採用事情の変化 | 経営コンサルティング《ここだけの話》高野聖義

経営コンサルティング《ここだけの話》高野聖義

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医療コンサルティングの高野聖義です。

採用事情が厳しいようです。
看護師、視能訓練士、歯科衛生士など、資格者の採用は難しい状況が続いています。

高給を提示すれば採用も可能です。しかし、それ程の給与を出せないという医院も多くなります。

一般相場よりも、5万円から10万円ほどの給与水準になってきています。
それだけの給与を出せる医院は少なく、どうしても求人を行っても効果が薄いという状況です。

給与水準の高騰にはいろいろな理由があります。

一つは採用に対しての競争が激しいこと。また、採用媒体が変化してきていること。など、いくつかのが理由として挙げられますが、最も大きな理由としては、医療政策の変化が挙げられます。

医療機関の流れとして、在宅医療、訪問歯科を重視する流れは、一般的な外来医院からの人材流出が生まれている様に感じます。数値的な実証データはこれから集めますが、この流れは今後も続くと考えられます。診療所の採用競争相手は病院から変化し始めているのであると言えます。