眼科医院、歯科医院の医療コンサルタント 高野聖義(昌則)です。
患者満足度アンケートを行うと院長が感じている強みと患者さんが理解している強みのギャップがあることに気付く時があります。
院長が医療技術が高いことが自医院の強みであると理解しても、患者さんにとっては近くて対応が親切丁寧ということを強みとして理解しているケースがあります。
このような医院での口コミは、あそこは先生が優しいといったものになります。もし手術を積極的に行っている医院であれば、手術に関しての告知を強化する必要があります。
この際に気をつけなくてはならないのは、手術件数が増加しないということから、手術ばかりを薦めるドクターの存在です。
院長にこの傾向が多いのですが、手術を積極的に勧めすぎている医院は手術件数が伸びません。これは積極的に薦めてはいけないというわけではありません。手術の種類が多すぎる場合は、どうしても口コミが発生しにくくなり、結果的に手術ばかり勧めてくるという話になります。
眼科医院の場合であれば、まず白内障手術件数を月間50症例以上、できれば月間100件以上を目指す必要があります。白内障手術件数も増えていない医院が、眼瞼下垂やその他の手術を進めすぎてしまうとどうしても手術だけを勧めている医院になります。
伝えられる口コミメッセージは一つが限界と理解していただきたいと思います。
何でもやると、何もやれない医院となります。