医療コンサルタントの高野聖義(昌則)です。
医院のコンサルティングを行っていると、院内のルールをいかに決めていくのかということが大きなポイントとなる時があります。
例えば、勤怠関係のルールです。
多くの医院ではスタッフ数が少ない時代に曖昧なルールを決めています。
まあいいよという状況です。
しかし、次第に働く年数が多くなると自分達の勤務状態が他の人と比較してどうなのかということが大きな問題となります。
一般企業では認められている有給休暇の問題や遅刻早退などの問題です。
最初は曖昧だからはっきりして欲しいという要望があがります。
その後にできたルールに関して不満を漏らすということが大きな流れです。
ルールを厳格にしていくことで窮屈な印象を受けますし、大雑把なルールだけですといい加減な医院ということになります。
人はマイナス面を見つけることは得意です。
しかし、今の実情を客観的に理解し、現状で満足するということは難しいものです。
院長とスタッフ間の話し合いの深さと頻度により解決していく必要があります。
頭ごなしに経営的な発想を持って欲しいと経営者が不満を言うのではなく、お互いの立場を理解して対応していただきたいと思います。
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