最近、私は誰かに見られている。
どこにいても、何をしてても見られている…
その誰かに。
いや、誰かは解っている。
私には双子の兄がいたらしいのだ。
らしいというのは、生まれた時に兄は死産だったらしく、生き残った弟が私だったのだという事を、最近になって母から聞いたからである。
その話は今まで一人っ子として育てられた私には、結構衝撃的であった。
そして、その話を聞いた辺りから視線を感じ始めた。
だからきっとその『誰か』は死んだ方の兄なのだ。
しかし、彼は何を私に求めているのだろう。
何かが起こる訳でもなく、何をするのでもなくただ…
見ているのである。
私は常に見られている恐怖と共に、徐々に私だけが生き残っている事に申し訳ない気持ちを覚えていった。
そしてある日、私は自分なりに彼をきちんと供養してあげようと思い、色々と準備をし、供養をした。
最後に『俺だけ生きてて、ごめんな』と心の中で祈った。
するとどこからか声が聞こえた気がした。
じゃあ俺と替われよ
気づいたら病院にいた。
私には昔の記憶がない。
ただ、一つだけ覚えている事がある。
私には死んだ弟がいることを。
どこにいても、何をしてても見られている…
その誰かに。
いや、誰かは解っている。
私には双子の兄がいたらしいのだ。
らしいというのは、生まれた時に兄は死産だったらしく、生き残った弟が私だったのだという事を、最近になって母から聞いたからである。
その話は今まで一人っ子として育てられた私には、結構衝撃的であった。
そして、その話を聞いた辺りから視線を感じ始めた。
だからきっとその『誰か』は死んだ方の兄なのだ。
しかし、彼は何を私に求めているのだろう。
何かが起こる訳でもなく、何をするのでもなくただ…
見ているのである。
私は常に見られている恐怖と共に、徐々に私だけが生き残っている事に申し訳ない気持ちを覚えていった。
そしてある日、私は自分なりに彼をきちんと供養してあげようと思い、色々と準備をし、供養をした。
最後に『俺だけ生きてて、ごめんな』と心の中で祈った。
するとどこからか声が聞こえた気がした。
じゃあ俺と替われよ
気づいたら病院にいた。
私には昔の記憶がない。
ただ、一つだけ覚えている事がある。
私には死んだ弟がいることを。



