2010年10月30日土曜日

オランダに住んでいると、オランダの観光が意外にできないのですが、ようやく。

マーストリヒト(Maastricht)ラテン語のマース川の渡河地点(Trajectum ad Mosam)であると言われています。
マーストリヒトといえば、マーストリヒト条約(欧州連合の創設を定めた条約)。
単一通貨ユーロの創設と3つの柱構造(欧州共同体の柱、共通外交・安全保障政策の柱、司法・内務協力の柱)が想定されました。

こんな小さな美しい古都が、現在のEUの大きな舞台になったのには、
それだけの影響力がある政治的側面も多い町といえるでしょうか。

マーストリヒトは、実はよく、くるのですが、
じっくり観光は難しいですね。

さっそく、Onze-Lieve-Vrouwe basiliek(我らが聖女バジリカ)をじっくり・・・
(子供連れなので、結構大変)

このローマ・カトリック教会は、11世紀頃に起源をもち、
「Sterr van der Zee(海から聖女の星)」のクーポラは、15世紀と意外に、新しいです。

この時期、ちょうど「Schatkamer(宝物伝)」の公開をしていました。みごとなコレクションで、(大人3ユーロ)ぜひ、おすすめです。

オランダの教会やバジリカを見学すると、オランダの80年戦争や反イコン・偶像運動、フランス革命による教会の破壊で、人々がかき集めた資金と信仰で建てられた教会や像が、みるも無残に破壊された跡は痛々しいです。これらのよく保存された宝物をみると、信仰のよりどころを、死に物狂いで、必死で守ってきた人々の強さと逞しさをかんじます。

「Onze-Lieve-Vrouw」のバジリカや教会から派生した病院や公共施設、通りや広場は多いです。アムステルダムにもOLV病院がありますね。

ヨーロッパ各地に伝わる聖女伝説。海からやってきて、青い衣を身にまとい、奇跡をおこすという。気分は、ちょっと「ダ・ビンチコード」です。$Amariko Newsletter from Amstelveen Netherlands-olv basiliek