術後11ヶ月目のCT検査 | Renge☘️下大静脈平滑筋肉腫

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2018年5月下大静脈平滑筋肉腫を地元病院で切除。6月K病院の肉腫科と医療連携。2020年3月再発。下大静脈を人工血管、肉腫と右の腎臓と副腎摘出。10月O大呼吸器外科で肺転移切除。12月睡眠時無呼吸症候群。2023年子宮内膜異形増殖症。5月右肺転移手術。2024年5月左肺転移切除

今日は、地元の病院で血液検査と造影CT検査でした。


年配の方の多い検査待ちの待合室に座り、

同年代や若い世代の方々が懸命に働かれている姿を見ながら、


「私は、ここで何をしているんだろう…」


と、フッと心が虚(うつろ)になる時間帯がありましたが、

親切な医療者の方々にサポートされ、

術後11ヶ月目の血液検査や造影CT検査を行いました。

静脈注射で造影剤が身体に入って行く時、

身体がカーッと熱くなるのを感じながら、

色々な人の名前が浮かびました。


地上にいる人、天上にいる人、大切な人たちの名前が。

存在に力をもらいました。

造影CT検査が終わったら、沢山の水分を摂取し、

造影剤を早く排泄する必要があります。


このジャスミン茶を飲みました。


このジャスミン茶は、昨年の5月の手術・入院中、病院のコンビニで購入し、

病室でよく飲んでいた思い入れのある飲み物です。


退院後、コンビニで見かけると、いつも思い出します。

そして、自分を励ましたり力付けたい時は、このジャスミン茶を手に取り飲んでいます。


180円くらいと割高なので、100円のジャスミン茶を飲む事もあるのですが、

やはり、元気をもらえるのは、入院中にいつも飲んで、


「大丈夫…大丈夫。」


「生きよう…生きるんだ。」


と、不安や心配で覆われていた自分自身に言い聞かせ、

気持ちを落ち着かせながら飲んでいた、

このジャスミン茶を手に取ります。


このジャスミン茶を飲むと、

命を助けてもらったことや、

手術や入院時にがんばっていた時の気持ちを思い出します。


きっと一生、忘れない、想い出の飲み物です。

そして、検査結果を待つ間、外科の待合室の椅子に座り、
遠藤周作さんの「女の一生・一部キクの場合」を読んでいました。
昔から何度か読んでいる本です。

いつか手を取られてみて下さい。

「女の一生・一部キクの場合」(新潮文庫) 
遠藤周作

遠藤周作さんは、私が洗礼を受けたカトリック麹町・聖イグナチオ教会の地下聖堂に納骨されているそうです。

聖イグナチオ教会の地下にあるクリプタ聖堂(納骨堂)
へ繋がる階段のステンドグラスです。
遠藤周作さん、あなたの本に教えられたり、考えさせられる今日この頃です。

クリプタ聖堂(納骨堂)の聖母子像。
話しが脱線しました。
すみません。

検査結果は大丈夫でした。

ご心配をおかけしました。

ありがとうございます。


約一年前、腫瘍が見つかった頃からお世話になり、

初発の手術を執刀して下さり、

現在、経過観察して下さっている主治医の先生と、

久し振りに診察室でお話が出来て、

この一年を振り返り、感謝の気持ちを新たにしました。

肉腫の病、先の事は全く分からないのですが、

この一年、お世話になった方々への感謝の気持ちを胸に、

今日一日、今日一日、

大切に生きて行こうと思いました。

その事とは別に、私事で心が少しザワザワしています。


この一年、色々なことを経験しました。

私自身がまだまだ未熟ゆえ、

悩んだり、迷惑をかけたり、モヤモヤしたり…

そんなことの繰り返しです。


誰にも相談が出来ないのですが、

自分のことだから、自分で受け止め、自分で乗り越えないといけないですね。


少しでも、心の成長が出来ますように…。


どうか、今晩や週末が守られ、

心の平安を保てますよう、お祈りをよろしくお願いします。


私も祈っています。

大丈夫よ大丈夫。信じていて…ね。