ご無沙汰しております。
Twitterでは毎日呟いてますが、アメブロは久し振りの投稿です
2〜3カ月分の出来事を綴るので、長文すみません
検査へ行ったK総合病院
前回の投稿から約2カ月半の間に2つの検査がありました。
一つは婦人科です。
不正出血がきっかけで、子宮頚がん前がん病変の軽度異形成と診断されていましたが、
6月に子宮頚がん検診を受けたところ、軽度異形成は確認されませんでした
初期の段階では消失したり進行したり…その様な事はよくあるそうです。
軽度異形成から癌化するとしたら時間がかかり、5年後とかに子宮頚がんに進行する事があるようです。
「もう心配ないですよ」と言われるまで、根気よく経過観察を続けて行きます。
そんな中、体質改善を期待して、漢方薬(煎じ薬)を毎日煎じて飲み始めました。
40分間クツクツ煎じて、1日3回飲んでいます
お腹も冷えており、浮腫みやイライラ、疲れやすさもあります。免疫力も低下気味
そんな肉腫治療には良くない私の体の状態に合わせて、漢方の先生が煎じ薬を処方して下さいました。
煎じ薬と外出時の顆粒エキス剤
現在は、【桂枝茯苓丸】と【加味逍遙散】を飲んでいます。
効果を信じて長く飲み続けたいです
そして6月末〜7月初旬、
PET-CTと造影CTの検査とT先生の診察の為、鴨川のK総合病院へ飛びました
昨年4月、再発手術で入院していた時ぶりのK総合病院です。
同時に、多くの方に助けられ、命を救ってもらった感謝な一年となりました。
鴨川の地で様々な事を思い返しながら、検査を終えてT先生の診察室へ。
検査の結果、今回は再発や転移は確認されませんでした
気になる好中球/リンパ球比は、相変わらず少し高めで、以前に比べ徐々に上昇していました(低めの方が良い)
また、リンパ球数は1200台とこれは徐々に下がっていて、「2000以上の方が多い中、まだ1200あるからいいけど、これ以上減らさないように」と言われました
「下がるとは?」とT先生にお尋ねすると。
「下がるということはリンパ球の数が少ないということ。
悪性腫瘍を取り囲む兵隊(リンパ球)の数が少なかったら隙間が空く。
リンパ球がどんどん減ってくるとスカスカになり隙間を抜けられる(再発転移の危険性)
だからリンパ球は減らさない方がいい」
では、「リンパ球を減らさない、免疫力を下げない為にはどうしたらいいのか?」とお尋ねすると、
「肉腫の患者さんはストレスにまともに当たるとダメだから、先ず逃げる。
ストレスをまともに当てられないようにする。
来て当たってしまったらすぐ出す。逃げて出す」
「ストレスから逃げて、ストレスを出す…免疫力を下げないサイクルですね」
「その人の生活環境・仕事の環境とか人それぞれ違い、ストレスは個人個人の問題だから、
私が言った『ストレスから逃げて、ストレスが来たら出す』この事を思い出し、それぞれの局面で右に行ったらいいのか?左に行ったらいいのか?自分で考えること」
長年多くの肉腫患者さんを診て来られたT先生がそんな助言を下さいました。
参考にして、肉腫に立ち向かえる心と体作りをしたいです。
そして、鴨川に2泊3日滞在中、検査結果を待つ不安な時間を含めて一人の時間があまりに長く、メンタルが少し弱ってきたので、
砂浜の木の枝を集めて「アリガトウ」とメッセージを書きました。
お世話になった医療従事者の方々へは勿論、
大切な患者仲間が大きな手術をして入院中で、
昨年の私のように病院の窓越しに海を眺めていたので、見えたらいいなぁと思いました。
書いた翌朝、大雨だったのであっという間に消えたな…と思い込んでましたが、現在もまだ残っているそうです
最後に、平滑筋肉腫に罹患するまで、そして、平滑筋肉腫に罹患してからも、人知れず心と体が悪い状態が続きました
それを、地元の先生方、T先生グループの先生方、看護師さんや理学療法士の先生など医療従事者の皆さん、仲間達に助けられ、
だいぶん健やかな状態に近付きつつありました。
そんな中で一つ、高校生の頃から患っている体に良くない症状があります。
○十年近くずっと一人で付き合い続けています。
「これを治したい」「これを完治させたい」
ここ1カ月で強く思い始めました。
その症状か出ている最中、急にハッと自覚しました。
虫の知らせというか…直感です。
「いつかは肉腫で体が弱り症状がおさまるかもしれないけど、治らないまま、治療しないまま死にたくない!このままじゃ嫌だ」
○十年近くで初めて沸き起こった病に対する前向きな感情です。
幸い県内に全国でも数少ない専門のセンターや専門医の先生方がいらっしゃったので、
多くの事を背負い込んだ心をケア・サポートして下さっている地元病院の心の主治医に、
「生きているうちに高校の頃から続くこの症状を治したい。
9月12月翌3月の検査でまた再再発や再転移したら肉腫治療一色になり、この病のことは考えられなくなる。
今のうちに治したい。
この症状は肉腫治療にも絶対によくない。肉腫治療にも不利益・悪影響だと思う。
専門の所でしっかり治療したい。今しかない」
と自分の気持ちをありのまま訴えました。
忍耐強く、目の前の患者の私に様々な事を説明し、言い聞かせて下さる主治医と沢山意見を交わし、話し合い、最後は大学病院への紹介状を書いて下さいました。
命の恩人…心より感謝致します。
専門の病院には、私以上に重い方や辛い状況の方が多いかと思いますが、
高校生の頃から症状が出ていたのに、この1カ月で初めて「これを治したい!」と心から願った初心を忘れず、治療の機会に感謝してしっかり向き合いたいです。
初心忘るべからず
平滑筋肉腫に罹患し、再発や転移までしたということは、完治よりその都度その都度治療しながら、経過観察の検査を含め一生涯この病と付き合って行く感じです。
再発や転移なく10年近く経過観察をされている肉腫患者さんでも、12.3年目で再発や転移することがあると聞きました。
肉腫の完治は…なかなか難しいです。
そんな中、頭痛にしろ、風邪にしろ、虫歯にしろ、虫刺されにしろ、子どもの病や怪我にしろ…
「完治した」「治りましたよ」「やった!治った」と安堵し喜べることは、何て奇跡的で素晴らしいことでしょう
「自ら治す」というをことを忘れていました。
「治して行くんだ」という感情を思い出しました。
「治す」と心に決めました。
治癒意欲
一生涯のお付き合いの平滑筋肉腫の治療の為にも、心残りの治せる病は治し、なるべく長く生きたいです。
皆さんも治せる事を信じて、周囲の人や医療従事者の方々の助けを借りながら、
諦めないで、
一緒に生きて行きましょう
一緒に生きて下さい。