2011年7月12日火曜日18時30分

教室の前の「Schoonmaakavond」の張り紙。
ここにリストがあり、参加する母親はリストに自分の名前を書き込みます。
押し付けがましくなく、自己責任?さりげなく~がオランダの小学校流でしょうか。
よほど、緊急でもないかぎり、担任の先生からは何もいわれません。
緊急のときは、「klasmoeder(クラスの世話役)」のお母さんからメールがきます。
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持ち物リスト:バケツ、粗い目のついたスポンジ、ぬれ雑巾、拭く用の乾いた雑巾、洗剤、掃除機、他
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参加できないお母さんには、お持ち帰り用(!)これ、結構重くて、実に大変!
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休みの渋滞を避けるため、
オランダの学校休みは3地区にわけられ、
来週から北ホーランド州が夏休みにはいります。

夏休み前のは、Rapportavond(担任の先生と保護者との子供の成績懇談会)あり、
この「Schoonmaakavond」があります。

何かというと、保護者が夕方集まって
教室と教材を掃除します。
抄訳すると「お掃除の夕べ」でしょうか。

仕事の後、クッタクタなのに
子供のクラスのお掃除とは・・・・!
結構、最初は疲れるのと、ブツブツ・・・

前の学校の先生だと、コーヒーをいれてくれたり、
クッキーをだしてくれたり
子供の学校の様子やCITOの話し、
子供が普段、どんな様子で
どういった教材、知育教材に人気があるのか
手にとって触って、母親自身使ってみてどうかんじるかとか。
母親同士の情報交換と懇親会をかねているものでした。
どちらかというと、母親会の別形態のようで楽しかったです。

今の40歳代のオランダ人女性は、日本と同様
「シアワセな専業主婦」の母親で育った世代です。
共働きが普通であるオランダでも、
(母親は3日だけなどパートであることが多いです)
小学校のイベントに
「シアワセな専業主婦」が絶対、小学校のこと、
子供の教育に深くかかわる伝統が根強く残っています。
で、オランダ人の母親には「不公平」とかなり不評です。

確かに、父親はおらず、ほとんど母親ですね。
40歳代のオランダ人のパパさん達も、
「Schoonmaakavond」は母親の仕事という認識が強いです。
(口でもごもごってなかんじで、はっきりいおうとしませんが)

とはいうものの、自分達の時代とは、かなり違うオランダの小学校教育のシステムや
共働きなので、他の母親や担任の先生とじっくり話す時間がない母親、
「子供の使う教材は、母親が丁寧にきれいにしたい」という要望も強く、
オランダ人の母親にブツブツいわれながらも、
また、自治体の学校予算削除の上で多いに貢献する
しばらくこの「お掃除の夕べ」Schoonmaakavondは、
オランダの小学校の伝統行事として、続けられそうです。

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