やってあげてるの解消 | 経営コンサルティング《ここだけの話》高野聖義

経営コンサルティング《ここだけの話》高野聖義

経営コンサルタントが語るビジネス情報。医療機関の医療コンサルティングにまつわる「ここだけの話」や、最新ビジネス事例について解説。

医療コンサルタントの高野聖義(昌則)です。

歯科医院の院長先生とお話ししていた時に、スタッフを最大限入力活かす方法をお聞きした。

1.感情的に怒らない
2.仕事を任せる
3.やってあげたをなくす
最初の2つについてはまたじっくり説明するが、3つ目が大きい。

スタッフを大事しようと思っている院長に陥りがちな点である。

給料を上げてあげた
備品を買ってあげた
休みを増やしてあげた

などスタッフのためにと思って待遇改善をすると、いつのまにか、スタッフのためにやってあげたと考えるようになる。

これをそのままスタッフに伝えると、完全に嫌われる。

やってほしいとは言っていない
恩着せがましい
など、ひどいものである。

待遇改善は、院長がやりたいからやったと思い込まない限り、この壁は乗り切れない。