカデミー賞主演男優賞か?とも囁かれたが、、残念ながら叶わず。。
(※ゴールデングローブ賞や各国の映画賞で多数の受賞はしています。)

あの、ハンサムだった栄光の80年代から、
ゴシップ、スキャンダルの連発で自滅⬇⬇
プロボクサーへの転身にも失敗。。
長らく不遇の時代を過ごした後、、、
当時の面影も無くなった彼に回って来た役は?

過去の栄光にすがる、老いたプロレスラー……

孤高の俳優【ミッキー・ローク】そのものの人生とも重なる役だった。。

(二回目の鑑賞、Amazon primeさんありがとう(^-^)/)

◇ 2008年作品
監督 : ダーレン・アロノフスキー
主演 : ミッキー・ローク、マリサ・トメイ、エヴァン・レイチェル・ウッド、



〈簡単なあらすじ〉

ランディー``ザ・ラム´´ロビンソン(ミッキー・ローク)は、1980年代に一世を風靡した伝説のプロレスラーだった。

時代が変わり、今では各地で小規模興行に出場する程度のレスラーになっているが、彼を知る人からは、未だにリスペクトされる存在だ。。

ある試合で、大怪我を負ったランディーは、、控え室で治療をした後、心臓発作で倒れ、緊急手術の末、命だけは助かったが、医師からは試合の出場を禁止され引退を勧められてしまった。
ランディーは、思いを寄せている、常連のバーのストリッパー・キャシディー(マリサ・トメイ)に心臓の病の事を話すと、現在、離れて暮らす唯一の身内である娘・ステファニー(エヴァン・レイチェル・ウッド)に伝えるべきだと促され彼女と再会するが……
親らしい事を一つもせず、自分から離れて行った父の事を簡単に許せる筈が無く、、理解されないまま彼女と別れた。。

失意のランディーは、これから先、どの様な人生の選択をするのであろうか…?


………………………
(※ ネタバレありますm(__)m)


あまりにも不器用な男の醜い生きざまが、、
心に沁みる。。

この作品は圧倒的に年齢層の高い方々に支持される映画だと思います。

本作は、【ダーレン・アロノフスキー】監督が、主演に【ミッキー・ローク】を使う事に固執した結果、製作費を大幅カットされて作られた低予算映画だったとの事、、
(※ 製作者側からは【ニコラス・ケイジ】推しだったらしい…)

意図的かと思われた、、カメラアングルの少なさやドキュメンタリーチックな作風も、こうした理由があったからか、、定かではありませんが、、よりリアルで味わいのある作品に仕上がり結果、大成功を収めました。

※ もしも、【ニコラス・ケイジ】が主演していたら…?と考えると、、ぞっとしますm(__)m

あまりにもハードなファイトで体を崩し、病が併発して倒れた男、、、
復帰を諦め、生計を立てる為にスーパーでのアルバイトを再開するが、、
彼は1980年代、プロレス界のスーパースター!
あのリングで再び脚光を浴びる為、そして彼を待つ、唯一信用の出来るリングサイドのファン達の為、、正に必死の覚悟で、そのステージに立った。
壮絶なパフォーマンスを繰り広げるが、、
胸の痛みが彼を襲い、、
死へのテンカウントが、彼の耳にだけ聞こえ始める。。

衰えず華のあるうちに引退するのも美しいが、
ズタボロになるまでやり続け、コケにされようが、最後まで全うする事も、その人の選択として、素晴らしい美学だと私は思います。

そして、ランディーの選ぶ道は只一つ、
リングに上がる事だった。。

涙を拭いて称賛の拍手を送りたい。。★★★★

……………………………


エンドロールでは、
【ブルース・スプリングスティーン】のカントリーバラードが、淡々と流れ、ランディーの生きざまが語られます。


※ 訳詞を一部抜粋しましたm(__)m⬇

自由に駆け回るしか芸のないポニーを見たことがあるなら、それが俺……
~~~
中味は砂粒と草だけの案山子を見たことがあるなら、それが俺……
~~~

でも血を流してあんたを満足させた、

これ以上ほかに何を求めるんだ。。

……………………


いつもの余談⬇
私もランディーと同様に、心臓発作を起こし手術(開胸はしてません…)も経験している為、あの痛がる仕草がよく分かります。
最後の試合等は、リアル過ぎて何故か、
私まで胸の違和感を覚え具合が悪くなりました(/o\)

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以前、書いた【ミッキー・ローク】への思いを綴った記事です(笑)。⬇宜しければm(__)m