眼科医院、歯科医院、整形外科の診療所経営コンサルタント 高野聖義(昌則)です。
現代社会は刺激の多い社会です。テレビの中でも淡々と映像を流すのではなく、ズーム、音響、出演者のリアクションなどで刺激を与えメッセージを伝えようとします。
ある見方すれば誘導です。情報の伝え方を工夫することでうまく誘導していくというものです。この誘導に従わないとなると映像発信している側はいろいろな問題を抱えます。
例えばテレビ番組は通常CMがはさまれます。番組の構成としてCMを必ず見てもらうような工夫をしていくのですが、DVDなどの普及によりCMを自由にカットできるようになると短時間で番組を見るようになります。
また、番組の中の映像に関しても興味のある部分だけを視聴し、それ以外を見なくなります。通常は続きはCMの後でというようなテロップを出しながら、CMを見ていないと大事な部分を見損ねますよという刺激を与え、CMを見せようとします。
現代人は意識する意識しないは別で常に誘導されています。誘導されないように自分で考えなくてはなりません。ある脳科学者はテレビは見るなと言っています。雑誌の発行部数が減っていることも、雑誌は常に宣伝であり、お金を払って見るものではないと気付いたかではないでしょうか?当然インターネットがより刺激的な媒体となったことも大きな要因でもあります。
いかに刺激をフィルターにかけていくのかを考えていく必要があると言えます。