医療コンサルタントの高野聖義(昌則)です。
不況の影響なのか、歯科医院の自費売上高が減少しています。
ある医院では、自費の売上高が月間500万円のダウンという状況にもあります。
月間500万円となると、年間6,000万円程度ですから、ひとりで頑張っていらっしゃる歯科医院の年間の売上高と同等ということになります。
このような状況ですと、歯科医院の売上高ダウンも大きな問題ですが、当然歯科医院を対象とする企業も売上高ダウンとなるはずです。
お付き合い先である歯科技工所という業界も同様です。
自費専門でやっている歯科技工所では、大きく売上高を下げている企業も少なくありません。
そのような状況の中で国の補助金が受け取れます。
名目は、雇用の安定化。
売上高が急激にダウンしている企業に、社員の給与の一部を補填するというものです。
申請には、細かな手続きが必要ですし、適応となる企業の条件も多々あります。
詳細は、下記サイトを見ていただきたいと思います。
http://www.mhlw.go.jp/general/seido/josei/kyufukin/a01-2.html
このような助成金は多数あります。
今は会社の存続を果たすことが必要です。
受給額を参考までに掲載しております。
雇用を守り会社を守る必要があります。これは社長の役目です。そのためには活用できるものは全て活用していただき、歯科技工所業界を守っていただきたいと思います。
この中小企業緊急雇用安定助成金以外にも、各種助成金があります。
この助成金などの活用をしていただき、企業の永続を目指して危機を乗り越えていただきたいと思います。
【受給額】
➢休業等
休業手当相当額の4/5(上限あり)
※従業員の解雇等を行わない事業主に対しては助成率を上乗せしています
支給限度日数:3年間で300日(最初の1年間で200日分まで)
教育訓練を行う場合は上記の金額に1人1日6,000円を加算
➢ 出向
出向元で負担した賃金の4/5(上限あり)